「生涯引きこもり」と宣言された私の、超豪華オプション生活

 登校拒否となり、生涯ひきこもりであろうと決めつけられて四半世紀。社会人として生きる記録。#発達障害 #自閉症 #ニート

強度行動障害に暴力は無用。テクニックその①「護道介護術」

2021-10-31 09:57:32 | 強度行動障害対策

 

 

障害福祉で世にも恐ろしいのは「支援者・教師による強度行動障害」。

福祉施設にも学校にも、一部「プロ」による暴力行為を「抑止力」「必要悪」として認め、そういうものと流される風潮がある。

その「有形力の行使」は「犯罪行為」であることは、「戸塚ヨットスクール事件」などで明白となっている。法律で虐待行為や故のない身体拘束は禁止事項となり、被害状況に応じて刑事罰が科される。

支援者・教師による強度行動障害への抑止力が刑事罰であるわけだからもう、暴力を好き放題したい人には、ビデオなどで証拠を取って裁判所に引き出すしかないのだ。
天白養護学校で教師Iが起こした事件のように。天白養護学校の暴行問題 元教諭と名古屋市に550万円賠償求め提訴 : 中京テレビNEWS (ctv.co.jp)

 

さて、利用者側の強度行動障害に対して、十数年の福祉職生活の中でいろいろやってきたが、じつはごく最近に、大変有効な方法と出会っている。

それは「護道」。武道由来の介護術の一つだ。

とりあえず、動画を一つ紹介する。ググればたくさん情報はたくさんある。

(1) Facebook

詳細は著作物や動画に譲るとして、私自身もほんの数か月だけだったが、これをやってみて、大変効果があったので、周りの職員にも勧めようとしたものだった。

何しろ、型があり、簡単な動作で興奮した相手の後ろに回り優しく抑え込み、落ち着かせることができるのだ。

 

 

これを知ってから、精神薬の禁断症状で苦しむと、甘えを持つ職員の後頭部を強打する癖のある利用者に襲い掛かれた際、とっさに護道の型をやつてみたら、簡単に後ろに回り込むことができ、相手は後ろを取られたところでいとも簡単に緩めて、関係性のできていた人だったからか、「落ち着こうか」「頓服いる?」となり、後は一服して穏やかに過ごせたことが思い出される。

 

強度行動障害といっても、故意に暴力をする利用者もいるが、向精神薬の禁断症状で暴れる人、感覚過敏で周りの刺激が耐えられなくて暴れる人、いろいろある。暴力行為の対象は自分より弱いと思っている職員や、愛着ができていてどうしてもわかって欲しい職員に対して暴れることが多いように、私は思う。

20年前の大倉山事件のような、偶然居合わせた幼児を殺害するという凄惨な例外も、もちろんある。あの事件は強度行動障害とわかっていた利用者に対して、万が一暴れだした場合の「とっさに制圧できる防御力」を用意せずに外出させた施設側のミス。強度行動障害のある体重120キロの20代男性を外に出すのたら、普通、武道有段者を二人はつけ、常に手をつないでいる必要がある。

説諭し戒める。というよりも安全な環境に誘導して落ち着かせる。という対応がいいような場面に、私は感じることがしばしばあった。

それから、たとえ利用者が故意に職員を危害攻撃に及んだとしても、それは想定内のことであり、施設職員は日々柔道や空手道などの鍛錬をすることを通して防御力を高めることが、プロとしての矜持であると思ってきた。

入所施設とか生活介護施設とか、あるいは就労継続支援B型など、利用者が介護度の重い人のいる福祉施設では、強度行動障害、特に自閉症者によるそれは、今も昔も、最大のテーマの一つだと思う。

外側から鍵をして閉じ込める。という今では純然たる禁止行為が未だに老舗施設でやっていることが、最近になっても報じられている。

もう一つのやまゆり園で今も続く悲劇 1日20時間、個室に閉じ込め(47NEWS) - Yahoo!ニュース

私も20年前、施設職員のころ、業務命令で最大30分程度、強度行動障害の激しい方々に外から鍵をしていたことがある。嫌な行為だったから、職員配置に余裕のある時は自分もその部屋に入って一緒にいたこともあった。

また、養護学校では常に外から鍵のかかる個室にいた利用者とも接してきた。彼は些細なことで不安定になり暴行行為に至ることが分かっていたので私はTEACCHなどの導入を主張したが、施設側は拒み、昔ながらの制圧に固執し、障害配慮の欠如に茫然としたことが思い出された。

スパルタの海が流行った50年くらい前は体罰実施が推奨されていたとかつて受けた研修で教えられた。90年代に入ると体罰が否定される風潮が出現し、身体拘束が禁止されてもう20年以上経過するが、未だに戸塚ヨットスクール方式が幅を利かせているのだ。

施設側は暴力がばれなければいいと思っているのだ。

 

護道などの「新しい介護術」の導入が急がれると、私は思う。


障害者施設で怖いのは、職員の「強度行動障害」

2021-10-30 11:36:25 | 日記

 

 

今日の今、自らの希死念慮が出現している。

何かと言えば、自分の職業上のスキルをブログで書いていこうと決意した。

障害者施設での「強度行動障害」への取り組みが、自分の業績として取り上げられる。

けれど、よくよく思い出すと、利用者の「強度行動障害」ではなく、職員の「強度行動障害」のほうがよほど恐ろしい。

自分は利用者の「強度行動障害」には対応できる。

ABA的な対応。ロジェリアン的な傾聴の姿勢。TEACCHによる知見。障害者人権条約由来の諸原則。いくらでも対抗策が思いつく。

しかし、職員の「強度行動障害」。その極めつけが津久井やまゆり園でホロコーストした植松死刑囚だ。

植松と同じことをする人はあまりいないし、やってばれれば捕まる。

しかし、植松と同じことを考えている施設職員は、結構な数いる。

ぶん殴ればいい、閉じ込めればいい、精神的にマウントを取ればいい。施設職員の時、しばしば聞いた言葉だ。体罰実施命令さえ受けた。

今は福祉の市場化が進み。明るみに出やすくもなった。しかし職員の質は確実に下がっているとも感じる。福祉現場に専門性、なんて期待できない。

障害者虐待への無料の相談窓口もできたが、それらほとんどは法律で決められて嫌々設立された代物。窓口はやる気なし。お役所仕事でしかない。

本当に解決したければ、やはり代理人弁護士を雇うとか、お金と労力を出して個別加入可能な労組に入るなどして、費用も労力も出して戦うしかない。

職員の強度行動障害と闘うと、ほぼ確実に仕事を失う。と、かつて労組経由の情報から実地で学んだ。

しかし職員の強度行動障害に心では反対していると、確実に仕事を失うことも分かった。

福祉施設の職員集団には、一部職員から強度行動障害の利用者への暴力を「抑止力」「必要悪」と認める風潮が、歴然としてあるからだ。

そんな中で、利用者への暴力行為に否定的な感情を持つ職員は簡単にあぶりだされ、職場から結果的に排除されることになるからだ。

利用者も暴力。職員も暴力。もう自分に福祉は務まらない。もしかしたら私にはこの世に居場所はないのかもしれない。とも感じる。

世の中を見通すと、暴力装置で勢力均衡している様子が、よく分かる。暴力的でない私は、生きていけないのかな?


神田橋條治先生ご考案「五本指いい子」指気功の効果

2021-10-28 08:56:23 | 神田橋治療の活用

 

 

まったくもって成果の上がらない障害者雇用での就職活動。

年齢もあり、ASDに気分障害も重なり、面接に呼ばれても採用されていない。

就活の疲れで不調に。

この不調は、ツボ押しや耳引っ張り、フラワーエッセンスでは効果不十分で、久しぶりに精神薬のお世話に。

不調になるとフラッシュバックもやってくる。外出先で急に出てきたので、「五本指いい子」をやってみた。

路上だったので靴の上から。指を優しくひねるイメージで。

すると、フラッシュバックが止まった。

帰宅し本格的に「五本指いい子」すると、フラッシュバックが完全に止んだ。

ただ、倦怠感は消えない。それでも、フラッシュバックがなくなり、不安感がかなり減ったことは意味のあることだった。

今、仕事はしておらず、就労支援で受け入れられていて、調整が容易なこともあり、不調は3日ほどで終わった。

今回のことで、やっぱり、神田橋先生はすごいと感じた。

 

 

国民年金は、払ったほうがいいよ

2021-10-07 08:11:44 | 当事者研究

 

 

国民年金なんて、払わない。今後もあるとは限らないから。どうせ破綻するにきまってる。

などと言って、国民年金の積み立てをしない人が少なからずいる。

国民年金を民間保険的に計算すると、実は最強の年金制度だということが分かる。国民年金ほど分のいい積立制度はない。

しかし、財政破綻するにきまってるから払わない。払えないときに免除申請しない。という声に、しばしば出くわす。

そうしてきたから、いざ自分に傷病障害が発生した時、障害年金を申請しようとしたが、役所でできないと言われてしまった。という声に最近何件か出くわした。

役所窓口が障害年金できないと断じても、制度的合法的に申請可能な場合もあることは、先日このプログで書いた。

少し脱線するが、私も十年ほど前、障害年金の説明を所轄年金事務所に求めたところ、「あなたにはできない」と言われた。窓口の人は医師でもないのに、私のことをほとんど何も知らないのに、10分で「あなたの状態では年金申請できません。」だった。

ああ、水際作戦だ。障害が外から見えない私には社労士の助けが必要だ。と思った。年金申請専門の社労士を代理人につけ、支援者を巻き込んで申請したことが思い出される。

障害年金申請が通るか通らないかは、日本年金機構の認定医が主治医診断書と陳述を述べた文章を見て判断する。

障害年金など社会保険の手続きは、自分でもできるが、役所窓口の人でさえ定型的なこと以外は間違った誘導をすることが散見されるので、社会保険のプロである社会保険労務士を代理人にして行うこともできる。

年金事務所の窓口の人にも、役所年金課窓口の人にも、申請が通るかどうかを判断する権限も能力もないのだが、なぜか勝手なしろうと判断を伝えてくる人が多い。お役人はめんどくさい仕事はしたくない。年金申請を増やしたところで複雑で困難な手間が増えるだけで自分のポイントにはならない。役所的にも金を払いたくない。

だから水際作戦するのだ。役所や年金機構の人たちが、私やあなたの利益のために仕事をしてくれるなどと、期待してはいけない。

しかし、役者や年金機構のものぐさなお役人様も、法令に基づき申請すれば、ましてや法定代理人が申請すれば、受理するしかない。

特に代理人申請の場合、適当なこと言って水際作戦した場合は審査請求するという暗黙の了解があり、窓口の人にとっては水際作戦で阻止しようとしたら、それ以上の手間とペナルティの脅威にさらされる。

水際作戦以上のリスクをちらつかせることで、断固たる申請意思を示すことで、こういう面倒くさい申請はできる。

要件を整えてさえいれば、申請はちゃんと受理される。

手間暇かけて調べて準備すれば、申請が通るかどうかも判断できる。

 

とはいえ、これら手続きを進めるには「年金保険料をきちんと納めている」ことが前提となる。

国民年金は、老齢年金としても、いざというときの保険としても、これ以上に優秀で有利な保険は民間にもない。

ちゃんと保険料、支払いましょうね。

 

 


障害年金、あきらめる前に、社労士に相談

2021-10-05 20:47:24 | バカの壁

 

 

意外と障害年金が「もらえない」と訴える障害者が多い。

障害年金申請には年金納付の実績が必要となるケースが多い。20歳未満に障害が確定した場合を除き、納付要件がある。

国民年金の未納期間があると障害年金の受給はできませんか? | さがみ障害年金申請代行(湘南平塚・横浜) (sagami-nenkin.com)

 

役所や年金機構に直接相談してしまうと、往々にして窓口の社会保険知識の不十分な人が対応し、受給可能な可能性があっても「できません」になる。

障害年金申請は難しい作業なうえ、年金機構としては、できれば出したくない。職員たちに治しても、関わったところで個人的に利益がない。

これを「水際作戦」と私は読んでいるが、少なからぬ人が、水際作戦に合うとすんなり諦めてしまう。

 

「初診日要件」「納付要件」は挽回の可能性があるのだが、それをさぐる努力をはじめから放棄してしまうのである。

努力なんて、社労士に相談して成功報酬払うだけなのだが、そのつまらない努力を怠る当事者の、なんと多いことか。

障害年金は、年金を未納(滞納)していてももらえる? (taishoku-concierge.jp)

障害年金 初診日とは?証明の仕方や未納・相当因果関係の意味 | 手続きの窓 (prokicenu.com)

 

当事者が自分に年金がないと悩んでいて、社労士を紹介しようとしても、

「成功報酬払いたくない」

「お金ない」

といって拒む。

だったら私はもう、そんなこと言う人には何もしない。自分には労多く何の利益もないからだ。

 

簡単にあきらめる人はそれでいい。支援者も面倒くさいことを諦めずに行う私のような存在は、だいたい苦手だ。

簡単にあきらめ、おとなしく支援者に従い、ずっと福祉施設の固定資産でいてくれる利用者が、支援側にとっては一番いいのだ。

 

そうでない人。

障害年金を申請しようとして、窓口の水際作戦に出会っても、あきらめたくない人は、ぜひ諦めないでもらいたい。

是非とも障害年金専門の社会保険労務士に頼って欲しい。彼らは実に多くの抜け道を心得ている。テクニックは余りにも多く、ここでは書けないが、「初診日」も「納付要件」も、後で何とかなる可能性があり、その具体的方策を専門家たちは心得ている。

諦めたくない人に対して、私は障害年金申請のコツの書かれたリンク張ることで応援したい。

障害年金申請 手続き代行サポート 【白石社会保険労務士事務所】全国対応 (sharoshi-office.com)