「生涯引きこもり」と宣言された私の、超豪華オプション生活

 登校拒否となり、生涯ひきこもりであろうと決めつけられて四半世紀。社会人として生きる記録。#発達障害 #自閉症 #ニート

伊是名夏子氏、自分は何も悪くない。やり方変えないと宣言。真の目的判明。

2021-04-20 20:29:04 | 日記

何かいい方法が他に合ったら教えてほしい。と、少し前まで言っていたので、私なりに対案を考えいました。

・利用前に確認。電話連絡。〈私的に、余りにも当然のこと。二足歩行可能でも知らない場所に行くときはしっかり情報取り、必要に応じて電話する。「事前調査が差別」とは思えない。伊是名氏も一部不徹底を認めている。〉

・計画段階で、ヘルパーに相談。情報収集を指示。〈ヘルパーに対して相談した痕跡皆無〉

・安易に「3.4人すぐに用意してよ。」などと無茶な要求はしない。〈伊是名氏は当然との主張を強化〉

・ストレスなく旅行するために、必要に応じて投資する。〈伊是名氏は上級国民でタクシー利用可能な状況であったにもかかわらず、なぜかバスにさえ乗らず、電車利用に固執〉

・格別な配慮をしてくれた駅員をねぎらう。〈伊是名氏は、駅員が車椅子取り回しに慣れていなかったことに憤慨。自分だけの特別扱いの可能性があるとして、メデイアに次々電話。JRにはあれほど電話確認を嫌がっていたが。駅員を撮影し、ブログに口汚い言葉を添えて投稿。〉

・間違っても恩を口汚くさらすことは控える。〈伊是名氏。やり方は変えないと宣言。〉

 

伊是名氏本人がやり方変えないと宣言。これではもう、どうにもならない。

 

私がもし、伊是名氏のような人の介護を行う義務が発生した場合、どうするか。考えました。

・事細かに記録。何を言われたか、何をしたか、反応はどうだったか。例えば「コップに水を入れて飲ませた。」ではなく、「お客様が水分所望。コップに200mの水を冷蔵庫備え付けのポットから入れ、お客様に渡す。お客様はそれを3口にわたり飲み干された。」などと、数字化できることは数値化し詳細に描く。

・すべて録音を取り、問題になりそうな場面はすべて残す。

・言われたこと以外は一切やらない。

・可能な限り、他の利用者を担当する。

・最悪、裁判所になることを前提に、すべて慎重に行い、すべて記録につける。

かつて福祉記録に関する研修で、講師の先生から、お客さんの中には「趣味 裁判」という方がいる。記録は究極のところ裁判対策。ということは教育されています。記録は客観的につけることを教えられています。

人格の誹謗はいかん、と思いますが、伊是名氏も実にひどい。
ただこの問題をたどることで、学ぶことも多いです。

車椅子ユーザーのかたで、コミュニケーションを大事にする方々からも発信を受け、周りの人々を励ますことの大切さを教えられました。

つぎはそういうことを書くかもしれません。

 

※4/21表題に「真の目的判明」と追記
以下、本文追記

【悲報】伊是名夏子氏、嫌がらせのために来宮駅に行ったことが電車の時刻表からバレてしまう | TweeterBreakingNews-ツイッ速! (tweetsoku.com)
伊是名夏子氏の来宮旅行の目的について、名目上「来宮神社を中心に食事宿泊などの観光」となっていますが、鉄道研究家の時刻表解析により、小田原から乗り換えなしの来宮行では来宮神社営業時間に間に合わないと判明。これはJR時刻表で確認すれば、一目瞭然です。

よって伊是名氏の旅行目的は最初から来宮神社ではなく来宮駅。なぜかJR東海・東日本共同管理の小田原駅から乗車。JR側の混乱誘発を狙い、さらに来宮駅で騒動を起こすことを最初から意図していた疑惑の蓋然性ますます高まりました。

伊是名氏旅行真の目的は「自らの組織内プロモーション」と「政治的プロパガンダ」であると、確実に推定できます。

小田原駅(JR東海道本線 熱海方面)の時刻表 - 駅探 (ekitan.com)

停車駅一覧 - 駅探 (ekitan.com)

 

4/23 追記。さらに伊是名氏の行動が偶発的なものではなく、当初より騒動を意図していたものであることをしめす検証記事

4月1日の伊是名氏の行動考察 | 桜花@元自衛官のブログ (ouka-jsdf.com)

 


速報 わたしは伊是名夏子氏の「提言」を容認しません

2021-04-17 19:42:54 | 日記

伊是名氏が過去、自らアップした資料のまとめ動画です。

(24) 伊是名夏子さん「乗車拒否騒動の疑問点」と「消すと増える衝撃の過去発言まとめ」 - YouTube

許しがたい、動かせない証拠の数々です。

あれは社会民主党としての政治的行動で、仕掛けたものであると考えるに至りました。

関わり合うことはできないばかりか、最悪の人格を目の当たりにし、吐き気が出ます。

バリバラにはもう、出ないでほしい。あんな人。

 

※追加資料

伊是名夏子氏の過去の問題行動・発言40件まとめ(ソース付き) - Togetter

 


吉川徹先生、ネット上におけるご功績の記録

2021-04-13 22:31:18 | 当事者研究

昨日は吉川徹先生のツイートに久しぶりに遭遇しました。そこには東田直樹さんの映画について、ご乱心の様子でした。

私はおかげで、発達障害方面に集中することができました。東田直樹さんのことを記録した映画のことも知ることができました。

先生ありがとうございます。映画、しっかり拝見させていただき、東田君に元気をもらいに行きます。私たち当事者が元気になればなるほど、あなた様の影が薄くなることが、東海中高の先輩としては少しばかり悲しくなることです。

まずは吉川徹先生には「感謝」の言葉を申し上げます。というのも、あなた様の治療目標がまさに、本ブログのタイトルです。本ブログにふさわしいタイトルの創出にご貢献いただいていることを、誠にもって感謝申し上げます。

あなた様がよくご存じの通り、意図されている通り、発達障害、とくに自閉症スペクトラムの治療と社会進出は、極めて困難です。何しろ現に、あなた様のような、私たち当事者の社会進出を意図的に妨害する存在が、愛知県の発達障害「支援」のトップとして君臨しておられる世の中です。

私はあなた様の患者に、たとえあなた様が開業され大人を見るようになっても、私の隣近所で開業されたとしても、決して決して、診ていただくことは永遠にありません。
感謝の心をもって、吉川徹大大大大大先生の「ご功績」を、ネットで確認できる範囲ではありますが振り返り、記録いたしたく存じます。

先生が直接アップデートされた文面を含むこの資料が、これから吉川徹先生を受診されようとする方々の目に触れ、お役に立てることを、心より念願しております。

 

東田直樹さんに関して、吉川先生がツイッターで「大成果」として拡散していただいている、日本児童青年精神医学会関連の記録

日本児童青年精神医学会 2016.08.08第の57回日本児童青年精神医学会総会 教育セッション <当事者との対話>「東田直樹氏+山登敬之先生」について (child-adolesc.jp)

日本児童青年精神医学会 教育セッション「東田直樹氏(発達障害)+山登敬之先生(東京えびすさまクリニック)」の中止について (child-adolesc.jp)

東田直樹さんを学会の場で愚弄・冒とくし、青木省三先生をはじめとする蒼々たる医学会重鎮に、謝罪させ恥をかかせることが「快挙」なのです。吉川先生にとっては。

 

 

中田大地君〈当時小学二年から中学一年にかけて〉に対し、吉川先生が長年にわたり熱心かつ執着に行われた、医師としての言葉の記録について。

残念なことに、中田大地君に対して吉川先生たちが行った「ツイッター上のまつり」のまとめサイトがなくなっていました。児童精神科医にして県の発達障害者支援センター長の人権感覚が明白に分かる資料がネットから消えたことは、まことに残念です。

花風社のみ、いくつか残っていたので、そのままリンクを張ります。

公開質問【大幅追記しました】ー中田大地君から吉川徹医師へ - 治しやすいところから治す--発達障害への提言 (goo.ne.jp)

久しぶりに読んで、大地君の公開質問に、大笑い

治す医師と治さない医師 - 治しやすいところから治す--発達障害への提言 (goo.ne.jp)

続・もし名大病院・吉川徹医師が大地君の主治医だったら - 治しやすいところから治す--発達障害への提言 (goo.ne.jp)

今も昔もこれからも、おそらく永久に続く、吉川先生クオリティーですね。

治す医師と治さない医師 - 治しやすいところから治す--発達障害への提言 (goo.ne.jp)

 

大大大大先生祭りの記録。

これは吉川先生が神田橋條治先生を執拗に叩いてきた〈もしかしたら、東田さんに対してのように、突如再開の可能性有り〉ことの記録。

大大大博士こと神田橋條治氏とEBM、発達障害 (2ページ目) - Togetter

医者なら治せずとも、ちょとでも状態よくせんか!! しっかりしろ!!

大大大博士祭りから五年、ようやく吉川徹センセのご尊顔が拝せる件 - 治しやすいところから治す--発達障害への提言 (goo.ne.jp)

2010年3月のブログ記事一覧-治しやすいところから治す--発達障害への提言 (goo.ne.jp)

 

その他

吉川徹医師が一次障害と二次障害の区別をはっきりつけていないらしい件 - 治しやすいところから治す--発達障害への提言 (goo.ne.jp)

社会進出しようとする当事者の熱意に、ひとり水を差す記録。

 

※参考 吉川徹先生ご自身による発信

現役医師が語る、発達障害と医療の望ましい関係とは?―児童精神科医・吉川徹(1)【LITALICO発達ナビ】 (h-navi.jp)

医師のすべてが「役立たず」かのごとき記述ですが、決して決して、そんなことはありません。必死に考える医師は、神田橋先生をはじめ大勢います。名古屋圏にもいます。質問してくださる方との人間関係構築できれば、紹介できる先生がいるかもしれません。
こんなことしか言えない医師との時間は、一秒であつても無意味な時間です。

 

改めて、治るということ - 治しやすいところから治す--発達障害への提言 (goo.ne.jp)

リスパダールとエビリファイが大好きな吉川徹先生。子供のころからたんまり盛りたい吉川徹先生。先生の考える「医療の正義」「医療の王道」の姿です。

ちなみに私のかかっている先生によると、どちらも長くは飲んで行けない薬。です。私は関わりのある先生の説を絶対支持します。

 

最後に、吉川徹先生自ら大衆の前で公開された「治療目標」について、振り返ります。

ちなみにafcp 01、afcp こと吉川徹医師〈当時、名古屋大学附属病院、現在愛知県医療療育総合センター〉は、以下のように発言し、愛知県庁に住所のある機関の公式文章に残っています。

"吉川:自分は発達障がいの方、特に自閉症スペクトラム障害の方の場合に目標となるのは、私は実は「家事をする引きこもり」だと思っています。そこが目標で、それ以外はオプションだと考えています。" 〈吉川徹 2012〉

神様がもし、私に再び、福祉の場に立たせていただく機会を下さるのであれば、決して決して、こんなちんけな目標立てません。私も、私の周りの人たちも、健やかに、社会の中で、生きていきます。

 

引用文献 

吉川徹ら 発達障がいを持つ青年の社会復帰支援~特性理解にもとづく援助について考える~ 2012 愛知県精神保健福祉協会 こころの健康第47号 p28

 

 


速報、東田直樹君が映画化されることに発狂している医者

2021-04-12 22:48:22 | バカの壁

東田直樹君がよほど憎いらしい。

かつて、学会で東田君を冒涜したことは、このブログでも触れました。

小学二年生の中田大地くんをネットで執拗に攻撃した大人げない人。

神田橋條治先生に学会では何も言えない、相手がご高齢であることをいいことにネットいじめを楽しむ、つまらないお方。

こんな方が「児童精神科の権威」。こんなもんですわ。

 

それにしても、東田君の映画はぜひ見たい。期待しています。

 

※画像がどうしても大きくできません。画像をクリックして確認してください。

 

追記、映画「僕が飛び跳ねる理由」公式サイトです。素敵な感じです。

僕が飛びはねる理由|トップ (kadokawa.co.jp)


私が伊是名夏子さんからの「問題提起」で学んだことと、伊是名氏とは違う道を歩む。ということ。

2021-04-11 19:40:13 | 日記

僕は、離れようと思います。

 

伊是名夏子さんから「問題提起」されたことで、いろいろ学び、考えることができました。

・バリアフリーと過疎化に伴う公共交通機関経営難。

・移動の際に行う「準備」。

・旅行先でのハプニングが生じたとき、どの程度「人のお世話」になるか。

・「お世話」が障害者への合理的配慮が伴う場合、法的義務であるかどうか。

・常に介護の必要な身体障碍者などが、お世話されたことに感謝の言葉を述べる。ことについて、そうしないことが社会的に糾弾されなければならないほどの非行なのかどうか。

・問題提起の方法について。戦後の昭和時代と違い、今の世の中は従順であること。感謝すること。人の世話にならないで自分で完結させることへの意識が行く。労働運動であれ、女性運動であれ、障害者運動であれ、社会問題を訴えることが迷惑行為、クレーマーとみなす人が少なからずいること。

・日本が、感謝強制社会であること。自己責任社会であること。

・日本人の人権意識が、「やさしさ」「おもいやり」であること。天賦人権の概念を否定的にとらえる人が少なからずいること。気に入らなければ袋叩きにしてもいいと考えていること。
・伊是名さんは重い障害を持ちながら、子供のころからバリアに遭遇する度に、周りを巻き込んでバリアを突破していく人生であったこと。傲慢にも見える態度だが、それゆえに養護学校卒ではなく入所施設利用者でもなく、高学歴専門職となり高給取りと結婚し家庭を設け、明らかに上流階級に属する今の地位があるということ。

・リーダーとは、周りの人を巻き込んで問題解決する資質が大事であること。

・JRとその鉄道マンは、すべてのお客様の移動を実現したいと、労使を挙げて情熱を傾けていること〈個人差は大きいと思います〉。会社と労組は、本件のことについても移動の自由を追求する論調で、職業的矜持を感じる広報です。

 

たくさん学ばせていただきました。学ばせていただけたことにつき、わたしは素直に感謝します。伊是名様にも、伊是名様のプライバシーを徹底的に暴露した右翼論客の皆様にも。

しかし、伊是名さんや怒りに共感した身体障碍者たちに感謝を強要する。JRの仕事を歪曲し、事業者しての安全配慮義務があたかもお客さんにあるかのごとき論陣で執拗に個人攻撃に利用する。こうしたことは誹謗中傷です。同調しません。

また本件に触発され、障害者排除を表明した著名人を残念ながら見ました。そのようなメッセージを著名人が発すると、植松崇拝者がコメント欄に沸いてきます。植松信者が立ち寄るようなサイトに、私は今後望んでそこを訪れることはないでしょう。

そして、社会民主党のある部分にも、ついて行けないものを感じました。常任幹事たる伊是名氏の問題提起の方法については、やはりついていけません。私がこの党を積極的に支持することは、これまでもそしてこれからも、ありません。

伊是名氏は今や公党の幹部であり、ただの障害者運動のリーダーではありません。多様な人々への配慮を私は期待しますが、そうしていただけないので、私は社民党を応援しません。彼らはおそらく私が右翼論客と近似的に等しいと評価することでしょう。別に弁明しません。
人格否定はしません。伊是名さんに周りへのやさしさがあればなあと思いますが、それはないでしょう。期待しても仕方がないし、耐えられないので私は離れます。

この問題が、バリアフリーや障害者差別の大問題ではなく、公党幹部の行動についての是非。として狭く局限して処理されることを望みます。

右翼論陣に手を緩める気配がありません。今は沈黙している国会議員である障害者運動重鎮たちの動向に注視しようと思いました。

 

※追記、JR東日本からしっかりとした公式見解が出ました。私は全面的にJR東日本を応援します。

「乗車を拒否する意図はない」JR東が強調 電動車いす利用者への対応問題:朝日新聞GLOBE+ (asahi.com)

 

※4/18追記と表題一部変更
 伊是名夏子氏自らによってアップされた〈現在は削除〉記事などをまとめた動画とサイトを、提示します

(25) 伊是名夏子さん「乗車拒否騒動の疑問点」と「消すと増える衝撃の過去発言まとめ」 - YouTube

伊是名夏子氏の過去の問題行動・発言40件まとめ(ソース付き) - Togetter

上記を読んで、私は伊是名氏と社民党の政治活動を支持しません。あのような人物に一票投じることは、ありません。

私は障害者権利条約に絡んだ藤井先生のような、秩序を保ち、諸勢力との連帯を重んじ、バリアフリーを実現する運動に賛同し参画します。

伊是名氏の運動に加担できません。それが伊是名氏の問いかけに対する私なりの「最終回答」です。「最終回答」に即した表題に一部改変しました。

 

 ※4/21追記 伊是名氏の旅行目的が、初めから意図計画し、来宮駅で騒動を起こすことそのものが目的であった疑惑に「時刻表」という動かぬ状況証拠が提示されました。ふぁくちチェックし、これは真実です。偶然の出来事ではなく、最初から企図された暴挙であったことが判明しました。

【悲報】伊是名夏子氏、嫌がらせのために来宮駅に行ったことが電車の時刻表からバレてしまう | TweeterBreakingNews-ツイッ速! (tweetsoku.com)


精神科に通う人が仕事をするなんて、あり得ないこと。という世論

2021-04-08 21:49:43 | 日記

伊是名夏子さんが提起した「電動車椅子乗車拒否事件」。

 

JR東日本の反応は、大筋においてまっとうに感じる。熱海駅の対応は見事だと感じた。JR広報によると、駅員への車いす対応の研修はすでに実施されていて、この件をきっかけに新たなる研修を行う予定はない。と公表するほど自信を持っている。駅長は自ら指揮し、伊是名さん一行を丁寧に案内した。伊是名さんはブログ記事で素人呼ばわりしていたが、彼らは運行のプロ。すべての人の鉄道移動を実現させる意欲は高いと感じた。


なお、労働安全衛生法によると、労働において労働者の安全を図る義務が生じるのは事業者。車椅子の当事者ではない。

なぜか鉄道マンの安全配慮注意義務を車椅子ユーザーに課すかのごとき投稿が散見するが、安全にできないと判断すれば合理的配慮を超えるわけだから、そのようなことは初めからしない。

熱海駅が状況を見て配慮可能と機敏に判断し実施したことを忘却し、ひたすら伊是名氏を叩く論調が続くことに、私は強い憤りを覚える。
JRから、問題の展開に際してこの時代の推移を見据えた合理的配慮の公表がなされた。合理的配慮、地方の高齢化過疎化と駅の維持、鉄道労働者介護労働者の労災対策、といったことに冷静な議論が始まることに期待したい。

 

伊是名さんのことを調べているうちに、私はだんだん、自らの就労について思うようになった。

発達障害は生得性の障害とされ、社会で頑張るうちには私は二次障害としてうつ病の診断を受けることになった。

現に、発達障害とされる人々が社会の中で仕事上でも成功をおさめた事例をよく見聞するし、精神障害の当事者が仕事上で成果を収めた事例もまた、私は見聞きしてきた。私自身も四半世紀にわたり社会の中で経済活動に従事し〈学生の頃はバイト、卒後は正社員などとして〉、ささやかながら家庭生活を経験し、財産を持つに至っている。

しかし、世の中の「常識」とされる知識。もっとも、すべての人の「常識」ではなく、ある一定の人たちの「常識」においては、「精神障害〈発達障害を含む〉の人が仕事をするなんて、ありえない」のである。

今でも「精神科に通院している人は仕事をするべきではない。一緒にいるだけでも嫌だ」という声を時々耳にする。一昨年の就労支援講演会で現役のハローワーク職員が「5年前は精神障害の人の就労なんて、あり得ない話だった」と明白に語り、8年ほど前に参加した当事者研究会では首都圏ハローワーク職員が涙を流しながら「皆さん〈精神障害当事者〉の仕事はありません。」と何度も語っていた。数字上は精神障害者のハローワーク経由での雇用がすでにあったのだが、肌感覚では最近ようやく、光が見えてきた。のかもしれない。

これは多分に、障害者雇用率が上がり、その達成が低いとメディアに叩かれ、あるいは公共入札に参加できない。など、大企業が障害者を雇わないと損害を被る社会状況になったことによるものと思われ、精神障害者の能力が短期間で著しく向上したわけではないのだ。

制度的構造的変化により、精神障害当事者が障害をオープンにして雇用される確率が増えたのだが、未だに「精神障害者が仕事をするなんて、あり得ない」というイメージを持つ人々は多いのだ。そういう人にとっては精神病者が仕事をするなんてわがまま。配慮なんてずるい。のだ。精神障害者が障害を開示して仕事についても、こうした声との軋轢は、多かれ少なかれ覚悟しなければならないのだ。障害者雇用で雇用された別種障害者との軋轢もあるのだ。〈障害者最大の壁は別種障害者、かもしれないことについては、後日書きたい〉

仕事をする精神障害者当事者一人一人が、未知の場所で自分の道を切り開いていくチャレンジャーなのだ。あり得ないとされることにトライする存在なのだ。私はそう思った。

 

※追記、私はJR東日本を全面的に支持します。

「乗車を拒否する意図はない」JR東が強調 電動車いす利用者への対応問題:朝日新聞GLOBE+ (asahi.com)

※追記、誹謗中傷下火と誤認した冒頭部分を削除。労働安全衛生法を追加。一部を訂正。


JR東日本の対応は立派。それでもなお一層のバリアフリーを望む。~電動車椅子「乗車拒否事件」考察~

2021-04-07 21:25:18 | 日記

さすがJR東日本。立派な対応だと思う。

 

まず、コラムニスト伊是名夏子さんに何があったかをまとめたい。

ざっくり要約すると

4月1~2日にご本人、お子さん二人、お友達、ヘルパー〈ご本人は難病の身体障碍者で、電動車椅子ユーザー〉が旅行。当初は沖縄旅行の予定が、コロナにより予定変更。

事前に調べたが目的駅が無人駅であることと階段があることを読み取ることができなかった様子。たしかに「無人駅」という表記はない。しかし階段昇降が必須だと私は読み取った。

乗車しようとした小田原駅で「乗車拒否」とされる事象。

一時間余り押し問答。バリアフリー法や障害者差別解消法を持ち出し、直ちに駅員3.4人集めて何とかするよう主張。通りがかりの通行人からはただのクレーマーというツイートを読んだ。

結局のところ、熱海駅の配慮で熱海駅から駅用含め4名加わり、目的無人駅下車。

ご本人は有名人で、メディアに人脈有。ブログ掲載後、報道相次ぐ。

著名人文化人から賛同の意見、そしてユーチューバーをふくめ圧倒的大衆から「非常識」とたしなめる声。中には障害者差別をあからさまに書き込み植松を賛美する投稿も出現〈竹端先生のツイート通り、一部批判者の性根は植松に近いと私も感じた〉。おとなしい普通の身体障碍者何人かが人の目を気にして外に出られない状態に。

 

〈データ〉

伊是名夏子さん「いろいろな議論により繋がりますように。そして誹謗中傷はやめてください」車いす乗車拒否問題でブログを更新 | mixiニュース

JRで車いすは乗車拒否されました : コラムニスト伊是名夏子ブログ (livedoor.jp)

なぜ彼女は「JRに乗車拒否された」と訴えたのか 波紋ブログの真意、伊是名夏子さんに聞いた: J-CAST ニュース【全文表示】 (j-cast.com)

「JRで車いすは乗車拒否されました」伊是名夏子さん明かす 法律はどうなってる? | ニコニコニュース (nicovideo.jp)

「JRで車いすは乗車拒否」に賛否|BIGLOBEニュース

伊是名氏の言い訳破綻 タクシー会社に聞いた | 令和電子瓦版 (reiwa-kawaraban.com)

JR、車イス利用者を「乗車拒否と認識していない」 無人駅めぐるトラブル「要望に少しでも沿えるよう提案した」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

コラムニストの伊是名夏子さん「JRで車いすユーザー乗車拒否にあいました」 ブログ記事に反響で「乗車拒否」がTwitterトレンドに | ガジェット通信 GetNews

〈4/12追加〉

「乗車を拒否する意図はない」JR東が強調 電動車いす利用者への対応問題:朝日新聞GLOBE+ (asahi.com)

 

私は、この騒動で最もまともな対応をしたのはJR東日本だと思っている。

現場の駅員の意識は低かったが、最後は見事な対応。ご本人たちの粘りが引き出した。かもしれないが、大人の対応。さすがは大企業。

伊是名さんのわがままであることは間違いない。自分にはあのようなことはできない。社会党役職員ということであれば、労働者たるJR東日本社員に労災リスクの高いことを強いたことについて、質問してみたいとも思ったりする。

とはいえ、私もわがままのある人間。移動の自由を享受したい人間。障害の有無にかかわらずアクセス権を保証しようというのがバリアフリー法などの精神。

「こんな真夜中にバナナかよ」で描かれた当事者のように、わがままを通して自由に生きることを、周りと摩擦を起こしながら押し通した先達によって、お年寄りやけが人などにも優しい社会構造に変化していっているのが、我が国の戦後史。

伊是名さんの行為は「仕込み」かもしれないと私は思う。ついていけない感じがするが、「弱者の人権を守るために、強者の人権を侵害してでも」という方々が軋轢を繰り返しながら権利を獲得してきた歴史的事実が思い出される。

それにしても、メディアは伊是名さんのような「強い障害者」が好きなんだな。と思うが、そんな強い人は多くない。多くは周りに気を使いながら、ゴマをすりながら、やってもらっている。入所施設から出ていかない当事者さえいる。

騒動に乗じて、障害者に汚らしい言葉を浴びせる人たち。身体障碍者を侮辱する一部精神障害者たち。植松を賛美する人たち。こういう輩が文化的発言をはるかに上回り、出現している事実がある。彼らは伊是名さんが「誹謗中傷はやめて」といつてもやめない。現象を見ると最高裁判所判決確定でも止めないだろう。しかし本件で刺激され侮辱や人格の誹謗中傷には抗議したほうがいいと思う。

しばらくこの話題にこだわるかもしれない。

「想像力の障害」「障害者最大の敵は障害者」「差別と立場主義」「差別と植松」など、話題は事欠かないかもしれない。