今日は息子の発熱で、一日中家にこもっていました。
ちょっと手入れでもするかと庭に出てみたら、枯れた芝生の隙間から可愛いタンポポが!
収穫せずにいた大根からは、花芽がでています。
春なんですね~。
そして春は別れと出会いの季節でもあります。
東海小学校の校長先生がご挨拶に来て下さり、もう退職されると聞いてちょっとショックでした。
今年度赴任されたばかりなので、もう1年はいらっしゃるかと思っていたのに。
町会の回覧板にあった「学校たより」で、福山校長先生が書かれた文章がとても素敵だったので紹介します。
「はきものをそろえると 心もそろう 心がそろうと はきものもそろう ぬぐときにそろえておくと はくときに心がみだれない だれかがみだしておいたら だまってそろえてあげよう そうすればきっと世の中の人の心もそろうでしょう」
いまから50数年前、この詩を作ったのは、長野県の円福寺の住職 藤本幸邦さんという人です。戦後、親とはぐれ孤児になった子どもたちを引き取り、寺で育てました。我が子同様、あるいは我が子以上の愛情によって育み、海外の難民などの支援へと発展していきました。
学校生活の中でも、自分の靴箱の靴を揃えることが大切であり、それができる子は他人の靴も揃えることができるのです。トイレのサンダルなども、誰もが次の人のことを考えて揃えることができると、気持ちの良い学校や社会になります。
私の大好きなニューヨーク・ヤンキースの田中将大選手は、高校入学時に多くの学校から誘いがあり、学校見学をしました。その中でも一番遠かった北海道の駒大苫小牧高校に入学を決めたのです。兵庫県伊丹市の中学生・田中君の決め手となったのは、野球部のスパイクや運動靴が下駄箱にきれいに揃えてあったからだといいます。
とても簡単なことですが大切なことを、福山校長先生が気付かせてくれました。
息子が熱を出さなかったら今日お会いすることはできず、ちょっと変ですが息子に感謝です。