今日は4年生が小篠貯水池の見学に出かけました。交通機関が使えないため、30分ほど歩きます。子どもたちに「歩ける?」と聞くと、自信満々に「大丈夫でーす!」との答え。元気いっぱいに出かけていきました。
現地では小篠貯水池のことを教えてくださる講師の先生に来ていただき、説明を聞きました。
実は現在、小篠貯水池は工事中。来年の3月には工事が終了し、水を貯め始めるそうです。
水がたまった状態での貯水池の写真です。(7年前のブログより)
小篠公民館での質問コーナーです。
「貯水池ができるまでは小篠には水田はなかったのですか?」
「工事の中で一番大変だったのはどのような作業ですか?」
「今のように機械がない時代ですが、すべて人の手で作業したのですか?」
などなど。たくさんの質問をしていました。
すごいなと思ったのは、質問の最後に「自分は~だと思います。」と自分の予想を話していたことです。事前にしっかり学習してきたことが分かりました。
講師の先生が答えてくださったことをしっかり記録する子どもたち。
充実した学習になりましたね。帰りもしっかり歩いて帰ってきました。さぞかし給食がおいしかったことでしょう。
そんな今日の給食は「栗ご飯」「松風焼き」「豚肉と大根の煮物」「お月見のすまし汁」「牛乳」の5品でした。「十三夜給食」だそうです。ボリューム満点でした。
<小篠貯水池メモ>
小篠地区の人たちは、たくさんの米を作るのに必要な水を小篠川から引くために、地元の小俣孔元(こうげん)さんという人が中心となって、1927(昭和2)年に工事を始め、みんなで協力して11年という長い年月をかけて、堤防を作り、1938(昭和13)年に農業用水の大きな貯水池を完成させました。そのおかげで、およそ12ヘクタールもの水田を開くことができ、たくさんの米が生産できました。
※わたしたちの大月市(2019年大月市教育委員会発行)より