蕃神義雄 部族民通信

レヴィストロース著作悲しき熱帯、神話学4部作を紹介している。

AI教育は構造主義の意味論

2020年12月07日 | 小説
(2020年12月7日)
AIに犬を覚えさせるには犬の画像、動画をどんどんAI頭に投じこむのだそうです。ある程度、犬なる画像ストックが頭に形成されたらAIは犬を認識する。次は猫にして、同様に猫画像を惜しげなく入れる。すると猫を認識しさらにAIは犬と猫の区別も自家薬籠中のモノにする。猿とか豚なんかの画像も果敢に入れ込めば動物宇宙の全容を習得した、スミには置けないAIの出来上がりです(ITジャーナリスト神崎洋治氏のJafMate12月号記事から)。
この教育の仕方は構造主義の意味論、そのAI応用に思えてなりません。意味論の仕組は11月2日にyoutube投稿した野生の思考「言語と抽象化」に解説していますが、上記の記事に接して12月7日の投稿で改めて取り上げました。

さて7日投稿「youtube人類学講座、野生の思考6回目Bricolage 下」は、AI論を冒頭に置いて絶賛配信中ですが、来訪者の数は今のところ2~3に限定されて、誠につつましやかなサイトです。肝心の中身=寄せ集め、やっつけ仕事とは「Exigences Intellectuelles=知性の脅迫」に脅されまくり、それゆえ、具体科学の一派である。魔術の兄弟分でもある=を主張しています。youtube部族民通信、あるいはホームサイト(www.tribesmytube.com)を訪問し、この辺りを確認してください。

AIから離れ、近代科学とBricolage の比較とは;


気象予報は近代科学なのでBricolage のやっつけ気分に犯されている事実は見えていません。しかし、そもそもは下駄の表裏、晴れも雨も板子一枚の気分しだい、それだけの予報だった。そんな不安定,不信さからいかにして、スパコン予報にまで気象台が進化したか、投稿の教材の一葉をご参考に。

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