「生涯引きこもり」と宣言された私の、超豪華オプション生活

 登校拒否となり、生涯ひきこもりであろうと決めつけられて四半世紀。社会人として生きる記録。#発達障害 #自閉症 #ニート

労基署、労働局が動き、是正勧告と行政指導を得られた理由

2019-12-31 15:26:44 | 仁義なき医療福祉~地獄の沙汰も金次第~

私は先の一連の記事通り、元勤務先からの給料不払い、休憩不支給、パワハラ、障害者虐待に対し、労基署と労働局〈申告窓口は所轄職業安定所〉に働きかけ、労基署からは是正勧告、労働局からは行政指導を獲得することができました。

「みなさん、よく労基に相談にいかれるのですが、あなた以外はみんな、総合労働コーナーの人に慰められるだけで終わりですよ。」と、いろいろな相談のプロの人たち〈労組や障害者支援〉から聞きます。

でも私はできたんです。情報公開の手続きもして、確かに元職場に対して是正勧告と行政指導が行われていたということを書面で確認しました。

なぜできたかというと、まず労基署には労働基準法のことを「相談」ではなく、あらかじめ「申告書」を所定の様式で書き、最初から「相談ではなく労働基準法違反申告に参りました」と言って書類と証拠物を出したのです。そしたら総合労働コーナー窓口の社労士さんはすぐさま労働基準監督官を探しに行きました。

同様に、労働局への申告〈私の場合、障害者差別解消法および障害者虐待防止法〉も、窓口に申告の意思を明白にすればいいのです。「紙一枚にして書いてきてくださいね」と言われたので、上申書は労基署の申告のような形にして紙一枚にし、証拠説明書〈裁判所形式〉をつけたうえで証拠一式を提出しました。

役所は面倒なことを自らしたがりません。しかしお役所のルールにのっとり手続すれば、役所は執行せざるを得ません。それなりにやってくれます。

本当は、労働運動して会社の中から改善していくことがベストだと思います。でもなかなか不法行為をやめてくれない会社に対して「御礼」するには上級官庁から指導なり是正勧告なりをしていただくしかないのかもしれません。

もっともたとえ労基署の是正勧告でも、強制執行などの強制力はありません。労基署は舐められないように、給料泥棒をする経営者をどんどん逮捕してもらいたいものです。

 

労基署への申告書書式

https://www.roudoutrouble.net/hinagata_kantokusyo/

https://roudoutrouble.net/kantokusyo_shinkokusyo/

 

証拠説明書書式〈日弁連HP

https://www.nichibenren.or.jp/legal_advice/oyakudachi/format.html

 

ブログ記事

ブラック福祉法人も、出るとこ出れば好き放題にはならない

https://blog.goo.ne.jp/toyotoyo13/e/3b278161efa49a3f006454e7d8797004

ブラック企業は社会的に許されない

https://blog.goo.ne.jp/toyotoyo13/e/df858a46fac397d31a98a10436a8bb17

 

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メガビタミン アドオンセット実践中

2019-12-31 14:31:32 | メガビタミン

 

 

 

藤川・三石理論と呼ばれるメガビタミンを始めて半年がたちました。

環境の変化でいろいろありましたが、続けているということは気に入っているということです。現在、再就労に向けての最終確認をしている段階です。うつ症状は、かなり改善しました。

これまで、プロテインを毎食食べ、藤愛和先生の言うATPセットと自閉症セットを行っています。

ATPセット

https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12297358359.html

 

自閉症に対するB6ZnMg

https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12462782156.html

 

それに加え、ベンフォチアミンとアドオンセットと呼ばれるものを始めました。

 

ベンフォチアミン

https://pkopn.com/life/kinnikutsu-vitamin/

 

アドオンセット

https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12417996441.html

 

 

ベンフォチアミンの効果いまいちよく分かりませんが、ビタミンAの効果は、鼻水が止まり、すぐに分かりました。

いい感じです。このまま続けます。

 

サプリメントはiHerb社から買っています。

 

私のiHerb紹介番号は BZW9977  です。

この紹介番号をiHerb社サイトにて支払いの際、入力していただけると、割引かれます。

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医療福祉牧畜業からの脱出

2019-12-17 17:02:26 | 仁義なき医療福祉~地獄の沙汰も金次第~

「福祉は金のない弱者から金を巻き上げる仕事」と今や公然と学生に伝える、福祉大での教育。私の現実に知る医療福祉は〈特に精神科医療関係は〉、まさにその通り。ストレートな言い方をすると、そうなる。肯定しないが、まぎれもない現実である。

そこから脱出するにはやはり、理論武装し、自分から法的にやっていくしかない。

 

法律とは

国連障害者権利条約

日本国憲法〈社会権、生存権、労働権、など〉

障害者基本法

障害者総合支援法

障害者差別解消法

障害者虐待防止法

障害者雇用促進法

その他、根拠法令

 

これらを武器に、不当なことには集団で立ち向かう。弁護士を雇ってでも権利侵害から身を守る。

そう、役所も福祉現場とつるんで、当事者を言い含めることがある。自分は専門職資格を持ち、その誘導が違法行為だと看破できるので、強く抗議し自分で法令を調べて、その通りにさせることを獲得してきた。その歴史は、このブログをたどれば綿々と描かれている。

 

医療福祉牧畜産業に囲われたい人は、それでいい。

でもなぜ、そこに囲われたいと思われるでしょうか。

きっとその方には社会でのつらい過去があり、保護を求めておられるのでしょう。

本当なら、福祉の理念通りなら、「それでいいのか」と問うべきなのかもしれませんが、現実の福祉現場ではそういうのは駄目ですね。事なかれ主義。諦観と傍観が肝要。

昨日、福祉の理念通りの相談支援を実践されている事業所の講演会に参加し、先日の大先生出身校の人たちの話を聞いてきました。利用者さんもしっかりとご自身の話をされ、立派な実践だと思いました。でもそこにいくまでは、かなりの労力が使われていることは明らかでした。対立を乗り越えて対話することは、時にケンカになります。そのケンカをも覚悟する必要があります。私の働いた現場に、その労力やケンカを受け入れる余地のある福祉現場はありませんでした。そういうのは極力排除したいのが、今の医療福祉の現実です。だから、オープンダイアローグも当事者研究も、医療福祉現場一般に広まることはないと思います。

そういう面倒くさい営みを排除すると、当事者は育たないと思います。福祉牧畜産業にとっては利用者はブロイラーか金を産む鶏ですから、健康になってもらっては困るのです。だから、先進的営みは決して医療福祉の現場に広まらないでしょう。

なぜ、医療福祉産業は人材が定着しないか。それは人を短期間で入れ替えることで昇給されること、賞与を支給することを防ぐため。なのかなあと。現に、定着率の悪い社会福祉法人ほど、利益率は高いという報告も目にしています。

福祉の質を高めることと福祉牧畜業の利益は相反しています.職員が定着すれば質が高まる可能性が出ますが、金のならない理念通りの福祉実践では労力がお金にならないところに取られ、利用者が力をつけて卒業されれば、アガリがなくなるから新しいお客さんを集めなければならず、さらに職員の昇給やボーナスでお金が消えるのです。

利用者が力をつけるための「もがき」「試行錯誤」に、いろいろ労力がかかり効率的とは言えず、職員には利用者の回復への試行錯誤についていくだけのスキルも体力も気持ちすらないことが多いのです。私が取り組んでいる「治っていく」営みは、福祉のリアル現場にとっては経済的利益に反する面倒くさいだけの営みです。医療福祉経済にとって「治る」は利益を生まない試みです。

福祉牧畜業の真実の目的は一般企業同様に利潤追求であり、現状は理にかなっているわけです。福祉牧畜業の今のやり方で確実に安定的な収益をあげられることが、現状から改まらない真の理由だと思っています。

ですから。ほんとに、発達障害や知的障害のみならず、多くの事柄に医療福祉は「無気力試合」がデフォルトになっています。支援者のリアルな仕事は、自分の経済支援です。福祉職は商売人・またはサラリーマンだから、当たり前です。事実なのでもう仕方がないです。

 エネルギーのある人。気力のある人。福祉とは金のない弱者から金をむしり取る仕事・産業です。あなたの必要とするサービス以外は、いらないのです。いらないサービスを脅して押し付けるようなことは、あってはいけないのです。そのような場合は、組織とは関係のない支援者、労組などの組織または弁護士のところに相談に行きましょう。〈もっとも、やくざ者のブラックなユニオンやブラック弁護士。というのもいるので注意が必要ですが〉

 

 

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利用者は、信用されていない

2019-12-16 19:14:13 | バカの壁

 

先日、著名福祉系大学の公開講座で社会福祉学大御所によって発せられた、衝撃の言葉に触発されて書いた記事がバズつています。

後に残るシラバス資料は、福祉のきれいごとの羅列。

それを見ながら私たちに発せられた言葉の数々を、振り返ります。

 

「ここは大学だから、自分は施設経営者であるとともに大学教授だから、きれいなことも言います。でも現場では、そうも言ってはいられないことがたくさんありますよね。」

そこはわかります。私たちを教育した四半世紀前の先生方は、日本の福祉現場を知らない人たちの集まりでした。福祉教育と福祉現場の乖離は今以上にひどいものでした。

 

「利用者が今日は体調悪いから、風邪ひいたので休みますつていわれても、簡単に引き下がることはできません。措置の時代〈20世紀の福祉は定員に対して補助金交付〉とではなく契約の時代ですから。今は今日来てくれていくら。ですから。」

えっえっ。うそー。お宅の法人では体調悪い人に何か言い含めて出させるの。ビックリでした。

 

「福祉現場きれいごとでは済まされません。みなさん身に覚えのあることとして、混ぜご飯。薬をご飯に混ぜて食べさせますよね。身体拘束しますよねえ。後輩からどうしてそうするの。と聞かれて、先輩職員が、施設の伝統だから。ではだめなのですよ。命にかかわるから、そうすると、教えるのですよ。」

自分の畑は障害福祉なので、高齢者福祉のような混ぜご飯の経験はありません。〈利用者が猫まんま自分で作った時、下品な食べ方はやめなさい。という先輩はいました。今の私は「愚行権」が人間にはあると思うので猫まんまごときでは阻止しませんが。〉身体拘束は、ご自身や他人の身体に危害が及ぶ場合、緊急に他の方法を取る可能性がない場合に一時的にそうして、それはすべて記録に残していました。ちゃんと説明できないことはあってはならない。ご家庭には拘束する理由を説明し、書面に残し、裁判所命令で利用者に開示してもちゃんと説明できるように記録を残してきたつもりです。

 

福祉現場は人間の営みですから、きれいごとばかりではありません。

でもね。この大御所先生と法人さんは、利用者を信頼していない。ですね。利用者を管理して、言いくるめても、利用者の自由にさせると危険だから、と。

体調悪いと自ら訴える人が休むことに抵抗する意志を示す。お金のためとはいえ、すごいですね。さすがはやりての大先生。だからご自身の経済は繁栄されています。

説明は、利用者や親族ではなく、職場の人のためにするのですね。その法人さんでは。

命を守るためにご本人の意思に反することを時にはしなければならないことも、私は理解します。

でもね、自分の受けたくない医療まで強要されるのですね。あなたのためと言われて、私の嫌なことでも強制されるのですね。お宅の施設では。と。

「私抜きで私のことを決めないで」という国連障害者権利条約を、日本国憲法の思想信条の自由を、貴学では教えないのですね。と。

私には、そんな福祉ついていけません。職員としても利用者としても、極力関わりたくない。

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福祉とは、弱者の弱みに付け込んで金を巻き上げる仕事

2019-12-15 17:47:21 | 仁義なき医療福祉~地獄の沙汰も金次第~

 

 

先日、某有名福祉大の福祉専門職向け公開講座に参加し、そこの偉い先生から驚くべく発言を直接耳にして、たいそう驚いた。

当日配布された資料は、いつもの福祉のきれいごとばかりが並べられている、人畜無害でごくありふれたもの。

偉い先生はそれをパワポで説明しつつ、福祉が措置から契約に変わったことを説明した段階で突然

「利用者が、今日体調悪いので休みます。っていわれても、簡単に引き下がってはいけない。利用者が来ない日はその分お金がもらえないから。」

と言われ、利用者があたかも〈真実は〉福祉施設のネギをしょったカモであるという説明を、露骨に言い始めた。

 

私はそれこそ措置の時代に仕事をしていて「福祉を食う」という本を読んで、自分が利用者の弱みを喰って生きていることを心の底から恥かしく思い、十年ほどは製造業で働いたこともあった。

だから、同業者の福祉専門家集団の面前とはいえ、福祉大の大先生が堂々と「福祉牧畜業」の話をしだしたことにたいそうな違和感を感じた。

そこで私はこの講座のあと、福祉の建前論である利用者の意思尊重とか自己意思決定、主体性などから当事者的な話をしたところ、即座に嫌な顔をされた。ほかに待っている人たちもいたので話を深めることはなく看過するしかなかったが、自分の本音も言ったところで、その大学から得られる情報の真偽や必要性を認識する~そんな情報はそれほど多くはいらない。その大学のネットワークにも絡めないし絡みたくない~こととなった。

 

これを後日、同業者同士で共有すると、今の福祉大では普通に「福祉は金のない弱者から金を巻き上げる仕事と覚悟しなさい」と教えられている。とのこと。

もちろん先日の講座同様、大学では公式に文章化はされず、口頭でのみ伝えられる、福祉の真実の情報である。多分、退職したブラック福祉法人の上司も「福祉は弱者にたかり弱者から金を巻き上げる仕事と覚悟して仕事しなさい」と何度も教育されてきたのだろう。私はついぞ知らなかった。

福祉はかつては宗教心などの善意により設立され、税金で運営され、今は契約関係が登場している。
その「善意」というのが実は大変狂暴なのだということは、先日書いた児童養護施設内虐待の記事で触れた。

時々福祉関係企業の不正が報道される。組織は赤字を出すわけにはいかない。そこはわかる。

商売の厳しさとして、取れるところからは獰猛に徹底的にむしり取る。ということが今は福祉の専門教育で堂々と教えられているのだ。

「貧困ビジネス」と呼ばれる福祉施設に勤めている福祉士たちは、福祉大での専門教育で口伝えに教えられたことを実践しているのすぎないのだ。その汚い仕事をすることで、それなりの年収が得られるからだ。

福祉の商売の厳しさとして、表面的には人権擁護だのエンパワーメントだのときれいごとで装いつつ、真実は利用者をだまして脅して強いて施設の福祉サービスに乗せる。利用者が望んでもいないサービスを盛る。利用者が望むサービスでも自己の利益に関連がなければ提供せずひたすら所属組織の経済的利益を追求し、自分の息のかかるところで利用者を回し、利益を吸い上げる。それを口頭とはいえ、もはや悪びれることもなく福祉の真実として、日本に冠たる大学の大先生が公の場で口にする。

まさに福祉業は牧畜産業であることが、福祉大で堂々と教育されていることが、今日初めて明白に分かった。私は、学生が真実を知ったうえで仕事につくべきだと思うから、真実を口頭で教えている点は評価したい。

弱肉強食の淘汰の自然界で、かつ自己責任論の日本社会なのだから、「福祉とは弱者の弱みに付け込んで金を巻き上げる営み」なのである。それは医療でも教育でもそうだと思う。無駄または危険な手術などが病院では公然と勧められ、高等教育を受けても仕事がいな大学院卒が巷にあふれている。

いかなるサービス業も、サービスを受ける側は「ネギをしょったカモ」なのだから、これは仕方がないのだ。

私が今後も福祉の「支援」なる仕事がしたければ、利用者にとっていいと思うことではなく、組織と自分の利益を図り周りの専門職とバランスを取り忖度しつつ政治的にふるまえるかどうか、しっかり考えなければならないと思った。

また福祉を利用する場合、この真実をよく頭に置かなければならないと思った。

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福祉の専門家って、そんなに偉いの?? 

2019-12-11 14:32:24 | 日記

最近、れいわ新選組の動画から、鳥居という新進俳人を知った。

その動画の話と鳥居さんの歌集「キリンの子」KADOKAWA)のプロフィールを読み解くと、両親の離婚と母親の精神疾患発病。小5眼前で母親自殺。児童相談所一時保護所と児童養護施設での施設内虐待。里親に出されるも里親から家を追い出されホームレス体験。とある。

その後、歌人の古川宏志氏に見い出され本を出されメディアのインタビューにも登場されるが、義務教育をまともに受けられない人がいることを表現するため、公の場ではセーラー服で登場する方である。

 

「キリンの子」(KADOKAWA)より

 

孤児院

 

先生に蹴り飛ばされて伏す床にトイレスリッパ散らばっていく

 

理由なく殴られている理由なくトイレの床は硬く冷たい

 

爪のないゆびを庇って耐える夜 「私に眠りを、絵本の夢を」

 

 

壮絶な体験をしていないと、とても書けない描写が綴られている。このような人は昔からいた。

私が四半世紀前受けた福祉教育でも児童施設内虐待は教えられ、就職活動時には児童養護施設・恩寵園事件がたびたび報道された。

社会福祉士教科書には養護施設を経験し施設内虐待を告発するサイトを書いていたEDWARDが紹介されていた。今年になりあらたなる虐待告発も公になった。同時期にエドワード氏と同じ養護施設〈東京サレジオ学園〉で育った花村萬月氏が自らの施設内虐待体験を書いた本が芥川賞を取り、同時期に発生した東京サレジオ学園事件でも同学園での施設内虐待が語られた。大卒時の就活でこの施設にOBがいたので話をきいたが、悪い話はなかったし、そもそも世界最大宗教団体修道院直轄経営で建物のデザインが賞を取るような有名な施設での、その宗教団体の掲げる教義とはあまりにもかけ離れた凄惨な実態の告発に、大変驚いたことを覚えている。

21世紀になってからも児童養護施設での悲惨な施設内虐待の報道は後を絶たない。録音録画されたものがメディアで明かされることもあった。家庭内で虐待された子供たちは、保護された児童相談所施設や養護施設でも虐待され、心の休まる場所がない。

それを歌人・鳥居さんは赤裸々に描いている。花村萬月さんも書いている。いろいろな当事者が児童養護施設のでの悲惨な体験を話されている。にもかかわらず、メディアは児童虐待が報道されると「なぜ保護しなかったか」と短絡的に児童相談所の対応を責めるのみ。虐待家庭からは早期に保護し施設に放り込めば安心であるという神話がまかり通っている。

もちろん家庭内児童虐待はこの社会における大きな課題だが、家庭内で十分な養護ができない家庭への支援やら、虐待で深手を負った人たちをケアできるように療育的里親の養成〈リンク先の土井ホーム亭主は大学院卒〉と体制の整備〈養護施設の小舎化や里親活用〉が必要であると四半世紀前から言われてきた。

私が福祉士として仕事を通して肌で感じ、または専門家同士のうわさで聞くのは、児童相談所が民間児童養護施設の経営に忖度することであり、某欧州国裁判所から判決〈児童相談所から子供を奪還し某欧州国に亡命した母親に対する、日本への強制送還拒否判決〉で指摘されたような、不必要かつ有害な強制的母子分離・家庭離散さえ、まつたくもって巷でありうることであると認めざるを得ない。

ここでも不幸な子供をやり取りし「飼育」することで利益をむさぼる福祉業界の構図が、現にあるのではないかと思えて仕方がない。福祉の専門家がつなぐ、とは、養護施設の空きベッドを出さないようにすることなのか。そうではないだろう。施設収容は最後の手段、のはず。

ソーシャルワーク関係のとある研修での事例検討会で、自治体がすでに保護の必要なし見守りを継続と判断した事例が出た。自分は話を聞く限りではその家庭の人権をはく奪するような保護は必要でなく、それ以外の方法を言ったが、福祉士という人種の少なからぬ人々は、施設収容が絶対安心という信念を持ち、何度となく、さまざまな法令を用いて強制手法は取れないかと入れ知恵し画策したという現実を、私は思いたい。

ソーシャルワーカーは、利用者の人権を擁護する存在。のはずであるが、施設安心信仰なのか、それとも養護施設と裏で繋がっているのかは不明だが、ちょっとでも複合的な問題を持つ家庭〈育て親に障害があり十分な養護ができない。など〉があると、家庭内虐待もないのに強制引き離し手段を声高に主張する一群が、確かにいるのだ。

その場では、その一群は施設内虐待を知らないのかな。と思ったが、そんなことはない。彼らもEDWARD氏の話を、その資格取得の一環で教科書などで読み聞きしているはずだ。施設内虐待を知っていてなお、それを言うか。

次、このような機会に恵まれたら、児童養護施設安全論を声高に叫ぶ児童福祉専門家に、鳥居さんの俳句を朗読してやろうと思う。鳥居さんのような思いをする人は、出てはいけないのだ。でもこれからも、施設で悲惨な暮らしを経験する子供たちは増えることはあっても減ることはないだろう。

 

 

 

 

 

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ブラック福祉法人に助成金はいらない

2019-12-07 23:56:41 | 仁義なき医療福祉~地獄の沙汰も金次第~

ブラック福祉法人を辞めてひと月が経ちました。いろいろ退職手続きが進んでいます。

ハローワークの失業給付手続きは、私がまだ病気療養中であるので行うことができません。

体力は回復傾向です。やがて仕事の前線に復帰するでしょう。

その前に、ハローワークで失業認定受けなきゃいけない。

ブラック福祉法人は、私の退職理由を完全なる自己都合と書いて来た。

ハローワークは現時点で病気退職であると認める模様。

いやいやちがうよ。私は退職願い出したけれど、それは違法行為〈労基署が是正勧告済み〉とパワハラ〈労働局が行政指導済み〉で退職せざるを得ない状況になったからですよ。

私の申し立てが通れば、ブラック福祉法人はハローワークからの助成金が得られなくなる。ブラック福祉法人は労基署が出動するレベルの違法行為をして、労働局が出動するレベルの障害者差別・虐待をした。

労働局曰く

「障害者施設であるにもかかわらず、障害者への合理的配慮義務を怠り、差別的対応を行うとは何事か。」

まったくその通り。

労働局に情報公開請求し、ハローワークに書面で是正勧告や指導した事実も見せることができるようになった。
失業認定ではブラック福祉法人の悪行について証拠を列挙し、是非とも会社都合退職を認定させたい。

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