蕃神義雄 部族民通信

レヴィストロース著作悲しき熱帯、神話学4部作を紹介している。

第10回投稿は言語の構造主義解釈

2020年11月04日 | 小説
Youtube投稿は11月2日で10回目を迎えました。一昔前の人類学者の「先住民は抽象思考を持たない、ゆえに知的能力に(西洋人に比べ)劣る」とする説を否定します。その切り口は「découpages conceptuels」なる概念。直訳すると「概念的分断」となります。分かり易くすると「外界をどのように切り分けるか」、その仕組みは言語langageによって異なる....ここを解説しています。
種を明かすとソシュール言語学の意味論をレヴィストロースなりに「構造主義」の進め方で解釈しているものです。しかしながら、言葉とモノの関係を言語学意味論から逆転させ、主体は「人が頭に持つ思想」に移し替えています。

動画から2葉のサムネイルを貼り付けます。

言語学意味論では主体はsignifie意味されるモノです。図の上。一方構造主義ではsiginifiant意味するものが主体です。

意味するものとは人の思想です。


このスライドで「思考せよと命じる脅迫」を先住民は、近代人にも負けず抱いていたと主張しています。

youtubeリンクサイトwww.tribesmytube.comへ動画、PDFをアップロードしております。
ホームサイトtribesman.netからアクセス可能です。了
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