昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

南紀02(橋杭岩)

2006-11-15 | 国内旅行
和歌山県の西方に枯木灘海岸と言う岩礁地帯が数十km続くところがある。
 その中で周参見(すさみ)町に夫婦(めおと)波観潮の恋人岬がある。波が2方向から来て一つになるのでこう呼ばれると言う。これを見つめるのは恋人である。


風光明媚なところである。


左:展望台の直近の崖に、ピンクのブーゲンビリアの群落が広がる。
右:地球の緯度の標記に続いて、サンフランシスコまで10,000km、ホノルルまで6,500kmとある。紀伊の国は、海を越えて勇躍する県民性を持っている顕われかも。


最南端の串本町の観光地図である。対岸の大島へは巡行船でなくて大橋が完成した。
大島に向って伸びる橋杭岩が並ぶ奇観がある。


立札までが串本節を思い出す語り口、「ここは串本、向いは大島、中を取り持つ巡行船、アラヨイショ、ヨーイーショ・・」と串本節の出だしではないか。
 バックの山並みは大島である。


岩にはすべて名前がある。弘法大師とか天邪鬼とか、楽しいではないか。


岩が並ぶ姿は、巨人が何か語りかけているような・・。


左:泥岩の地層に、マグマが間隙を縫って隙間に貫入してきて、冷えて固まり扁平な石英斑岩が、浸食されずに残ったものである。
右:岩礁地帯の干潟には、小動物が見られる。カニとかヤドカリが多数。
 この写真のヤドカリは巻貝を引きずり込んで食っているようだ。ヤドカリは只今食事中。


居並ぶ岩礁の隙間から太平洋が見える。そこにトビウオでもないのに、魚が海面からジャンプしていた。
 鰯なら大きな魚に追われていると考えるけれど、30cmはありそうなものである。鱗が光るが、たぶんボラかな。


 大島に渡る「くしもと大橋」の遠望。