<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

「観音菩薩立像」

2009年06月30日 |  ブログ
堺市 観音菩薩立像

堺市の堺市博物館には日本最古・最大の白檀仏が展示してあります。

残念なことにこの立像には両腕がありません。

なんとなく女性を思わせるようなふくよかな顔と身体。
憂いを含んだ微笑は、固唾を呑む美しさです。

この立像を見て思い出したのは、

ミロのヴィーナス

ルーブル美術館エントランス入ったすぐのところにケースにも入ってない状態で置かれています。

このヴィーナスも上半身が裸、
ふくよかな女性の姿で西洋人らしい顔立ちですが、どこか意思の強い顔でもあり
柔らかな女性らしい表情をたたえています。
ミロのヴィーナスは大理石像ですが、発見されたときいくつもの破片でした。
今はつぎはぎだらけの像ですが、その貴重な美術品は
ルーブルの象徴でもあります。

堺市の観音像と両腕がないことといい、とても共通点があるのです。

ともに「美」を表現してある点、作者不詳、発掘された数ある美術品の中でも突出したものであるのは間違いありません。

私はいつも思うのですが、作者不詳の美術品が発掘されたとき、その価値は誰が決めるのでしょうか。
けれど、長い間愛されてきた美術品は、やはり「万人が認める美」が存在すると思います。

私の目から見ても堺市博物館にある「観音菩薩立像」と「ミロのヴィーナス」はいつまで見ていても飽きない、真の美しさがあると思いました。

美しいものを求める人間の心理はきっと誰もが平等に持っている心なのでしょうね。
コメント
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