みすず刈る信濃の湖(うみ)で出逢いたる
幼(おさな)姉妹ら我に懐きて
(筆者近詠・信州美鈴湖にて)
湖が好きな私は、
以前から一度訪ねてみたいと思っていた。
美鈴湖はさほど大きくはないがとても美しい。
もともとは灌漑用の池であったのだが、戦後、改修整備
されて人造湖となったそうである。
岸辺に下り立つと、ふたりの女の子が近づいて来た。
「おじさん、何処から来たの?」・・・
おしゃべりが止まない。
家族で遊びに来ていて、近くで両親は釣りをしている。
姉の方は釣りについて、とても詳しい。
私にも釣ってみろと釣具などを持ってきてくれ、餌の付け方
まで伝授してくれた。
夏休みが終わりに差し掛かる頃だ。
こんな風景っていいなあと、しみじみ思った。
持っていたチョコをお礼に上げて湖を後にした。
♪ 樺の木の仄白き 影も薄れゆく
寂しさに君呼べど・・・♪
今宵はこの辺で。つづきはまた。
ごきげんよう。