赤いくつ履きし乙女に巡り合う開港の道青き風吹く(筆者近詠)
元町、山手町界隈をそぞろ歩いて、港の見える丘公園へ。若葉の木漏れ日がとてもやわらかく、頬をかすめる風はもうすっかり初夏の装いでした。
青い海に浮かぶ白い船や、ベイブリッジを眺めながら山下公園に。
「赤いくつはいてた女の子像」に出合いました。野口雨情の童謡「赤い靴」の主人公がモデルになっています。
思わず「赤いくつ はーいてたー♪」と、赤岡綾子さんの歌唱指導を思い出しながら口ずさんでいる私でした。
雨情と啄木は新聞社勤めで知り合い、意気投合し交流があったそうです。ふたりの作品を味わうにつけ頷けるところです
その昔「あなたとふたりで来た丘は 港が見える丘・・・♪」という歌がありました。ここでもつい口ずさんでしまいました。
この歌は戦後間もない頃発表され、平野愛子さんが歌われていたと思います。私が幼い頃、父がレコードでよく聴いていました。電蓄と呼んでいた大きな木製の箱型のプレーヤーで78回転のレコード盤が回っていました。
半世紀も前に聴いたのに妙にしっかりと覚えています。
歌のつづきを・・・
色あせた桜ただひとつ 寂しく咲いていた
船の汽笛 咽び泣けば
チラリホラリと花びら
あなたと私に降りかかる 春の午後でした♪
この公園のネーミングもこの歌に由来するのかもしれませんね。
ロマンチックなひと時のyo-サンでした。
今回は思いつくままに、推敲も致しませずに。ごきげんよう。
先生のご講演はずいぶんと拝聴して来ましたが、このような啄木や旅のお話は一度も伺っておりません。
いつも、教育問題ばかりでしたから。
一度、旅の話あれこれとお聴きしたいです。
どうぞいつまでもお元気でいらして下さいね。