「安心」「安全」「安楽」
これは介護の基本理念。
介護を受ける人が安心して、安全に、そして安楽に、生活できるようにする。というもの。
私はこれを、今の障碍者専門枠の仕事に適用しよう。
今までも、「安全」と「安心」は、大事な仕事上の理念だった。
「安全はすべてに優先する」と、トヨタ生産方式では教えられる。
そして自分や仲間、お客様を「安心」させることは、これまた何よりも大事な理念だ。
今までの仕事に「安楽」はなかった。
その代わり、
「必死」
「身を挺して」
「命の限り」あるいは
「命を捨てでも」
仕事はしたものだ。
今の私の「障害者枠」というポジションは、
会社からの文章や情報からの説明では、
・勤務評価はされず、
・最低時給固定
・社内情報・教育システムから疎外
という立場であると判明している。
これは入社前には提示されず、不具合を確認する過程で、会社側から「実は・・・」という話があったもの。
障害者雇用とはそんなものかとSNSで聞いてみたところ、
そのような対応を会社にされ、家族が自殺したとか、
そのような対応をされ、すっかりやる気をなくし、数か月で辞めた、とか
障害者雇用は基本、似たようなもの。
障害者を積極的に採用したい企業はめったになく、
大体は政府との付き合いで、ペナルティーを恐れて、仕方なく、渋々やっているのだ。
今の会社はとにかく厳しい営業会社で、
今月も来月も、職場の人が消える。しばしば人が入れ替わる、
大量採用大量退職の大手企業。
慣れ親しんだ人たちが次々にいなくなる。
自分もいつまでいられることやら、とも感じている。
ましてや今回、次々に自分たち障害者枠の人たちが、
会社システムとしてパージされていることが、
会社人事とのやり取りで文章により明らかになった。
会社は明らかに、自分が成長することを欲していないし、
売り上げに貢献することも欲していない。
ただ障碍者雇用率充足のため、指定された日の時間から時間までいて、
その間、周りから浮かないように適度に仕事をしているようにふるまうこと、
だけを求められる立場。
時間から時間までいるだけでよく、パフォーマンスや出来栄えを評価されない。
存在することだけが、存在価値の立場。
よし、だったら「安楽」に会社にいるようにしよう。
会社の仕事で消耗することを避け、日常の体調を整えたり安い時給を得るため、
会社から指定されたことを「安心」「安全」「安楽」に、やることにしようではないか。