トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

ドブ伏せ

2018-08-29 18:28:25 | Boots
昨日、ようやっと歯医者に行ってきました。


吸着力がハンパないキャラメルによって虫歯の詰め物が取れてしまったのはお盆前のことでした。



「歯医者さんもお盆休みに入っちゃうかなぁ」 とか 「どこの歯医者さんに行こうかなぁ」 などを考えてたらあっという間に8月末に・・・・・



意を決して行ったのは初めて行く歯医者さんです。

場所が通勤途中だったので仕事を休むときも行きやすいと思いその歯医者さんにしました。




通勤途中ということもあり電話で予約せずに直接行って予約をとったんですが、けっこう予約がうまっているようで少し待って昨日治療してもらいました。






今回は虫歯の詰め物の他に前歯の裏が欠けちゃってたのでそこも治してもらおうと思い歯科助手さんに診てもらったあと先生が登場です。



ロマンスグレーといったらカッコ良すぎるかもしれませんが少し貫禄のある先生で 「では治療を始めますね。ウンウン、ここかぁ。それと奥歯は・・・  あぁ、ここですね。」 と。


その後 先生が 「ではこれから治しますね。」 と言ったんです。





私は 「ん!?もう治しちゃうの?何回かに分けて治療するんじゃないのかな??」 と思ったんですが言葉の伝わり方は色々なので少し言葉が足りない先生なのかな? ぐらいに思ってました。





すると 「では削っていきますね。」 と言い歯医者さん特融の 『キュイ~~ン!』 という音をたてながら私の歯を削っていきます。




私の記憶がある歯医者さんで一番勢いよく削る先生でした。




その後、口をゆすぎ また椅子を倒して横になると先生が 「ではこれから詰めていきますね。」 と・・・・・・




あれ? 『今日はここまでです。また次回来ていただいて・・・・・』 と次回があるものがと思っていたら詰め物をしている様子です。




しかも2箇所とも。


終わったあと先生が 「じゃあ何回か噛んでください。」 と紙を挟んで噛んだあと 「噛み合わせを合わせていきますね。」 と言い また機械で詰め物を削っていきます。

同じ作業を3回して 「どうですか?気になるところはありますか?」 と聞かれたので 「大丈夫です。」 と答えると先生から 「ではこれで終了です。お疲れ様でした。」 と・・・・・



私が 「ありがとうございました。」 と言う間もなく椅子から立ち上がりその場を去りました。





待合室に戻り、名前を呼ばれると 「治療は今回で終わりなんですが診察券をお渡ししておきますね。」 と言われたのでビックリして 「えっ!?終わりですか!?」 と聞き返しちゃいました。





私が今まで行っていた歯医者さんは一か所の治療で2~3回ぐらいは行っていたと思うので1回で終わると思ってなかったんですよね。
(1回で終わるんだったら場所を気にしなくてよかった




あらためて治療箇所を見てもキチンと治ってますし、不具合もありません。




すばらしい歯医者さんでした。







私もあの歯医者さんぐらいサクサクこなせるようになりたいものです。















と余談がと~っても長くなりましたが今回は “ドブ伏せ” という作業?を紹介します。







ドブ伏せとはすくい縫いをした後の処理です。






ハンドソーンウェルトの場合、一枚の革からすくい縫い用の突起を作るんですが突起を作るために切り取った革を捨てずにとっておきます。





そしてすくい縫いが終わったらその切り取った革を元の位置に貼り中底の革を平らにするんです。






切り取った革はこんな形をしています。

接着剤を塗った状態です。



革包丁を使って突起を作っているのでこのように切り取った革が残ります。






すくい縫いが終わった中底はこのようになってます。

ッすくい縫いは一針一針手作業です。

片足で1時間弱かかる作業なんですよ。


革の色が薄くなってる部分が切り取った部分なのでそこに先ほどの切り取った革を貼っていきます。






するとこのようになります。

平らになりましたね。





このドブ伏せの作業をする職人さんとやらない職人さんがいます。



この作業をする理由は文章だと伝えにくいので詳しく知りたい方は工房まで遊びにきてください。







しかし、この “ドブ伏せ” という呼び方、どうなんですかね?




突起を作る作業を “ドブを起こす” と言ったりもするんですが靴作りを始めた頃の日本の職人さんは遊び心があったんでしょうね。









 


















トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 21,000(税込¥22,680) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代   ¥108,000(税込¥116,640)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917  / 090(2634)0207
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
※不在の事がありますので先にご連絡をください。