今の精神科〈心療内科〉主治医は、自らのアスペルガー症候群を公にカミングアウトしている。
当事者の医者からは、的を得たアドバイスを受けこともある。似たような背景のある先生の、障害?を生きてきたことからの発言は、時に非常に心に響く。
今の主治医は、神田橋先生のやり方を取り入れる私を、尊重し、寄り添ってくれる。私の状況を観察し、判断をしてくれる。
また、年金機構や県の保健当局に信頼されている医師として名高く、社労士方面の評判がとてもいい。
だから初診1年待ち。これ以上込み合ってほしくない。
しかしやはり、限界を感じる。
私は喘息もちである。喘息の治療を、喘息治療で名高い医師にかかっている。
喘息主治医には、私の診察室〈呼吸器科の〉での所作を見ただけで、
精神科系の話はしなくても、私が愛着不全、支配的子育てを受けたことにより、いろいろな病気を抱えている。
ということが、見える。とのこと。
喘息主治医は癖の強い変わったという評判の先生だが、アスへではないと思う。
ただ、思ったことは口にしてしまうタイプで
「あっ。これは俺の守備範囲じゃない」
「あっ。これは俺の守備範囲じゃない」
が口癖の先生。
呼吸器科医師としてはとても優秀だと思う。治療のおかげでステロイドから離れることができたから。
アスペルガー症候群を確定診断した元名大教授や、そこを紹介した精神科勤務医からも、私を診察でよく観察しつつ、親も診察をしたうえで、私への教育虐待を指摘され、親と距離を取るよう指導されたことが思い出される。
今の主治医は、その点の勘所が、患者の所作で、患者の背景にある愛着障害を感じ取るということが、できない、わからないようだなあ。
僕は福祉職だった頃、利用者の所作や記録をみて何となく、利用者の愛着障害を感じ取って、上長に相談したことを、思い出した。
福祉屋に親子問題介入は、作業所を利用してもらうかとグループホームに入れるとか、福祉制度を利用して物理的距離を作る。ことぐらいしかできないけどね。
私にもまた、普通の人が感でわかることが、具体的に説明してもらわないとわからない、理解できないことがある。
そこが、この障害の限界だなあと。思うな。