薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

「もったいない文化」を見直したい

2018年04月07日 | 日記

先週から、議会速報、ネット通信の発行に向けて編集会議が続いています。

議会速報は、山本県議と小沢市議、山本県議と私の2バージョンで作成し、12日に五井駅、13日は姉崎駅に立って朝6時頃から配布します。真冬はまだ暗くて寒くて辛いのですが、この季節になると随分ラクです~。

今回のネット通信の1面は、義務教育は無償というけど制服や体操服、算数セットなどの購入で、入学時には結構お金がかかるよねーって事を取り上げます。

かつては兄姉のおさがりは当然でしたが、今は周りの子どもに合わせないと恥ずかしいという風潮が強くなってきているようです。

例えばランドセルは必ず持たせる必要はないと言われても、皆がもっていると我が子だけ持たさないとうわけにはいかず、家庭によっては経済的に苦しくても用意せざるを得ない。

こうした暗黙の「普通ライン」が、「みんな違ってみんな良い」という多様性を認められにくくしてるんじゃないかな~。

日本語の「もったいない」は、世界中に「MOTTAINAI」という言葉で浸透しつつあるのに、本家本元がまだ使えるもの(おさがり)を捨てて新しい物を購入する風潮なのは如何なものか。

学校から「おさがりを持たせて下さい」と言えば、有効活用できるのにね。

日本の「もったいない文化」を、日本人が見直す時代になってきているように思います。

 

 


介護は体力が勝負

2018年04月02日 | 障がい

ブログの更新もできずご無沙汰してるうちに、すっかり春になってしまいました。

新年度を迎える春は、子どもの頃から新しい出会いにウキウキする大好きな季節なのですが、今年はちょっとブルーな春。

というのも、2週間前から右腕に力が入らなくなり、息子を抱き上げて車椅子に載せることもできなくなってしまいました 

通所施設への送り出しのため毎朝ヘルパーさんに来てもらうことになりましたが、朝はニーズが集中するので送迎車が来る時間より30分~1時間も早くの訪問。曜日によって訪問時間も異なるので、朝からドタバタです。

車椅子など高さがある所からは抱き上げることはできるのですが、床から抱き上げることができないので、当然入浴も困難に・・・。

ちょっと良くなってきたからと先週末に頑張って入浴させたら、抱き上げたとたんにバランスを崩してこけてしまいました。しかし母は息子の頭をカバーし2人とも無傷! 私って、スゴイ! いや、自慢している場合ではない。

1年前に階段昇降機を設置して我が家のバリアフリーは万全!と思っていたのに、リビングで寝転んでいる息子を抱き上げられなく日が来るとは想像もしてませんでした。甘かったなー。

リビングにベッドを置けば車椅子への移乗もラクチンだけど、常にベッドで過ごすのは病人みたいで抵抗があって踏み切れない。

休日は親子でゴロンと昼寝。こんなこともできなくなっちゃう。

でも、こんなこだわりも捨てなきゃならないのかと思うと、なんとも情けなく思えるのです。

介護は体力が勝負!介護者である親が負担にならないような生活スタイルの見直しが必要になってきました。