1967年、邦題「俺たちに明日はない」ウォーレンビーティとフェイダナウェイ主演、不況時代のアメリカ30年代に 実在した
男女二人組の強盗、ボニーとクライドの凄絶な生きざまを描いた、アメリカン・ ニューシネマの先駆け的作品・・・。
なんだけど、子供の頃TVで観て心に残ってる好きな映画の一つですな。
公開当時は暴力、セックス、芸術・・・なんて言われたようだけど、別に暴力性もそれほどないし、セックスも
実際出てこない。ので安心してご覧になれますよ、夏休みにいかがですか?(笑)
なんと言うか・・銀行強盗などの犯罪を犯してるんだけど、意外に常識的で心優しい主人公達が、だんだん
好きになっていく、映画として一番魅力的に映る作品・・。これまたストーリーなんざたいしてないからね。
でもボニーとクライドのかっこよさとかさびしんぼうぶりにだんだん二人を応援したくなっちゃうんだよね。
ま、でも印象深いのはやっぱり衝撃的なラストですな。
時代が時代なんでクラシックカーとかふんだんに出てきて、そういうのが好きな人も楽しめますよ。
そうそう、衝撃的なラストと言えば一番最初の「猿の惑星」ね、あの映画のラストは凄かった。
これまた子供の頃、びっくりしたなあ・・。昔はほぼ毎日夜9:00から、なんちゃらロードショーって
やってたからね。マカロニウエスタンとか戦争映画もよくやってたな・・。
アルパチーノの「狼たちの午後」なんかも主人公が犯罪者なんだけど、うまく描くと、肩入れして
捕まらないでほしいなあとか思うから不思議だよね。最近はハリウッド映画など、ストーリーは脚本家が
書くから複雑で面白いんだけど、主人公がどうも影が薄かったり、それほど魅力的でなかったりの
場合もあって、そうするとあんまり記憶に残らないよね。余韻もあんまりないし・・・。
ストーリーもものすごく大事なんだけどさ・・・それを上回る役者の存在感ってのも映画を観る醍醐味だよね。
昔のアランドロンの映画とか・・。シルベスタースタローンのロッキーだってあらすじより、イタリアの種馬、
ロッキーバルボアをみんな好きになっちゃったってことでしょ?(笑)