丹生神社というのは、実家の近所の神社で、初詣は必ず行く神社である。ネットでうろうろ見ていたら、丹生神社が出てきて、びっくりしてしまった。
小さいころからよく慣れ親しんだ神社で、遠く離れて暮らしていると、ときに懐かしくなったりする。とくに父親が急逝してまだ2カ月余りということもあり、なんだか郷愁に駆られる。
ここのサイトに紀伊国名所図会の丹生神社周辺の絵がある。江戸時代に実家の近所にどんな人が暮らしていたのか考えると胸が熱くなる。そこには自分の先祖もいたはずなのだ。
ところで、この紀伊国名所図会を書いたのは、帯伊書店の店主のご先祖ということである。江戸時代の後期にこのような版物を出版していたとは恐れ入る。機会があれば現物を見てみたい。