教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

マイクの位置には意味がある

2015-09-20 | 音楽的アドバイス

たまにちょっとした誤解(?)と思っている行為の一つに、「マイクの位置」を

動かしても、どこでも同じだと思っている人がいる。

もちろん、フロントの3本のモニター環境をほぼ同じにする場合もある。

ただ、大体は「そこに立っている人が一番よく聞こえるように」モニター環境を

作る場合が多い。

全員が歌う場合、上手のマイクには上手のモニターから一番大きく声を

返し、センターからはほどほど、下手からもほどほどに返す。

同じく下手は下手のモニターから一番大きく、その他はそれよりは小さめに

返すことによって、自分の声が一番大きく、その他は少し小さめに聞こえる

ようにしている。

なので、それを動かして、上手のマイクを下手などに持っていくとあまり良い

環境にならない場合がある。

 

たまにメンバーの立ち位置がステージ内で変わると言うことで、自分のマイクを持って

その位置まで行ってしまう場合があるけど、それは出来ればやめた方がいい。

PA卓で気づけば、その立ち位置で良く聞こえるように調整することも可能だけど、

後付けなので、良い環境に出来ない場合もあるし、気づかない場合もある。

 

「人間に向かって」モニターがついてくるわけではなく、「任意の位置に置いてある

マイクに向かってモニター環境が構築されている」ので、立ち位置がガラっと変わる場合は

マイクは持って行かないで、「そこに立っているマイクを使う」のがベターだと思う。

 

まあ、ライブハウスによっては、「どのマイクも同じ設定」のところもあるかも

知れないけど、それは、小さめのステージでどこにいてもほぼ同じように聞こえる

中音の場合はそれほど神経質にならなくてもいいので、同じ設定にしてあるのかも

知れない。