「つぶつぶ★DOLL」
相模原市民会館のホールで開催されました「さがみはら演劇祭 Same Star Sky」!
第一部はミュージカル!第二部はT☆ROCKSが誇る(?)「つぶ★バンド」による生演奏に
つぶ主要メンバー&全員での歌とパフォーマンス!
↓演劇とミュージカルの合体のような、本格的なショーです!観客は全員感動してました。
つぶ★バンドは4曲の演奏。前半は数名でしたが、最後は全員(たぶん)での合唱。
(つぶ★バンドを探せ!)
さて、今回は内容より、皆さん興味があるであろう、これだけ巨大なステージになると、
ライブハウスとどう違うのか、音響は?などを、レポートしてみたいと思います。
まず、さすがにステージは広い!下は前日のリハーサル風景。
T☆ROCKSからドラム一式、ギターアンプのJC-120&台、ベースヘッド&キャビ1台を
持ち込み。主催者の方とあまり密に連絡が取れなかったので、いったい、どうなるのか
さっぱりわからず。モニターさえあるのかないのかもわからない状態(苦笑
まあ、でもね、自分の予想としては、仮に自分用のモニターがなくても、ドラムの生音と
ギターアンプから漏れてくる音、それとVo用にはきっとモニターがあり、ステージ上にいれば
聞こえるだろうから、なんとか演奏は出来るだろうとは思っていたよ。
これが、アコースティックギターとかキーボードとか音源を流して演奏するとか、モニターが
しっかりしていないと致命的な楽器だと危険だけど、一応、自分のアンプを背に演奏出来て、
生ドラムがいるわけだから、やりづらい可能性はあるにしても演奏はなんとか出来るだろうと
思ってはいた。
↓ステージ後ろ。あこがれの”ドラムの後ろに立って演奏”が出来た!(笑)。
↓この広さのステージにしては頼りないモニターに見えるでしょ。それがそうでもないんだな。
なぜかと言うと・・・。
結局ね、要は”広さに正比例して歌や演奏はやりやすくなる”とやや乱暴だが言い切ってしまおう。
T☆ROCKSがステージ上やフロアに吸音材を貼ってデッドにしている意味がやはり正解だった
と再認識できる音響だったな。
まあ、つまりはライブハウスはどうしても”狭い空間にそれに見合わない量の大きさの音を
出す”と言う矛盾、無茶をやっているわけで、そうすると、狭い場合はなるべく”反響させない”
くらいしか手立てがない。
ところが広い空間だと、音はどんどん散ってゆくので、跳ね返ったり、アンプの位置が近くて
音がダイレクトに必要ない人に当たったり、同じようにドラムの位置が近かったり、また
必要以上に音が反響して回ってきたりしない。
それだけでも凄く有利なのと、モニターを遠くにおいて大きな音で返せるのも有利だと
思われる。と言うのも、音を出している(歌っている)音源より遠くにあればハウリングに
断然有利になるからだ。
今回のステージではボーカル用モニターは左右にあるのみで、センター(お客さんから
見える位置)にはない。
歌っている人は生演奏している楽器隊よりは数メートル離れているので、かなり良く聞こえる
はず。また楽器隊にもよく聞こえる。
また客席の方からの反響もほとんどないと思われ、一番怖かった”外音が時間差で戻ってくる”
”音が回ってなにがなんだかわからなくなる”と言う症状はなかった。
↓こんなに広いんだぜえ!(スタンドは壊れて使用不可だった)
まあ、そうは言っても、細かいことを言えば色々あるよ。
これ、もしかしたら、同じ環境でも人によっては(バンドによっては)、いろいろと注文をつけた
かもしれない。要するに細かいことは抜きにして、「ざっくりと、大雑把に全体が聞こえるので、
この状態でも演奏は出来ますよ」ってレベルの話だよ。こと、ドラムに関しては、そりゃT☆ROCKS
の方が合わせやすい。すぐそばにいるし、アタックなども聞こえやすいからね。ここでは数メートル
離れるから”縦のリズムをきっちりかっちり合わせよう”なんてレベルの演奏はなかなか難しい。
イヤモニしているわけでもないし、そもそもモニターからドラムは返していない。
自分たち「つぶ★バンド」は”この程度でも十分演奏は出来ますよ”ってレベルで話を進めてる。
自分たちのステージじゃないし、主役はつぶつぶドールなわけで、演奏隊は”歌が最善の状態で
歌えるよう”に音量や音質などもわがままは言わない。
なので、リハでPAさんに「何か問題はありますか?」って聞かれて全員「何もないです」で終わり。
全員生音でなんとかしちゃった。唯一、何かの拍子でギターの音量がアップした際にその音量で
モニターから返ってきたので、下げてくださいと言ったのと、Mako-sanが「TOSHIさんが上手に
来た際に困らないように」と言うことで上手にベースを返しておいてくれたのみ。
こういうところで、細かく細かくモニター環境を作るとかえって危険なこともあると思うんだ。
まずモニターから一歩も動けなくなるし、お客さんが入ったり、何かのはずみでモニターバランスが
崩れたりしたら、演奏しにくくなってしまう。自分の持論としては”ざっくり聞こえてりゃOK”くらいの
感じかな。こと、つぶ★バンドの面々に関しては海千山千なので、まあ、経験だけは豊富だろう
からね(笑)。あんまりギャーギャー騒がない。
あと、面白かったのは、アンプのボリュームはギターもベースも結局T☆ROCKSでやっているときと
変わらなかったってこと。さすがにここまで広いともう少し上げることになるかなと思ったけど、同じ
だったわ。
そして、やはりこの広さだと、あこがれのアレですな。”ステージ側面の花道を歩いちゃう”ってやつ。
オーケストラピットも開放しているので、この段差がたまらん(笑)。
↓このように側面まで行って演奏が出来る。ワイヤレス万歳!
ドラッチの後頭部を見ながら演奏も出来た!
本番では、ギター・ソロの際にここに上ってずっと演奏していた。なげ~なーなんて思いながら(笑)。
それにしてもステージをあっちこっち広く使いながら演奏すると気持ちいいね~。もちろんつぶドル
よりは前に出ないように(笑)、イングヴィじゃないんだから。グラハムの前を横切っちゃいかん。
割とMako-sanの動きも見ながら動いたね。ある程度合わせた方がいいかなと思って。ただ途中で
見失っちゃうんだけどね。どっか行っちゃうんだ。客席とか行ってたんじゃないかな。
そうだ、誤算が一個あった。最後の曲でほぼ全員で歌ったって言ったけど、あれね、歌う人が
多すぎてステージ内のボーカルの音量が結構大きくてドラムから離れるとリズムを見失いそうに
なって、慌てて目で確認した。スネアを叩くタイミングを見て、目で合わせたよ。あんなのは初めてだ。
あと、ステージの袖の花道に出る際に、当然、PAスピーカーの目の前を通るわけだけど、その際、
大音量に耳がやられそうになる(苦笑
↓おまけ。楽屋で出たお弁当。