トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

木型はお客さま仕様です。

2018-07-20 17:55:23 | Boots
つい先日、テレビのCMを見たんですが、アン・ハサウェイさんキレイです。






どうしてあんなにキレイなんでしょう・・・・・・






いつか道端でバッタリ会ってもいいように日頃から身だしなみを整えておこうと思った夏の日です。














さて、工房ではお客さまからオーダーをいただいたブーツの木型を調整しました。






トンリョウでは初めてオーダーをいただく際にお客さまの足に合わせた木型を作っています。





足はほんとにさまざまで同じ足長(通常だと靴のサイズと言われているものです)でも形や各部分の寸法がかなり変わってきます。




例えば甲は標準的な数値なのにボールガウス(指の付け根あたり)が平たかったり、つま先から甲にかけては少しふっくらしているのに踵は小さめだったりとたくさんのケースがあります。






スニーカーの場合、アッパー素材が柔らかかったりアッパーとライニングの間や中敷きにスポンジが入っているので足あたりがソフトになり 『痛い』 と感じる事が少ない事と靴紐が革靴に比べてつま先よりのところからあるので調節できる範囲が広くなります。

なので大きめのサイズを履いても紐をギュ~~~っと絞めればカパカパすることなく歩けるんですよね。




たいして革靴はアッパー素材がスニーカーに比べて硬いものが多く、スポンジも入っていないものがほとんどです。



なので合わない靴を履くと 『痛い』 と感じることがあるのでしょう。




ただ、スニーカーもサイズが合っているのではなく靴紐でなんとか合わせているという状態の方がたくさんいらっしゃいます。




私もスニーカーを履きますが歩いていると踵がスニーカーの内側に行ってしまうことが多々あります。
(スニーカーだけでなくサンダルなんかは踵をホールドしないのでもっと激しいです)



これは足の底面と履き物の底面が合っていないから起こることです。



足と靴選びは寸法だけでなく形や肉の付き方によってもサイズに違いが出るぐらいのシビアなものなんです。










と、前置きが長くなりましたが今日調整した木型はいつもと少し違いました。







普段はあまり調整しないココを削りました。

かかとです。




かかとは形が複雑なので革を貼って肉盛りする分には問題ないんですが削るとなるとなかなか大変なんです。



まずは形、形をキチンと整えないと足の収まりが悪くなってしまいます。







もう一つは左右で同じ形にする事です。



革を貼って肉盛りをする分には同じ形、位置、厚みにすればOKですが削るとなるとそうはいかないんですよね。




なのでけっこう時間がかかってしまいます。




今回のお客さまは甲廻りの寸法に対してかかとが小さかったのでこのように調整しました。




削ったあとはこんな感じです。

イイ感じに削れました。








あとは採寸したときの足の形と寸法に合わせて終了です。

今回のお客さまはかかとで大変だった分、甲廻りはそれほどの調整は必要ありませんでした。




パッと見 『甲に革を貼ってあるだけ』 に見えますがそうじゃないんですよ。







さあ、木型ができたので次は型紙です。





今回製作するのはエンジニアブーツです。




カッコいいエンジニアブーツを作らなくちゃ!!!








































トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 21,000(税込¥22,680) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代   ¥108,000(税込¥116,640)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
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Tong Liao (トンリョウ)
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