星・宙・標石・之波太(しばた)

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イプシロンロケット打ち上げ成功

2013-09-14 21:21:53 | 宇宙
本日、14時00分00秒、鹿児島県肝付町にあるJAXA内之浦宇宙空間観測所からイプシロンロケットが
打ち上げられ成功しました。
8月27日に打ち上げが中止され、原因究明が行われ、打ち上げ日が9月14日に再設定されました。
パブリックビューイングが全国のJAXA施設の他科学館等でも開催されました。
角田宇宙センターでも開催され、打ち上げのライブ中継を見てきました。




13時30分頃、会場に到着したところ、休日とあって子どもさんが多く見られました。
当初、打ち上げ時刻は13時45分00秒の予定でした、飛行経路の水域に船舶の進入が予想されるので、
15分遅れて14時00分00秒に変更されました。


いよいよ、14時00分の発射時刻です。子どもたちはカウントダウンをしています。
今回は前回と異なり無事発射しました。発射を見届けるため、撮影していません。

リピート画像です

撮影したのは、発射26秒後でした


打ち上げてから、内之浦からの映像が流れないときは、グーグルアースの地球の画像に飛行コースを表示したもので
どこを飛行しているのか、緯度、経度で分かりましたが、画像中に多くの線があり、何なのか解りませんでした。
少し解説があってもよかったのかなと思ったところです。


打ち上げから約61分39秒後、衛星が分離されました。
ここで初めて、成功です。
会場には当初50名以上いましたが、最後の衛星分離まで見届けた人は十数人でした。
報道機関も4社きていました。打ち上げ成功後、子どもたちにインタビューしていましたが、最後までいた報道機関は
ゼロでした。

衛星分離を見届け、岐路につきました。
今回打ち上げられた衛星は、惑星分光観測衛星「SPRINT-A」です。
地球周回軌道から金星、火星、木星などを遠隔観測する世界初の惑星専用観測衛星です。
天文好きの管理人としては、火星の大気が流出するメカニズムに期待しています。




衛星からのデータを内之浦局で受信し、正常であることが確認されました。
衛星の愛称「ひさき」と発表されました。
命名の由来は最下段に書いてあります。

管理人のアナウンスで村田班の仲間(岩沼市在住)がご夫妻で来られました。
初めての経験で、感動したとのコメントでした。
また、JAXA角田宇宙センターのHPにライブ中継のアナウンスがなかったので、当ブログで知った方もいました。

JAXAからの声明文です。
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イプシロンロケット試験機による 惑星分光観測衛星(SPRINT-A)の打上げ結果について

                                平成25年9月14日

                              宇宙航空研究開発機構

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成25年9月14日14時00分(日本標準時)に、内之浦宇宙空間観測所から惑星分光
観測衛星(SPRINT-A)を搭載したイプシロンロケット試験機を打上げました。
ロケットは正常に飛行し、打上げ後約61分39秒にSPRINT-Aを正常に分離したことを確認しました。
今回のイプシロンロケット試験機打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。
なお、ロケット打上げ時の天候は曇り、東北東の風(8.1m/s)、気温27.2℃でした。
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惑星分光観測衛星(SPRINT-A)の 太陽電池パドル展開および衛星の愛称について

                                平成25年9月14日

                               宇宙航空研究開発機構

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成25年9月14日14時00分(日本標準時)に内之浦宇宙空間観測所からイプシロン
ロケット試験機により打ち上げた惑星分光観測衛星(SPRINT-A)について、本日15時49分から内之浦局で受信した
データにより、太陽電池パドル(SAP)が正常に展開された事を確認しました。
現在、衛星の状態は正常です。
また、SPRINT-Aの愛称を「ひさき(HISAKI)」と命名いたしました。「ひさき」という愛称の由来は以下のとおりです。

(1)内之浦の地名である「火崎」(津代半島の先端部の岬)
•内之浦で最初に朝日が当たる場所であり、内之浦の新しい夜明けの象徴
•内之浦の漁師が漁の安全を祈願する場所であり、内之浦を旅立つ船の安全な航行の象徴
•突端であり、衛星形状のイメージとも合致
(2)観測対象が、太陽(ひ)の先(さき)
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