コロナ禍が続いています。多くの入所施設で面会謝絶となり、外部とのやり取りができない状況になっていると、いろいろ報道されていますね。
最近、精神当事者ご家族から、グループホームがコロナ対策で外出できない。訪問もできない。緊急事態明けでようやく近所を移動支援することを許可されるとか。何とか聞いた。
その親御さんのご子息は、別に重度知的障害者とかではない。ほんの2年前までは普通に社会人していた人である。はあ?そんな人に移動支援つけるの???
そもそも、グループホームって、入所施設じゃあないはず。地域生活の住処のはず。自分はグループホーム制度の創世記に世話人として仕事してきたから、さんざん研修でグループホームは入所施設ではない。と教えられてきた。
でも現実現在のグループホームは、事実上の小さな入所施設。福祉団体が利用者を管理する道具になっていることが多い。もちろん、法的に物理的な安全管理が必要な人もいるが、それが拡大解釈され、うっとおしくストレスフルなシステムになっているようだ。
精神科病院でも外泊訓練禁止となり、外部との接触も感染対策とかで禁止になり、流れが止まっていると聞く。
入院患者のなかには危険な人もいるが、大部分はおとなしい人たち。強制入院の人もいるが大部分は任意入院の人たち。そんな人たちが、刑務所のような処遇を受けていて、それが公然とまかり通っている現実を聞いて、あぜんとした。
精神障碍者がストレスフルな環境にされされれば病状悪化となることは簡単に思い起こせる。そしてそれへの対応は過剰投薬の一択。なのだろう。何も変われないのかな。日本の精神保健医療福祉。さらにますますひどくなった感じだ。
そうこうするうちに過去書いた、こんな記事も思い出された。こんな被害にあわないようにするにはどうしたらいいのだろうか?
取手市と八王子市の強制入院事件から学ぶ。日本の福祉職はPoor Slave Workerなのだ。 - 「生涯引きこもり」と宣言された私の、超豪華オプション生活 (goo.ne.jp)