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飯田橋のトロワサージュです。
最近、私のアンテナにひっかかるのが、古来種野菜です。食に纏わる本は、つい買ってしまって…その殆どは積読なのですが、食の根幹についての話は読まずにいられません。
東京で暮らしていると、忘れてしまいがちになりますが、日本のお野菜の多様性って素晴らしい! 茄子の品種は180種類(日本だけで)、を超えると言われています。大根だって110種類もあるそうです。
こういった野菜は、毎年種を採って、その種を蒔いて…と手間ひまかけて育てられていて、守り続けているのは地域のおばあちゃん達。 台風、集中豪雨、竜巻やら、大雪…昔からあったことですが、このところの日本列島に降りかかる災害は些か激しい気がします。被害に遭ったり、後継者問題で、そっと姿を消していくものも少なくはないでしょう。
今、スーパーの店頭に並んでいる野菜は90%以上が品種改良されているものです。勘違いしてはいけないのは、決して品種改良は悪いことではありません。気候の変化に強く、日持ちするという事は我々に大変な恩恵をもたらしてくれています。
ただ…先人たちが守り続けていた種 いのち を残していく為には何ができるのだろうと考えます。
写真は、青山のワタリウム美術館の地下のコーナーで…。土日は説明して下さる方がいるので、お薦めの食べ方を聞けますよ。それから新宿伊勢丹でも常設コーナーができたそうです。