薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

キムタクが市原市に

2018年08月27日 | 日記

今日、議案について聞きたいことがあったので第2庁舎(古い10階建ての方)に行くと、第1庁舎(新しい方)に移動して殆どカラになっていた1階に電気が灯ってる!
そう、上層階から少しずつお引越しが始まったのです。

で、私が行きたかったのは経済部。わー、市長室があった4階に移動してる~。
すっかり様変わりしたフロアの端に「いちはら国府ブランド」の旗が!

聞き取りを済ませて隣の観光振興課の前を通ると、観光に関するパンフレットがたくさん並んでいて、その中にこんなものが!

えっ、これ最近封切りされたばかりの映画のパンフやん。ここにシネマでもできたか?って、そんな訳あらへん。
当然、何でここにあるん?と疑問がわく。
で、課長にお尋ねしたら・・・。

さてさて皆さま、驚きのニュースです!
なんと、市原市役所(あれ、議会棟やったかな)で映画のワンシーンが撮影されたとのこと。
そうです、キムタクが来たんですって! 「へーッ、へーッ、へーッ」でしょ。

キムタクと一緒に食事をした職員もいるらしい。
「なんで教えてくれへんかったん?」と言いたいところですが、こんなミーハーが押し寄せたら撮影はできませんよね。

世間には知らせず密かに有名人に会える。こんな役得があっても良いやん。職員のモチベーション上ったかなー

一瞬だけの場面だそうですが、それを探しに映画を見るのも良いつですね^_^


息子、久々の発熱

2018年08月25日 | 障がい

もうすぐ9月議会が始まります。昨日は小中学校空調整備事業や総合計画の成果検証など13項目についての説明会があり、今日は会派ごとに行われる議案説明会。
議案説明は9時スタート。息子の施設送迎車が来るのは8時半なので、送り出しの準備と自分の用意の同時進行でバタバタの朝です。

あれ、息子の鼻がジュルジュル・・・。首のあたりに熱感があるが検温では平熱。お腹を触ってみるが、これも平常と変わりなし。
なぜお腹を触るのかというと、脇の下よりも早く熱が分かるからです。もっと早く症状を把握できるのは肛門。
息子は自力排便ができないので、指でウンチを出す「摘便(てきべん)」をしなければならず、その時に肛門内がいつもより熱いと感じたら、その数時間後に脇の下が熱くなるのです。

昨日の摘便ではいつもと変わらなかったのにと思いながらも、ちょっと気になることを伝えて送迎車に乗せましたが、議案説明中に施設から電話が・・・。やっぱり熱が出ちゃったのね。

「ごめんね無理させて」と、心の中で息子に謝りながら施設に迎えに行きました。

帰宅してからはドロドロの黄色い鼻汁を出しながら、寝る寝る。

熱は39℃まで上がりましたが、胃腸に問題がなければ胃瘻(いろう)から水分を取れるので脱水の心配もなく、病院に行く必要はありません。 但し排尿の量や色はチェックします。

むやみに薬は使わず、闘え闘え!

夜には37℃台に下がり、鼻汁も少なくなってきました。ホッと一息ついて私も就寝しまーす。

 


共に学ぶ学校づくり

2018年08月23日 | 障がい

大阪市立大空小学校の1年間を追ったドキュメンタリー番組「みんなの学校」が関西テレビで放送されたのは、もう4年以上も前の事。
大反響を呼んだ番組は小規模な映画館での上映後、DVDでの自主上映会が全国に広がり現在でも各地で開催されています。

今日は市の教育委員会が大空小学校の当時の校長・木村泰子先生をお呼びして、市民会館で教職員研修会が行われました。題して「共に学ぶ学校づくり」。

実は2年前には市民ネットの有志で実行委員会を立ち上げ市内で上映会を開催しましたが、木村先生のご都合がつかずお話が聞けなかったことが残念でした。

去年は市内で発達障害の親子を支援する「こころサロン Aun」の代表・遠藤さんが木村先生をお呼びして上映会を開催し、ここで私は初めて木村先生に出会って衝撃を受けたのです。

これは、その時に撮った写真。 

以前のブログにも綴りましたが、教育の世界に1年間も報道を入れることに教育委員会から反対があったのでは?とお聞きしたら「なんで教育委員会にお伺いを立てる必要があるん?教育は誰の為にあるん?教育委員会の為でも教師の為でもない。目の前にいる子どもの為や」と。

ガンチクあるー!

今日も、木村先生は「一番しんどい子が安心して来られる学校にせなアカン」と話され、地域住民や保護者がいつでも学校に来れるようにして教師だけでなくみんなで子どもを支える「チーム」を作ることの大切さをお聞きしました。

木村先生のお住まいは私の実家の近く。講演前にご挨拶に伺うと「会えると思ってたー」と木村先生。

再会を嬉しく思いながら聞き入った講演会でした。


岡山の帰省

2018年08月17日 | 日記

11日から16日まで、お盆休みをいただいて夫の実家、岡山に帰省してきました。89才の父と84才の母は介護認定を受けることもなく、買い物や通院など全て2人でこなしているぐらい元気で、家の中も綺麗に片付いている驚きの高齢者です。

特に父はじっとしていない人で、しきりに片付けまくるので、「落ち着いてゆっくり食事もとれん」と母が愚痴をこぼすぐらいです。

その片づけに一層拍車がかかったのは、先月の豪雨で倉敷にいる親戚宅が軒下まで浸かってしまったことがキッカケでした。
災害にあった時、不要な物が多いと片づけがいかに大変かを父は感じたようで、大切な物は全部2階に上げるため整理を始めたようです。

かくして家を出た息子たちが残していった書籍が段ボール箱に詰められ、夫は必要な物とそうでない物を振り分ける。中には名簿があり「これはいらん」と言うと、父は1枚1枚シュレッダーにかけゴミ袋に詰めていく。

で、夫が持ち帰ったものは、段ボール箱に詰めた写真とコレ!

ちょっとアンタ、35年も置いたままの本、これホンマにいるん? 実家が片付いた分だけ、我が家は片付かない・・。

父を見習って、私も家の中を片付けなくては


姉ヶ崎駅にて

2018年08月10日 | 日記

今朝は6時から姉ヶ崎駅で、ネット通信の配布。ジリジリ照りつける陽射しで、背中が痛いほどでした。

通りゆく人も汗をかき、ハンカチでぬぐいながら階段を駆け上がって行かれます。

そういえば私も勤めていた頃は、汗を拭きながら小走りで満員電車に飛び乗っていたっけ。

開放的な季節のせいなのでしょうか。先日の五井駅でも今日の姉ヶ崎駅でも、いつもより受け取ってくれる方が多く、配布していてテンションが上がりました。

でも手を伸ばしてくれる方は、殆どが男性で50歳代以上と思われる方。女性で受け取ってくれる方はほとんどいません。

政治は暮らしにつながっているのに・・・と、残念な想いがします。

それともう一つ。バスから降りてくる人が本当に少ないこと!

10年前の交通実態調査では、鉄道で移動する人の割合は10%なのに、バスで移動する人の割合は0.9%。この差は駅まで歩いて来る人も含まれますが、駅までバスを利用せず家族に自家用車で送ってもらう人が多いのです。

まー、バンバンひっきりなしに来る来る、自家用車! こうして路線バスは衰退してしまうのでしょうか・・・。

「どうする?相次ぐ路線バスの休止」って記事を載せたネット通信を配布しながら、通勤時間帯にどれだけ自家用車が来るのか、一度調査してみたくなりました。

 


時間が足らない!

2018年08月07日 | 日記

今日は一日中びっしり事務所で会議。

午前中は政策委員会で、市民ネットの8部会(市民自治まちづくり・歴史文化・環境・子ども・保健医療・福祉・平和・ジェンダー)の報告と、市の来年度予算に向けた予算要望書づくり。

予め市にこれまでの要望に対し実施状況の回答をもらっているので、尚求めたいこと、新たに求めたいことを皆で整理しているうちに、気が付けばもう昼過ぎ。残り半分は次回に持ち越しです。

午後からは月に2回行っている運営委員会。先日開催した五味先生の講演会の反省や、これから企画するイベントの運営、市民ネット通信113号の記事(えーっ、1週間前に112号ができたばかりなのに!)など、3時間があっという間に過ぎてしまいました。時間はいくらあっても足りません!

明日は13時30分から市原市勤労会館(youホール)2階で、「市原の環境問題」についての学習会を開催します。
講師は県議・山本友子さんと、市原市民で環境問題に取り組んでいる水野行雄さん。
昨今、非常に問題になっている再生土や、これまで散々悩まされてきた残土・産廃など、市原市が抱える環境についての学習会です。

お時間ある方は、是非お越しください。

そうこうしてるうちに、9月議会の質問通告の締め切りまで約2週間!

またまたプレッシャーの日々に突入・・・

 


すてきな終活 Part2 ~がんになってもこわくない~

2018年08月05日 | 日記

今日は「すてきな終活 ~ガンになってもこわくない~」の講演会を開催しました。
主催者挨拶なんて、特別支援学校PTA連合会の会長以来のこと。

この講演会は昨年2月にも開催し、小さな会場は立ち見がでるほどの大盛況で、「もう一度聞きたい」とたくさんのお声をいただいたためPart2として企画したのですが、今回の会場は320人キャパの大ホール。どれだけ集客できるのか不安でしたが、皆で手分けしてポスター貼りやビラ配りに駆け回り、今回も客席はほぼ満席の大盛況となりました。

猛暑の中、来て下さった方に感謝です!

講師は前回に引き続き、市原市で在宅医療に携わって26年、これまでに3,000人以上の患者さんを在宅で看取ってこられた、五味クリニックの五味愽子医師

終末医療について、どんなお話しだったかというと・・・

人が死ぬときは食欲が低下し脱水傾向になり、血液が凝固して脳の循環が悪くなり、意識がもうろうとしてきて呼吸が浅くなる。低酸素状態から、さらに意識が落ちて、脳内モルヒネ様物質βエンドルフィンが分泌して、幻覚が見えて、安らかに美しく天に召される。これは神様が動物すべてにくださる、この世で最後のプレゼントです。
ただし、自然にまかせ、あらがわず見守っていられた場合に限ります。
症状が悪化し、食べられないからといって胃ろうなどで人工的にチューブで栄養剤を流し込んだり、脱水だからといって点滴をしてしまえば、プレゼントは消えてしまいます。
「意識がなくなった」と家族が救急車を呼べば病院に搬送されて、点滴が始まると天国から引きずり戻されるのです。
この医療行為は医学的には正しいものですが、寿命が延びる分だけ先の苦しみを伴うことになります。
点滴のチューブを抜かないように手を縛られ、長くなると床ずれがでてきて痛みが増す。それでも生きていかなければならないのです。
だからこそ、患者が自分の最後をどう迎えたいかを事前に意思表示しておく必要があるのです。

在宅医療は、ここ数十年置き去りにされてきた「自然な死」を迎える、いわば医療の原点でもあると感じました。

今回は五味先生のお話の後、3名の訪問看護師さんからもお話を伺いました。

在宅医療を支える人は医師や訪問看護師だけでなく色んな職種の人がいること。関わった数々の看取りから人生の最後を安らかに迎えた患者さんの話。そして患者さんが自分の思いを勇気をもって周りの人に伝え、自分自身が主体者となってどんな医療を受けたいのかを決めることができるのが在宅医療なのだというお話をしていただきました。

写真の真ん中の渡辺ナースは、実は私の息子が8年間お世話になっている訪問看護師さんです。熱血で息子も私もだーい好きな方。冬に撮った写真ですが、ご覧のとおり満面の笑み!

訪問看護師は家族の一員でもあるのです。

医療は病気を治し症状を軽くしてくれるものであっても、人は医療を受けるために生きているのではない。

医療で最も大切なものは、医師や看護師と患者の心が通じ合うことではないでしょうか。