「生涯引きこもり」と宣言された私の、超豪華オプション生活

 登校拒否となり、生涯ひきこもりであろうと決めつけられて四半世紀。社会人として生きる記録。#発達障害 #自閉症 #ニート

発達障害〈アスペルガー・ASD〉でうつで、離婚して、一年後の感想

2021-12-31 09:48:13 | 当事者研究

離婚後1年。離婚前年と今年の比較。

<結論>
  • 入院危機からの脱出成功
  • 希死念慮減少。
  • 向精神薬毎日使用からの解放。精神薬の頓服化。
  • 多少さみしい。かもしれないが、再会する理由がない。元妻たちとの過ぎし日々の楽しい思い出を回顧しつつ記憶を自信に、次に進む意欲。
  • 壊れかけた両親との関係性修復傾向。
  • 自分の家が自分の居場所になる。快適な時間と空間の回復。
  • 家族を養うために心身に鞭打ち無理して命がけで収益を図る必要がなくなり、障害認定を受けるレベルになった相応の働き・稼ぎでよくなる。

離婚は元妻との、弁護士からのアドバイスも交えた数次の交渉で確立したもの。
乱闘をしたわけではない。
離婚前月まで夫婦関係あり。私的にはお付き合いだったが、元妻的からは「体で払っている」と何度も言われていた。
離婚原因は複合要因。一言では語れない。なんにせよ、大立ち回りしたわけでない。

私の言い分
  • 当時の家庭内に居場所なく、希死念慮から自殺企図に至ること数度。
  • 元妻側から家を追い出され、実家に避難すること数度。
  • 万が一の自殺に備え遺書〈自筆遺言証書〉を書き、元妻に家と財産を贈与〈事実婚だったので「相続」ではなく「贈与」〉と明記したが、元妻は法的効力を信用せず。
  • 元妻は私が万が一死なれたとき、両院から家を追い出される不安をしばしば口にし、財産分与してくれるのなら離婚成立させたい旨。何度話し合っても離婚の結論に至る。
  • もともと、経済観念や妻の娘の育て方への相違など、関係性はくすぶっていた。元妻が私からの財産分与などで自立を選択。
  • 私の病状悪化により一家を支えられるだけの稼ぎが見込めず、家事もできなくなりつつあり、双方にとって苦痛となっていた。離婚してよかった。

私は一度ご破算にしたうえでの再契約を選択肢として提示したが、元妻は財産分与と離婚を希望し、離婚成立。
元妻は結婚前はプロテスタント〈私の信仰する〉への親和性を醸し出していたが、離婚時点からは元妻の出自である法華への帰依を表明。私との結婚のために元妻は自分の信念まで曲げていて、無理していたと思う。
私は元妻の娘への障害年金認定支援〈社労士費用〉を含め、弁護士提示の倍額を元妻側に財産分与。

私は、元妻たちとの離婚後の定期的交流を、当初希望。
元妻娘の障害年金受給決定後、元妻から交流を謝絶された。支援者から「中途半端にやさしくされるのは嫌。大好きになれないのなら一切絶ち切って女手ひとつで生きるという元妻の判断」と解説され理解。
私は元妻たちとは今後合わないことが元妻たちへの愛情と理解。

7年連れ添った元妻との離婚が今年最大の出来事だった。
出会ってから最初のうちは大変良かった。
子育て経験でき、最重度の障害児の家族の立場になれたことは幸いだった。
危機が訪れて離婚になったのは、その程度の関係性だったのだと理解。

離婚して自分の居場所が回復。家族経営の気苦労消失。経済的にも安定。
両親との関係性も回復傾向。
自分らしい人生を、今後模索していく。

 

瞑想 ~私のためしたストレスコーピング〈その9〉~

2021-12-28 20:19:47 | 愛知県 精神・発達障害者雇用促進事業
ここ数か月ハマっているストレスコーピング術は、「瞑想」。

やり方は、休憩時間などに座り、自分に「何も考えないでいい時間」を与える。
そして、聞こえてくる声や雑念を、そのままにしながら過ごす。
これを10分か、あるいはもっと長く行う。
うたた寝しても構わない。という気持ちでやる。

やってみて、マインドフルネスの教科書で言われていることが、何となく体感できているような気がしています。
いいんじゃあないのかな。
あるがままを受けいれる。
いま・ここを生きることに集中する訓練にもなっている。
そんな感想を持ちつつ、実践しています。

 

精神科〈心療内科〉でのヘルスリテラシー

2021-12-27 10:39:59 | 生活と療養の工夫

最近参加している対話集会で、患者・当事者自らのヘルスリテラシーが大事だとつくづく感じる。
医者・支援者のやることは必ずしも当たっているとは限らない。
とはいえ支援は上手に活用することで、自らを救うことができる。

身体科では「ヘルスリテラシー」というものが提唱されているようだ。
「ヘルスリテラシー」と検索するといくつか出ているが、中でもKDDI健保組合の情報が秀逸だと思う。

これに応用してみると
「知る」 自分の健康データを記録観察し、自分の状態を客観的に知る。
これにはおそらく、体重や体脂肪率だけでなく、摂取した飲食物や気分を点数化したデータも含まれると思う。

「調べる」 今はインターネットでいろいろなことを簡単に調べられる便利な時代。
それでも不確かな情報や陰謀論など信用に値しない情報もあふれている。


  • 「い」つ
  • 「な」んのために
  • 「か」いた人は誰?
  • 「も」とネタは?
  • 「ち」がう情報と比べた?

情報の裏が取れる情報は、比較的信用に値するいい情報だと思う。

「伝える」
知って調べた情報を、対応できる人に伝えることは大事だと思う。
私はどうしても伝えたいことは、紙一枚の文章にして伝えるようにしている。
紙一枚に、短く端的に、伝えるようにしている。

自分のヘルスリテラシーを強化していきたい

 

芦屋市議、長谷基弘氏に関する文春報道は、人権侵害の可能性ありだと思います

2021-12-25 13:33:30 | 日記

 

 

社会の身体障碍者への根深い偏見を感じる記事が出回ってきました。

「歩けるのは公然の秘密や」芦屋市議会で“車いす市議”を巡る“実は歩ける疑惑”が紛糾 流出した動画と目撃談を徹底取材 | 文春オンライン (bunshun.jp)

 

文春さんが「疑惑」といいはる記事、証拠の動画を含め、すべて見ました。

私には、隠し撮りされた長谷氏は、重心に気を配りながらよたよた自販機まで往復しているように見えました。

 

次に、長谷氏のブログを掲載します。

私の両脚の装具たち! | 芦屋市議会議員 はせ基弘オフィシャルブログ「芦屋市情報活動日記」のブログ (ameblo.jp)

今の補装具はすごいですね。ズボンの下につけるタイプのやつもあるから、はた目からみてわからないようにもできます。

ご自身の障害のことを動画や写真を交えて、いろいろ書いておられます。

多少大げさなこともあるかもしれない。げれどこの方はまごうことなき身体障碍者だと、私は理解しました。

 

私は現時点では、長谷氏への「疑惑」というのは、ひどい人権侵害事件だと思います。

例え数メートル歩行可能であったとして、身体障碍であると医師が診断し認定機関が認めれば身体障碍者です。

しかも身体障碍者認定は物理的に行われます。もっぱら医師の主観による精神障害の認定とは格段に異なる厳格さがあります。

こんなことが「疑惑」になる社会。誰から見ても分かる重度の人でないと障害者と言えない社会なんて、嫌です。

 

私だって、うつ病とASDで障碍者手帳持ってますが、いつも希死念慮があるわけではありません。いつもあったら精神科病院入院になります。やめてくれ、そんなひどい病態を強要するのは。

そんな、誰が見てもうつ病の人とは、精神病院に入院レベルの人です。

入院している人も、軽くなればやがては退院すると思います。〈とはいえ我が国の精神科病院退院率が低いこと。在院日数が国際比較で極端に長いことが問題になってますね。〉

ただ、周りの福祉職の私への対応を見るとやはり。左右に大きくぶれる印象があります。健常者と変わらないと言われた同じ口で、就職不可能とか。

知識のない人が勝手に障害認定、判断するのは本当に困ります。

素人判断でいろいろされるのは本当に困ります。

 

私は支援職として、500メートル歩ける方について車椅子に乗って移動していただいたこともあります。

その方は医師からあまり歩かせないよう指示もありましたし、1キロ近く歩いてもらっての様子観察などの結果、当時働いていた職場の判断として、50メートル以上の歩行が必要な場合は車椅子に乗ってもらっていました。

数メートル、あるいは数百メートル歩けても、身体障碍者手帳があれば身体障碍者です。

車椅子ユーザーで社民党幹部・伊是名氏のJRへの攻撃には憤りましたが、伊是名氏が2.3歩く動画を見ただけで「歩行可能だ」「詐欺だ」と書き立てる人たちにも、憤りを感じました。

長谷氏についても伊是名氏についても、私はネットで疑惑を掻き立てる人たちではなく、診断した医師と身体障碍者更生相談所〈身体障碍者手帳審査機関〉、役所の認定審査会などの決定を信頼しています。

長谷氏については身体障碍者1種2級。数メートルは歩行可能。数々の補装具。

文春の動画を見ても私は「おかしい」とは思いませんでした。

これを疑惑というのは、レイプ後の伊藤詩織さんが股を痛がって歩いている動画を見て「すたすた歩いている」と言っているに等しいと思います。

 

確かに、ご本人発信には多少の誇張はあるかもしれない。とも感じていますが。

法務局への人権救済申し立てを「刑事告訴」と文春は書いてるのかな?

これ、誇張記事じゃないか?

と思いました。

 

車から歩いて自販機まで行ったからといって「車椅子不要であるにもかかわらず使っている人」「疑惑の人」「詐欺師」だと私は思いません。

ひどい報道だと思いました。

まだ続きがあると思います。この事件にはこだわりをもって見守ります。

 

 


深呼吸 ~私のためしたストレスコーピング術〈その8〉~

2021-12-24 11:45:17 | コーピング

 

久しぶりにストレスコーピングのことを書きたい。

深呼吸の練習が、そういえば、急迫事態への対処として有効だったなと思い出した。

 

私がやっている深呼吸は、元自衛隊関係者たちの著書から持って来たもの。

主に元心理教官の下園先生著書によるものだとおそらくは思うが、呼吸時に吐く動作を吸う動作の倍時間かける。というアイディアは、下園先生以外の元自衛隊員の著書に書かれていたと思う。また、下園先生のやり方をそのままやっているわけでもない。動作の参考にはさせてもらっている。

 

気付いたとき、リラックスしたいときに深呼吸の練習をしているが、どんな姿勢であれ、できると思うが、大体の場合は座っている。

3秒か5秒くらい吸い、6秒か10秒ぐらいゆっくり息を吐いている。そして下園先生著書にあったように、吸うタイミングで体を延ばし、吐きながら状態を倒すことが多いかな?

 

練習していると、急迫事態で深呼吸できるようになる。

深呼吸は副交感神経を作動させる。リラックスに誘導できる。という知識と共に深呼吸すると、確かにしのげるストレス場面もあったと記憶している。

深呼吸はタダ。呼吸法の書かれた本も図書館で読めばタダ。本を買っても大した額ではない。気になる人はやってみたらいいと思う。

 

 


神田橋先生アドバイス、メガビタミン、朝散歩など、この一年の成果

2021-12-23 10:43:43 | 生活と療養の工夫

 

私の令和3年健康状態について総括

  • うつ状態は治っておらず医療が必要。回復・軽快の方向。
  • 波はあるが、小さくなっている。

 

今年あった社会的変化

  • 事実婚の解消…不穏時に家で落ち着くことができるようになり、波が小さくなった。
  • 就職の失敗…休業指示診断後ひと月で就労可能状態と診断された。回復のスピード上がる。

 

実施したアドバイス・ストレスコーピングの、この一年における効果

  • 主治医          …〇 漢方中心の薬物療法。昨年より精神薬の出番、かなり減った。
  • それ以外の医療    …〇 主治医に足らない機能を果たしていただいている。スワイショウ、ヨガ、瞑想、耳引っ張り、腹式呼吸、水被り、など、軽いストレス、そわそわ感には効果あり。
  • 神田橋先生のアドバイス…〇 継続し、回復への寄与を実感している。
  • メガビタミン     …〇 継続し、体を支えられていると感じている。
  • 糖質制限       …△ 継続できず、今後の課題。
  • フラワーエッセンス  …? あまり効果なし。セラピストが「一度でいい」という人であるうえに、反ワクチン派でワクチン接種者との接触を拒否するので接触せず。
  • 朝散歩などの運動   …〇 健康保持、気分好転、意欲向上に貢献

 

来年の抱負

糖質をコントロール、低減させたい。メンタルと睡眠のために。

 

 


死にたくなったら混乱したら「なつひさお」に気づき、「たなかやすお」対処

2021-12-22 09:27:59 | 当事者研究

 

 

「なつひさお」には「たなかやすお」

 

最近の著名人自殺や心療内科での大量殺人でいろいろな方とネット上でやりとりしているうちに、

「なつひさお」には「たなかやすお」だったな。

という、当事者研究の世界で古典的な知見が思い出された。

 

すなわち、病気の症状が出現するのは

「な」…悩みがある

「つ」…疲れた

「ひ」…暇だ

「さ」…さみしい

「お」…おなかが空いた。お金がない。

 

それへの対処は

「た」…食べる

「な」…仲間のところにいく

「か」…語る

「や」…休む

「す」…すぐ相談、すぐ受診

「お」…お金を引き出す。お金を送ってもらう。

 

これは、林園子さんという、浦川ベてるの家で有名になった統合失調症患者さんの研究が発端で、今でも多くの人々に応用されている。

ちなみに林さんは2004年に他界されているが、今でも彼女たちが開発した研究成果は、私を含め多くの精神障害当事者に大事なヒントをもたらしてくれている。

また、浦川べてるの流儀では、あえて本名と病名を公表する習慣が、ごく最近まで続いていたことを付記しておく。

これには諸々のご意見があると思うが私は、堂々と名乗り自分の苦労の研究を通して仲間と社会に貢献したいという林さんの本人意思と、堂々と名乗り顔を出すことを大事なエンパワーメントだと主張される浦川ベてるの家さんの流儀に敬意を表し、尊重したいと思う。

 

な・つ・ひ・さ・お チェック | 当事者研究ネットワーク (toukennet.jp)

当事者研究基本用語集 | 当事者研究ネットワーク (toukennet.jp)

「なつひさお」と「たなかやすお」 - tQy (hatenadiary.jp)

 

悩みがあれば「なかま」のところや病院・専門機関〈経済的なことであれはれ法曹の専門家〉に「すぐに」行き、「か」たり、「た」ベて元気を取り戻し、「お」薬を飲んだり金を融通し、「や」すむことだと思う。

「なつひさお」には「たなかやすお」

みんなに言いたいし、自分もここでよく復習し、覚えておきたいことだ。

 

 


朝散歩と、焼酎風呂〈神田橋先生推奨〉

2021-12-21 10:03:28 | 生活と療養の工夫

 

 

朝散歩。私は半年一日とも休まず継続しています。

「朝散歩」という言葉を「発明」?した樺沢紫苑氏に従っているのではありません。

「金かからずリスク少ない民間療法をいろいろ試し、開発しないさ」という神田橋條治先生から直接頂いたご指導に則り、神田橋先生ご指導一環の一つとして、朝に散歩を実践しています。

 

私は朝散歩を、

起床後おおむね1時間位以内。3時間ぐらいたっていても構わない。

朝食前が好ましいが、勤務先などの時間がなければ〈遠隔地など〉、朝食後でも構わない。

15分から30分程度、近所を歩く。気が進まなければ10分でもいい。時間がなければ通勤〈無職で就労支援機関利用中である私の場合、実習や通勤練習〉のついででもかまわない。

としています。

 

というのも、提唱している樺沢紫苑氏による定義も変遷しています。

今日見た動画では散歩は5分から15分でいいとされています。

なお、読んだ本などでは確か、15分以上30分以内。と定義されていたと記憶しています。

 

樺沢紫苑氏本人が動画で言うには、自分にとって良ければそれでいい。とのこと。

樺沢氏は言っていることがコロコロ変わる。

また、科学に基づくと仰せですが、樺沢氏は今のところ、朝散歩の科学的エビデンスを示していないですね。運動効果の科学的エビデンスは示していますが、「朝散歩」の厳密な手続きや厳格な科学的検証があれば、論文をお示しいただきたいと思います。

 

朝散歩は気持ちがいいからやっているだけ。

樺沢氏の指示で動いているわけではないです。そもそも私は一度も会っていない。

だから、気持ちがよければそれでいい。

 

朝散歩して、少しは気分を良くして一日をスタートできる。

きちんとしていないかもしれないが、食事は一応とり、外出も毎日し、一日7千歩以上は歩いている。筋トレやジョギングも週2~3回やってます。

 

樺沢私的には「治ってきている」というのでしょうが。

しかし現実に私はまだ、周りから健康状態に疑念がもたれるような気分の浮き沈みがあるから、治ったとは思ってもいない。

少しはましになっていると感じているから続いているのです。

 

朝散歩以上に長続きしている習慣に「焼酎風呂」があります。

これは神田橋先生がいろいろなところで推奨されていること。入浴時におちょこ半分程度の焼酎を入れる。というもの。

これをしたからといつて「うつ病が完治した」「発達障害が消失した」ということはないが、「気持ちがいい」という感覚があり、気持ちがいいから続いているのでしょうね。

 

これからも無害で簡単にできる「気持ちのいい」ことを、していきたいと思っています。

 

 


有名人の自殺報道に際して

2021-12-19 10:32:28 | 当事者研究

今日、誰もが名を知るスーパースターが、飛び降り自殺とみられる急死報道があった。

まずはご家族にお悔やみ申し上げます。

何よりも、偉大で優秀な才能が失われたことを、こころから悼む。悔やまれる。

自殺企図の当事者してとして、解離のスイッチが入ってしまった状況を、容易に想像できる。

自殺スイッチが入った場合、どうやって止まるかを、今日は書きたい。

 

それにしてもまたかと思った。もう何人も、著名人の自殺報道には接している。

報道自体は仕方がない。超有名人の去就は全国民の関心事。

ただ、いのちの電話の電話番号を示されたところで、あの電話番号はいつかけてももつながらない。

 

自殺念慮のある当事者として、死にたいときにどうしているか、具体的に提言したい。

死神がやってきたと感じたら、とにかく安全を図る。

死にそうな場面から離れる。動けなければ座る

 

次に、頓服を飲み、家族や支援者に連絡する。

動けるようになったら。あるいは落ち着いたら、移動する。その日は最低限のことだけをして、終わったらさっさと寝る。

一晩寝れば、翌朝は違う心境になっていることが期待される

もちろん、継続したり憎悪したりすることもある。悪くなっていれば頓服を飲み、主治医に連絡する。必要なら受診する。

 

それから、いのちの電話も、有効な対抗手段である。確かに無料で専門訓練されたボランティアカウンセラーが対応してくれる。が、それは、電話がつながれば、の話だ。

 

やはり、自殺企図のある人は、家族以外に専門知識で対応してくれる窓口を事前に複数、開拓しておくことだ。

  • 病院〈主治医、デイケア先、など〉
  • 相談支援事業所〈計画相談、基幹相談、ナカポツ、など〉
  • 訪問看護

 

が、思い当たる。役所や発達障碍者支援センター、保健センターなどが紹介してくれることもある。

福祉事業所〈いわゆる作業所や就労訓練、生活訓練〉が相談支援機能もあれば対応できるかもしれない。ただし緊急対応不可の事情所もある

などなど、あると思う。

 

今回のことも、衝撃と後の影響が計り知れない。これからものすごいことになると思う。

理性をはたらかせる必要がある。

そして今回も書く。

撤退することもありだ。

死ぬくらいなら、病院で診断書書いてもらおう。

迷惑だとか卑怯だとか、詐病だとか仮病だとか根性が足らないとか誰かから言われようが、

死ぬよりはまだましだ。

 

 

 


私を迫害する者のために祈る

2021-12-14 10:41:52 | 愛知県 精神・発達障害者雇用促進事業

「あなたの敵を愛し、迫害するもののために祈りなさい。」

とは、新約聖書で何度か書かれている有名な、イエス様の御言葉。

 

これをなんと、職場などでのいじめに悩む人に対して、とある福祉系大学教授がアドバイスしていたという。いわく、

「いじめる人のことを祈りなさい。」

「あなたをいじめる人の良いうわさを流しなさい。」

とのこと。

 

最近これを聞いて私は、その大学教授の宗教と聖書の御言葉をすぐに思い出したのだつた。

 

直近の当事者研究の場で、他者の苦悩についての話されていること。私には身につまされてはつらいことだったが、私のこととして受け止めた。

 

20代の時、私の所属した教会〈福音派〉ではしばしは、敵対勢力に対する祈りが熱心にささげられていたし、敵に祈りをささげることが日常的なものだった。

 

リベラル派〈宗教的〉の人たちに宗教心が芽生えるように。

カトリック教会の人たちが神様の教えにのみ、従うように。

近所の人たち、特に近所付き合いのある寺院さんのために。

為政者が公平に人々に尽くすよう、お助け下さい。

エホバの証人や統一教会の人たちが、神の教えに立ち返るように。

 

などなど、自分たちの近くにいる「敵」のことを普通に祈っていた。

 

イラク戦争でブッシュ大統領がやたら神様を用いて暴力を正当化するのを見て、そしてアメリカの福音派が戦争を熱心に支持している姿を見て、当時の〈今も〉私の心はすっかり福音派に嫌気がさしていた。人間関係も侵襲的だったし

 

30代の時は、福音派ではなく主流派のキリスト教会に通い、教会学校の教師を続けながら役員までやっていた。主流派の教会での人間関係はドライだったが、熱心さもなかった。

キリスト教プロテスタント系でない人にとっては、なんのことだかさっぱりわからないかもしれないが、教派争いのことは神学者の任せ、私はここでは述べない。

 

30代の時も熱心に礼拝や祈祷会に参加していたが、そういえば、「敵に祈る」という行為をしていなかったことが思い出された。

 

40にして適応障害が醜くなり、軽快と再発を繰り返し、ついに「うつ病」という診断が下るに至った。

 

キリスト教会にとっては、どの教派であれ、自閉など発達障害の人や精神障害の人を受け入れるのは酷なこと、合わないことだと、役員をやっていてよく理解しているから、私は教会から離れている。

障害者は面倒くさいうえに、宗教団体への見返りがない。教会としては実は、求められているのは典礼や儀式などであり、障碍者対応や貧困対応などは信者から嫌がられている傾向にあり、そういう活動を牧師などが熱心にしすぎると教会から罷免されていると、中枢にいて見聞してきたから理解している。

 

もちろん、受け入れ可能な教会が現れることを望んでいるが、どのような事業であれ、大事なのは「金」「利潤」である。牧師は霞を食って生きてはいけないから、多額の献金を求め、金銭も労働力も多くささげる人を重宝するのは当然のこと。

その「金」「労働力」を多くもたらさないであろう私を歓迎する教会はなかなか現れないとも、考えている。

 

さて、今の私に何が足らなかったか。

そういえば、「敵のことを祈る」をしていなかったなあと。思い出された。

早速悔い改め、自分に害をもたらす人々や役に立たない人々のことを、名を出して毎日祈るようにした。

私を迫害した人々。病んだ私を悪魔呼ばわりした信者。役に立たず衰退しているキリスト教会。そして富める者は益々富み、貧しきものは益々貧しくさせている為政者のため。祈らねばならないと気付いた。

自分を害する隣人を愛することを忘れていた。自分の役に立つ人のことばかり考えていた。これはいかんと思った。

 

私にとっての「回復〈リカバリー〉」は「リバイバル〈信仰復興〉」なのかもしれない。という仮説を立て、自らの人生で立証したいと思う。

 

 


確かに、自殺や心中は「迷惑」だよな

2021-12-13 10:36:37 | 日記

 

今日も介護殺人の記事を2本、偶然目にした。

一本目は、うつ病の人による、知的重度の息子殺しの判決が本日あるという報道。

二本目は、これ。介護殺人だ。

「生活保護を受けたくない」と言わせてしまう社会の「空気」 - 赤木智弘|論座 - 朝日新聞社の言論サイト (asahi.com)

 

この国の空気感もさることながら、やはりうつ病となって死ななければスイッチが入ったとしても、冷静な心はないとな。

自殺や心中は、それを事後処理することが大変だと、かつてかわいがってくれた元海保職員の元上司から聞いている。彼は自殺者処理が余りにも悲惨で嫌で、海保を辞めた。と聞く。

 

この元上司の言葉を胸に。希死念慮の時は死なないで座り込み、頓服飲んでしのいでいる。

気分は一時のもの。死にたいスイッチは一晩。ひどい時でも3日たてば収まる。

自殺の影響は大きい。事後処理の人の負担が大変だ。

と、理性をもって理解できる。

社会的に迷惑。雨宮処凛は自殺のコストを計算してくれている。彼女自身、自分の死を真剣に考えて作品だと思う。

 

そして自分の信仰にも反することだ。

自分の十字架を背負って生きろと神様から命じられているのだから、今日もそうするだけ。

 

うつ病で殺してしまった人に必要な環境は刑務所ではなく精神科病院だと思う。

寛大な処置とかではなく、心神耗弱で無罪でもなく、執行猶予つけてそのまま希死念慮をコントロールできるまで入院、だと思う。

 

私たちは人生の悲惨を今日も生きている。

私は自分の人生が悲惨だと自覚しても「殺してはならない」という十戒の戒めを、今日も守るべきだ。

 

とはいえ今日も、「指殺人」が、ネット上で繰り広げられている。

どうしたものかとおろおろするが、そういう人間にどうにもならないことは、神様に委ねて祈るべきだと、昨日改めて気づいた。

 

もうすぐクリスマス。そして電通事件でスイッチ入れてしまった高橋まつりさんの命日だな。

母上の悲しみは今でも続く。そして電通から賠償金は取れても刑事罰はたった罰金50万。

焼身自殺した静岡の元教員のキリスト教徒の話も思い出される。

二人とも勇敢で優秀な女性だったが、やはり惜しい。撤退する勇気が欲しかったな。

仕事で死ぬくらいなら精神科にかかる覚悟を決めて診断書とって休んで、辞めろというなら解雇してもらつて、障害者になったことを受け入れて、再起の時のために精一杯できることをしたほうがいいな。

 

主よどうか、今日一日の業を守り給え。

殺人や魂の殺人を犯す隣人を、私をこの世から去らせようとする敵を、許し給え。

 

 


障害者雇用のオンライン会社説明会、参加してみておもしろかった

2021-12-12 10:11:42 | 日記

 

障害者雇用のオンライン会社説明会があったので、参加した。

なかなか味わえない経験だったので、書いてみた。

 

申し込んだが主催者からの返信期日になっても返信なく、足切りされたかと思った。

念のため、urlなどのデータがないと問い合わせメールしたところ、主催者のミス、ということで無事、詳細情報をいただき、説明会に参加することができた。

当日は、双方向会議であることを念頭に、ドレスシャツを着て備えた。

会議一時間前から準備開始。いただけたurlからたどると、未知のシステムだった。入室もできなかった。

主催者にカメラはどうだとメールで問い合わせると、すぐに「カメラはオフで」という返事が来た。

説明会は片方向と判断し、スーツの着用を見合わせ、カメラ兼マイクをパソコンから外した。

15分前に再度システムから会議室入室を図ると今度は入室できた。直後、会社側の人たちが入室し、続々と参加者が入室。

 

画面に「カメラ・マイクはオフで」と大書されているにもかかわらず、参加者の何人かは勝手にカメラとマイクを接続。その光景が面白かった。

普段着で生活感あふれる室内を映し、「あれ、よくわからねえ」的な自然な声を出す人たち。

これ、世界に冠たる会社の説明会、だよな。

ちゃんとスーツ着て参加する人たちも少なかったがいた。が、これ、カメラはオフだよな。

説明会最初の会社側発言は「カメラとマイクはオフにして参加してください」だった。

この光景を見て、障害者雇用はなんだかな。と思った。

そして私と同じように、パワハラで精神障害をもらった人たちが多いことも分かった。

私は出さなかったが、質問チャットも面白かった。

会社側は、まともで回答できる質問にのみ、時間内に限り回答していた。

具体的な質問ではなく、個人的な感想やら、選考の出題傾向などまともに考えれば絶対に外部には答えない質問とかもあった。

 

その会社は、説明会後にアンケート取り、経験やスキルと照らし合わせ、会社の求人ニーズとマッチさせるシステムだと紹介。

会社説明後、半日営業日経ったが、未だアンケートが来ない。

足きりか?説明会主催会社は求人会社とは別。主催者は私の情報を持っているから、求人会社の水準に満たず紹介できない。ということか?

とりあえずもう半日営業日待ち、その日の夕方になってもアンケート来なければ、こちらから再度問い合わせることにする。

なんであれ、いい経験できたと感じた。

 

 


脳薬は減薬したいよなあ。

2021-12-11 06:39:43 | 当事者研究

地域医療の権威とされる森田洋之先生から、素晴らしい動画が回ってきた。

https://www.facebook.com/100002205402369/videos/432740381751004

〈リンクを新しいタグにコピペしていただければ動画が流れるはずです〉

減薬に成功し、介護度が減り、切り干し大根を作っておられる方。

ついでに冒頭動画の舞台である、「いろ葉」〈小規模多機能型介護施設〉さんの紹介動画も張っときます。

介護施設は介護だけかーー過疎化に高齢化、耕作放棄地が広がる故郷で畑を再生する介護士 - 佐々木航弥 | Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム

素晴らしいと思ったので、拡散します。

 

でもこの光景、25年以上前から言われていたことです。

薬で「問題行動」は減るが、人間でなくなる。と。

若いころは三好春樹先生がよく、語ったいたことだと思い出される。

「おむつ外しが学会」 なつかしいなあ。

 

私が経験した障害者施設でも、この種のことは後を絶えない。

薬の弊害が余りにもひどいから、20年前に勤務した施設の看護師が職員会議で、新しいドクターの処方は多量多剤でひどいことになっている。前ドクターの薬量にするからな。などというものすごい越権行為を宣言して、私を含め皆で黙認したことが思い出させる。

多量多剤で禁断症状発生し、それを抑えるためにますます薬が増え、どんどん人間でなくなり寝てばかりになった。という人を担当したこともある。保護者にドクターチェンジを示唆したが受け入れられず、薬害にはどうにもならなかったことも、思い出される。

家族が薬で「問題行動」を抑えよう。ということであっても、意思は尊重しなければならないから。施設として「問題行動」への唯一合法で有効な対処が多量多剤系の医師との連携なら、従業員は服従しなければならないから。

 

だからこういう情報は朗報だ。

 

薬の調整は、森田先生のような志と知識のある先生と、やることだと私は思う。

 

 


精神薬を減薬する方法の研究。神田橋先生などの医師は安易に精神薬出さない

2021-12-09 10:28:37 | 当事者研究

精神科医はいろいろってことだろうか。

何年か十数年前か、どこかの報道番組で、同じ人がいろいろな精神科クリニックに行って自分の薬と称して処方してもらったところ、全部全然違った。という記憶を思い出した。

最近、某精神科医ユーチューバーが、どこも治療は同じ。とか、どこも出す薬は同じ。とか言っていた。そしてさらに、断薬したい人には断薬させず、寛解1年後に少しずつ薬減らす。せっかく症状収まっても薬減らすと病が復活するから。と盛んにしゃべっていた。

 

あれ?と思った。

自分は薬にばかり頼らない医者にかかってきた。入院中に医師の指示で漢方薬さえ断薬させられ、フラフラになって朝夕1包が復活したこともあった。今掛かっている医師からも、精神薬は症状収まれば「気分で頓服として服用して」という指示をもらっている。

今日回ってきた藤川先生の発信では、うつ病の人がメガビタミンで「数か月で寛解」して職場復帰したことが報告されていた。藤川先生は精神薬を補助的に使用し、症状収まれば少しずつ抜いていたことも報告されていた。

 

 

症状が治まって職場復帰することを「寛解」と言い切っていいものなのかどうか、個人的には疑問だ。

だったら私は藤川先生的には何回も「寛解」している。私は「何度も軽快とパワハラによる再発を繰り返している」と複数の医師から判断されている。というのも、過去労災申請し情報公開請求もしたから、自分にかかわった医師たちの判断が文章でもたらされているから明白にわかったことだ。

今の主治医は私が適応障害を何度も繰り返しているからか、「うつ病」と診断している。

その診断に私は異論ないが、労災判定医〈一度もお会いしたことはない〉は「適応障害」と私を断じている。

神田橋先生によるとうつ病と適応障害の区別は困難だという。

 

 

薬を飲み続けなければいけないか。ということに話を戻したい。

減断薬の方向に進みたければ、そういう志向の医師にかかればいいと思う。

医師の中には、このブログ表題の元になった発言をしたひげの医師のように、沢山薬を飲ませたい人とか、自閉には最初から統合失調症用の薬を第一選択でマックス処方すると動画発信する医師もいる。

逆に一切処方しない極端な医師もいる。

ちなみに私は、神田橋先生のように、必要な薬を緩く出す医師にかかっている。

 

夏苅先生は医学生の時、自分への薬を全部捨てたと、著書に書いてあったと記憶している。こんなの言われた通り飲んだら医者になれない。という判断だ。

 

 

小石川先生も、自分に見合う医師に出会うために、十数人も主治医を替えたと著書に書かれていたと記憶している。

今は精神科医として活躍される当事者たちも、過去の悪戦苦闘の記録を開示してくれている。その悪戦苦闘の一つが、どの医師にかかるか。ということだ。

そして、いかに薬からサヨナラ。するか、ということだ。

 

 

今はネットで、あるいは当事者会からの情報で、医者の手口が分かるようになっている。自ら自分のやり方を公開している医師も、大勢いる。

自分に合う、自分がこうありたいを、助けてくれる医師を選択してかかればいい。

素人判断で減断薬するのは危険だと、私は思う。

 

冒頭の精神科医ユーチューバーは、自分が標準医療だと言いたげだが、セカンドオピニオンしても奇異な診断は見たことがない。とか、どの医者も出す薬は同じ。とか言っているが、

医師たちが公開しているテクニックを読み解くと、医師ごとにかなり違うことが読み取れる。

あたかも例のユーチューバーのように、自分が世界の標準だと主張する人はどこにでもいると思うが、比較検証してみると、真実が見えてくると思った。

惑わされてはいけない。

私には嘘つきか目蔵な医師に、自分の治療をさせる暇はない。

 

ちなみに私はそのユーチューバーからの発信をただの娯楽配信だと考え、参考程度、雑談程度に受け止め、真に受けないようにしている。

「朝散歩」のような、害なく費用かからないやり方を試し、良いものは取り入れている。この方針は、神田橋先生に受診した時に示されたものを今でも行っている。

 

 

そして今日もこのようにネタにさせてもらった。ありがとう。感謝です。


クリスマスと言えば、クリスマスオラトリオ

2021-12-07 22:58:51 | バロック音楽

 

 

クリスマスと言えば、バッハの「クリスマスオラトリオ」。

最初に出会ったのは、バッハコレギウムジャパン(BCJ)演奏によるもの。

アルトのソロは米良美一。「もののけ」以前の米良さんは、古楽界のホープだった。

今でもBCJのCDで、その美しい楽曲を聞くことができる。

宮崎駿にさえ出会っていなければ。と思うことがあるが・・・・


米良氏のバッハ演奏はたくさん世に出ている。一部はネットにも流出しているから、興味のある人は

BCJ ヨハネ

とでも検索すれば出ると思う。

 

クリスマスオラトリオの話に戻ろう。

とにかく楽しい。特に第一楽章の冒頭曲と最終楽章の終曲。1~6まである楽章の冒頭曲はいずれも壮大で圧巻。

ソロも素晴らしい。特にアルトのソロが美しいと思うな。

YouTubeでちゃんとした演奏やら、フラッシュモブやらが出ている。

その中でも著作権上の問題がなさそうなものをピックアップしたい。

ご興味おありの方は、リンクからたどってたどっていけば、いつかリヒターなどの歴史的名演奏がただで視聴できると思う。

Bach - Weihnachtsoratorium (part 1) - YouTube

Kirche im NDR - Langversion - Christmas Flashmob Hannover Hauptbahnhof - Weihnachtsoratorium - Bing video

 

ついでにクリスマスオラトリオではないが、バッハのフラッシュモブといえばこれだ。というのを出しておく。

Flashmob : Passion St Jean - Bach, Brasserie de Montbenon, Lausanne - Bing video

 

私はこういう形で、降誕祭〈クリスマス〉を祝いたいな。