トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

中底の違い。

2018-08-19 19:19:51 | Boots
あ~、ソース焼きそば が食べたい。















独り言です。












今日は8月19日ということで “俳句の日” で “バイクの日” でもあるようですね。







でも私のカワサキさんはまだ車検から上がってきません。


暑さも和らぎバイクにも乗り手にもやさしい季節になるのを待ってくれてるんでしょうかね。





youtubeで ちょこちょこバイクの動画を見て気持ちを鎮めてます。









さて工房では吊りこみ前の中底加工をしました。




今回はハンドソーンとグッドイヤー(手ですくい縫いをするので正確にはグッドイヤーにはなりませんが・・・・)で作るブーツとシューズがあるので中底の違いを紹介します。


以前にも紹介したんですがあらためて。






まずはハンドソーンの中底ですが ハンドソーンの場合、中底の革を水に浸けます。



革は水に浸けることによって柔らかくなるので水に浸けるんです。



水に浸けたあと表面が少し乾いてきたら木型に仮止めをします。




その後 革の水分が飛んだらすくい縫い用の突起を作ります。
(写真を撮ってないので文章だけで・・・・・)



その為中底の革が木型の底面とピッタリの形になるんです。



こんな感じですね。

仮止めの釘を抜いてある状態ですが木型とピッタリですね。




中底の革はこのような形になってます。





革自体が保形されてますね。


中底に使うヌメ革は一度濡らしてから形をつけるとこのように保形されるんです。

そして少しだけハリが出るんですよね。

なので履いたときにブーツ全体で足を覆うような感覚がするんです。



ヌメ革の厚みも6mm以上のものを使うので長く履き続けたときにも違いが出るようになってるんです。





グッドイヤーの場合はこのようになります。

中底の革にすくい縫い用のリブテープを貼った状態です。


ヌメ革の厚みは4mmです。
(既製品の靴は3mmの革も多いようですね)




グッドイヤーの場合は平らでないとリブテープが貼れないためこのようになってます。



この中底を木型に仮止めします。



するとこのようになります。

どうしても木型から浮いてしまう所ができてしまいます。


もっと仮止めの箇所を多くすればもう少し木型に密着するんですがあくまで仮止めの状態で形を合わせているだけなのでハンドソーンのように中底自体が木型の底面の形にはなりません。



あとはアッパーを吊りこんでから木型の形に近づくようになります。





既製品のセメント製法(婦人靴も)などは中底を木型に付ける前に木型の形に合わせてプレスするので木型の形と合った中底を使ってますね。





グッドイヤーでも木型の底面に合った中底に貼れるようなリブテープの素材と機械ができればもっとしなやかな履き心地の靴ができるんじゃないですかね。






今回は私の試し履き用にグッドイヤーでエンジニアブーツを作ってみます。





どれだけ履き心地に違いが出るか楽しみです。





























トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 21,000(税込¥22,680) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代   ¥108,000(税込¥116,640)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
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