講演活動を始めて35年余、若い頃はよく「情熱的に語る」などと、新聞記事にも書かれていた。まさに「燃える命」と言おうか「命の燃焼」的心意気だった。講演内容も「教育問題」が主であった。しかし、この20数年は圧倒的に、より専門的な内容の講義が多くなった。スーパーバイザーとして、専門の領域で話をする。5月もカウンセリング関連での講義が続いた。この画像は「こころの電話」の相談員の方々に対する研修である。相談員の方々は本当に真面目で一生懸命である。他人(ひと)様の、心に関わるお仕事であるから、そうでなくてはならない。私も全身全霊を傾ける。一講入魂である。如何なるご質問にも誠心誠意お答えをさせて頂く。相談員さんの背後には、悩みや問題を抱える沢山の人々があるからだ。この「こころの電話」の開設以来30年間お呼び頂いて来た。当初の相談員さんは、もう、お1人だけになった。お目に掛かると、恰も「戦友」のような気がする。
私自身、この仕事の緊張感が好きだ。頗る充実感が漲る。ふつうの人の8時間を120分に凝縮した密度の高い仕事と自負している。プロはいつも斯くありたいと思う。セミリタイアの身だが、老いてなお「一隅を照らす」yo-サンの心意気である。
<閑話休題>
ちょっと楽しい、いや恥ずかしいかな。こんなこともある。たまにお伺いする、ある読書会さんから、今度は拙著を選ばれて例会を持たれるという。著者を目の前において・・・。世話人さんは「本当に贅沢ですね」なんて。「いやいや、こちらこそ」なんて申しましたが、内心うれし、恥かし。元々shyなyo-サンなので、どうなることやら・・・。
実はこれには訳がある。それは、拙著を読んで下さり「感想文」を書かれた方があった。その文集(テーマ:郷土作家と私)を図書館で目にされた方が是非にyo-サンをと相成った次第である。
拙著を「孫が生まれたら、その両親に・・・」と書いて下さっている。この一文に接すると目頭が熱くなってくるyo-サン。そうです。老いぼれて涙腺がおかしくなってきたのかも。
と言う訳で、なかなか、のんびりとブログ更新する間がなくて。今宵はこれにて。