湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

GKB

2012-02-06 22:21:05 | 学習

民主党政権が力入れてやっているのが自殺防止プロジェクト。自殺者が年間3万人超えるのを何とかせねばいかん。その通りである。こんなに多くの自殺者が出る国は変だと思う。しかしである。現政権がいったい何ができるのだろうか。

自殺者が出る背景は、将来に希望が見出せないことである。将来に明るい希望があれば、自殺する人はいない。これがすべてである。日本に住んでいて、絶望している人が多いことが、自殺者の膨大な数に明確に表れているのである。停滞感、閉塞感。自殺しないまでも、多くの人が絶望はしている。

ではどうしたらいいのか。これは国そのもののしくみを変えなければならない。そういうレベルの話なのである。病気になっても路頭に迷うことなく生活ができる。いったん失業しても、容易に職業が見つかる。失業中も給付が受けられ生活に困らない。がんばれば報われる。そういう世の中にすることが自殺防止なのだろう。マニフェストひとつ果たせない政権が標ぼうするテーマとは思えない。もっと根元的で根の深い問題である。

果たしてこれまで、日本の戦後の歴史で、よくなったことがあっただろうか。何もかも悪くなる一方でしかないように思える。少なくとも、自殺者が減るような流れにはない。民主党政権の自殺防止プロジェクトはいったいどんなことを対策として講じるつもりなのだろうか。もっとてっとり早く着手しなければならない課題が山積みなのに。人気アイドルグループをパロディにしたネーミングが空虚に見えてしかたがない。