神田橋先生が「ゆほぴか」誌2月号にて紹介された「5本指いい子」法。やってみて効果てきめん。
リラックスできるし、逆に回せば精神を高ぶらせることもできる。気持ちのいい方向に回せばいいと考え、実行している。
思うのが・・・
自分は自分の気持ちをコントロールしようと、自分の意思で「5本指いい子」などをやる。
でもこれ、自分の気持ちの上げ下げの始末を他人にさせようという人に対して使える方法ではない。
自分が受け入れている考え方では、利用者の気持ちの浮き沈みのことは、利用者自身でコントロールできるように、グッズや何らかの作業などを与えて支援する、ということだが、利用者さんからは結構な頻度で「(弱い他人を)ぶん殴ったらすっきりする」「この気持ち、あんた〈支援者〉が解決してよ!!」ということに出くわす。自分は暴力を容認しないし、気持ちのモヤモヤを自分で解決する方法を自分は提案するが、そういう甘ったれ障害者は私が自分自身で解消する方法を提案すると、踵を返して「おおよしよし」してくれる支援者の基に行く。組織は私に「おおよしよし」するよう指示はしないが、どうもそれをしない・できないことに対してマイナスの評価をしていると最近明らかになった。自分が稼がせてもらっている組織は就労支援しないと公の場で宣言しているし、利用者の恋愛を嫌がる。障害状態の人が自由になるために家族を持ったり一般枠でフルタイムの仕事を持ったりすることを支援したい自分との方向性の齟齬が明らかになっていることを残念に感じている。
自分の状況を自分で客観的に見据えて分析し(当事者研究)、対応法をリハーサルし(SST)、実際にやってみて(認知行動療法)、結果を評価して次のアクションを考える。という一連のサイクルは、厄介な自分を自己コントロールするという自己選択と決意と覚悟が必要となっている。
自分の人生を自分で引き受けようという覚悟と行動が、何よりも医療福祉ギョーカイの「囲い込み」から脱出することの大前提だと、自分は信じている。
試行錯誤を繰り返し、なんども失敗したり成功に味をしめたりしながら、社会経験を積み重ねながら、人は成長していくのだと信じている。
これからも神田橋先生から受けた「いろいろ導入容易な健康法をためしてみる」という指導を心に刻み、自らと家族がよりよく生きていけるようにしていきたい