コミュニケルーム通信 あののFU

講演・執筆活動中のカウンセラー&仏教者・米沢豊穂が送る四季報のIN版です。

終活の旅路 3

2019-08-07 | life
半世紀求めし図書は多けれど座右の二冊は親鸞啄木

旅は非日常そのもの。特にひとり旅は思い切り自分に返る時間。元々、物見遊山、名所旧跡巡りなどは二の次だ。
電車などは沿線の景色の良い路線を選ぶ。山や海などは何よりだが、特別の風景でなくても、その地に暮らす人々に思いを馳せる。なので、つい途中下車してしまうこともある。
荷物はいつも最低限。夜はバックに入れてきた愛読書を繙く。半世紀近く読み続けているのがこの2冊。表紙も擦れ切れてきた。読書百篇ぐらいではきかない。読むたびにいつも新鮮!ワクワクする。今度の旅も親鸞と啄木の同行三人の旅。 
丹後は宮津駅から再び京丹鉄道に乗る。まずは宮津線終着の豊岡に向かう。今度も普通電車でゆっくり車窓を眺めながら。
yo-サン、今日は何処の旅かしら・・・。電車に聞いてみてくださいな。



  車内に行き先が!どうも鳥取方面のようですね。
  人生の旅路だって、常に変わりゆくものなんです。
  来し方の確認、残された命に向かう。
  死は待つものではない、見つめて行くものだ。
  一刻一刻を愛おしみながら・・・。

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2 コメント

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芙蓉(fuyou)さま (yo-サン)
2019-08-07 23:48:09
メッセージ痛み入ります。
いつもあたたかな交信(心)を忝く存じます。

仰せの通りです。「文芸」の臨時増刊です。
昭和30年3月発行とあります。蔵書にお有りでしたか。
何だか、とても嬉しいです。懐かしい初恋の人に出逢った
ようにムネキュンでした。

「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」

中学生の頃に口遊んだものでした。もう、3年前になります
が啄木のふるさとを訪ねました。それも終活の一つでした。

恥ずかしながら、罪業深重とは、この私のことです。いつも
泥田を這い回っていますのが本当のところです。
それではまた、あれこれと交流を楽しみにしております。
どうも有難うございました。
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親鸞 啄木同行三人ですか (fuyou)
2019-08-07 22:21:53
yo-サンさま

そうなんですか
石川啄木の臨時増刊誌の表紙をなつかしくおもいました
私慌てて本箱を探しました
残念です表紙がとれていますがきっと同じだと思います 定価百二十円
昭和30年代に求めたように思います
  手袋を脱ぐ手 ふと休む何やあらん 
     こころかすめし思い出のあり
なんて

そもそも終活の旅路ならば私この年代ですものとっくに出発していなくては

解らないことばかり
だから生きて行けるのでしょうね

お導きくださいませ
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