浜松町駅付近。川に覆いかぶさるように高速道路が走っている。どっちがメインかわからないが、まぎれもなく川が先にあった。
東京都下でも、都心でも、川がじゃまもの扱いされてきた。杉並区や中野区のあたりを散歩していると、川がふたされて道になっているところがあちこちにある。一見しただけではわからないところがおかしい。
たしかに、昔の川は汚水がひどくて、悪臭もして、浄化するより、ふたをして道にしてしまったりするほうが楽だったのだろう。それと同じ発想で、川の上に道が走っていたりする。
しかし、川があると落ち着く。大阪の街はあまりこういうことがない。東京よりもごみごみした印象はあるが、水の都だけあって、川は大事にしている。東京も徐々に見直しの動きが出ているようだが。