薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

市民による事業仕分け

2018年07月29日 | 日記

2年前に市原市が導入した事業仕分け「事務事業の市民点検」が今日行われました。

実は昨日、今日の2日間の開催だったのですが、台風12号の影響で今日のみになってしまったことは残念です。

9時から16時30分まで、18事業の点検がありました。

市原市の事業仕分けは、他の自治体にはない「市民が質問し判定する」スタイルなので、市民の声を生で聞ける貴重な機会なのですが、傍聴に来た議員は数名しかいなかったことは非常に残念。

事業仕分けの生みの親である構想日本の方がコーディネーターになり、1つの事業について職員が説明し、無作為抽出で選ばれた市民が質問。質疑を深めながら市民が事業の必要性を判定(廃止・要改善・継続)するのです。

こちらは「バス交通等地域対策協働事業」と「バス運行対策費補助事業」

ちょうど先月議会で質問した事に関わる事業だっただけに、聞きながら熱が入りました。

市民が議論できるように、コーディネーターが論点整理をしてくれます。

 

こちらは「狭あい道路後退用地整備事業」

 

続いて「マイナンバー普及啓発事業」と「公用車の活用」

この事務事業の市民点検を通して、鋭い質問をする市民に脱帽です。市原市の市民力はスゴイ!

事業の効果を上げるために何が必要なのか、課題はどこにあるのかを市民が追及し職員が答える場面では、ある時は市民目線で、時には職員を応援したくなることも。

こんな「せめぎ合い」が市原市議会にも必要!

学ぶことが沢山あった「事務事業の市民点検」

参加された市民の方、職員の方、そして構想日本の皆さま、お疲れ様でした。

 


台風12号

2018年07月28日 | 障がい

大阪に出張していた夫は昨日の夜には帰ってくるはずだったのに、丸ビルのリムジンバス乗り場が分からず迷っていたら飛行機に乗り遅れてしまい、急きょもう一泊することになった。

仕方がないことだけど、台風12号の接近で夜中に避難なんてことになれば、私一人で息子を連れて行かなければならない。

常に準備している非常用袋の他に、合羽、長靴も準備。浸水した時に備え2階にペットボトルや食料を用意して万全を期したものの、不安で夜は余り眠れませんでした。

今日の昼前に夫が帰宅するとホッとし、一気に眠気が。いやー、日頃はなんだかんだと夫に注文つけて文句言ってきたけど、やっぱり大きな存在なんだな~。

昼食を済ませてウトウトしていると、市からの防災アナウンスが聞こえてハッと目が覚める。クーラーをかけて締め切っていたのに、よく聞こえたもんだと自分でもビックリ。

「高齢者、身体が不自由な方、幼いお子さんがいる方、避難を開始してください」「最小限の荷物と軽食を持って」「避難所は○○公民館・・・・」

ついに出た!と、玄関に脱出用意。

我が家から一番近い避難所は? 国分寺公民館か千種公民館。どっちに行こうかと迷う私を尻目に、微動だにせずリビングで横たわる夫。

カチンときたが、夫は雨雲の様子を見ながら「家にいて大丈夫だ」と言い切る。なんだ、この自信は?と思いながらも、夫がいる安心感でもう少し様子をみることに。

一旦強まった雨は次第に小降りになり、これなら大丈夫とホッとしたが、これは結果論で息子のような障がい者がいる場合、やっぱり避難すべきだったのか。

そこでちょっと考えなければならないことが。家のすぐ近くにある京葉高校は避難所とされているが、今回は避難所として開設されていない。つまり地震と大雨の避難所は違うということを市民は理解しているのだろうか。

ましてここは路線バスもなく、国分寺公民館や千種公民館に避難するには車が必要。車を運転しない高齢者はタクシーを呼んで避難所に行かなければならないことになる。

これって、避難のハードルが高すぎない? こんな時タクシーは来てくれるのか、それより日頃からのご近所との付き合いで助け合っていくのか。避難所は徒歩で行ける所が望ましいと思うんだけど・・・と、あれこれ考えさせられました。

台風12号は、これから関西、中国地域に。大きな被害が出ないことを祈ります。

 


避難のタイミング

2018年07月09日 | 日記

西日本豪雨の死者はついに200人を超えてしまい、行方不明者もまだ60人以上おられるとのこと。想像もつかないほどの大災害になってしまいました。

私の夫の実家(岡山市内)は避難勧告が出たようですが、家屋の被害はなく無事でホッとしましたが、義母の実家(倉敷市)は床上浸水の被害に。なんと一階の軒下まで浸かってしまったそうです。

義父母が慌てて駆けつけましたが、土砂が流入した家屋の片づけはとても手に負える作業ではなく、高齢の自分たちが倒れてしまったらかえって迷惑になると思い早々に帰宅したとのこと。

こんな時、遠くに住んでいては何の力にもなれず、ただただ見守ることしかできない情けなさが募ってきます。

大災害が起こる度に想像するのは、息子を連れての避難。息子のオムツや経管栄養剤などを入れた非常用の持ち出しリュックは2つ。夫がいない時に、私一人で息子を車椅子に乗せて2つのリュックを持って逃げられるのか・・・。

いや、それよりも避難のタイミングが重要なのです。

高齢者や障がい者の避難は「特別警報」が出た時には遅く、その前の「大雨警報」の段階で避難しなければならいって事。このタイミングをしっかり叩き込んでおかなければ、非常用の持ち出しリュックを準備したって意味がない。

過去の災害の教訓から学ぶべきことは一杯あったはず。しかし、その教訓を生かすのは自分自身。

明日は我が身。今一度、森山家の危機管理を考え直さなければと思っています。

 

これは先週末に撮った地元の風景。市民ネットワーク通信のポスティングで汗だくになりました。これって平和ですよね。

 


市原市の「スポーツ条例」

2018年07月05日 | 日記

市原市では今年度の組織編成でスポーツ国際部が設けられ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてオリパラ推進室も新たに誕生しました。

オリパラ前の市原市のスポーツ状況ですが、来月には千葉県で世界女子ソフトボール選手権が開催され、市原市のゼットエーボールパークも試合会場になっています。この選手権に出場するニュージーランド代表チームが今月25日に来日し、市内の養老川臨海球場で練習試合やトレーニングを行うんです。

そして来年はラグビーワールドカップが国内で開催され、アイルランド代表チームが市原市をキャンプ地にすることが内定しています。

世界トップレベルのアスリート達に触れ合う機会や練習が見られる、またとないチャンスが市原市に訪れているのです!

そこで議会ではこのような流れを市民の皆さんにも知ってもらい、スポーツを通して市民が元気になれるような「スポーツ条例」を作ろうと検討委員会を立ち上げました。

今日はその初日。どのような内容を盛り込むのか、意見を出し合いました。

条例づくりって難しそう・・・と思っていたのですが、アドバイザーの安藤さん(元代表監査で市職員)から条例の作り方や整理の仕方を聞くうちに、不安は吹っ飛びました。

私は障がい者のスポーツ状況の改善や、共生社会を実現できるような条例にしたいと思っています。

 

 

 

 


ホッとする間もなく・・・

2018年07月04日 | 日記

議会は7月2日の正午に閉会し、午後からは「議会だより」を作成する広報委員会に出席。

盛り込む内容や紙面のレイアウトなどを、議会事務局の職員と各会派から選出した委員で話し合いました。市民の皆さんに読んでもらえるよう、親しみやすい紙面を心掛けています。

それは「市民ネットワーク通信」も同じで、今日は2回目の編集会議。

えーっ、議会が終わったばかりなのに、もう2回目? そう、今議会の報告を載せる通信の編集作業は、すでに議会中からスタートしているのです。

例の如く私の原稿は修正の赤ペン満載! 議会質問の原稿で四苦八苦した後に、再び通信の原稿で悶える森山・・・。

まだまだ編集会議は続きます。

 


中学生も奮闘 「水防訓練」

2018年07月01日 | 日記

今日は炎天下の中、市原市水防訓練が行われました。

今回は消防団、自主防災会、建設連合協同組合に加えて五井中学校の生徒10名が初参加。大人に混じって土のうを作り、基本積み工法を学んだことは貴重な経験になったことと思います。

周囲の男性に比べるとまだ体格が小さい中学生にとって、土のうはかなりの重さです。体を反らして運ぶ姿を見て私も持ってみみたら・・・毎日40Kgの息子を抱き上げているのに、土のうは想像以上に重い!

消防団の方は手慣れたもの。

市の職員もテキパキこなしていきます。

基本積み、防水シートを用いた改良積み、月の輪工法など、土のうの積み方は状況に応じて様々。

これはT型マット工法といって、堤防の法面(のりめん)を保護するもの。

こうした訓練によって、市民が守られていることに感謝です。

日差しが照り付ける中で作業された皆さん、本当にお疲れ様でした。