黄石公と張良図目貫

黄石公と張良図目貫
秦始皇帝の暗殺を目論んだのが張良。ところが暗殺は不首尾に終わり、捕縛の手を逃れるように下邳に潜んでいた頃の話。とある老人と出会い、試練を経て、事を為す場合には相手に対しての事前の調査が必要であることなど、武士の心構えを教えられ、最後に兵法書を授けられる。その後、漢の王になる劉邦に仕えて戦国時代に活躍、多くの逸話を残している。
この笄は、川に落とした沓を拾うよう命じられた張良が、龍神の助けを借りて探し出すというように脚色されたものながら、我が国の武士の戒めにも通じることから好まれて描かれた場面。赤銅地を高彫にし、金銀の色絵を巧みに施している。

黄石公と張良図目貫
秦始皇帝の暗殺を目論んだのが張良。ところが暗殺は不首尾に終わり、捕縛の手を逃れるように下邳に潜んでいた頃の話。とある老人と出会い、試練を経て、事を為す場合には相手に対しての事前の調査が必要であることなど、武士の心構えを教えられ、最後に兵法書を授けられる。その後、漢の王になる劉邦に仕えて戦国時代に活躍、多くの逸話を残している。
この笄は、川に落とした沓を拾うよう命じられた張良が、龍神の助けを借りて探し出すというように脚色されたものながら、我が国の武士の戒めにも通じることから好まれて描かれた場面。赤銅地を高彫にし、金銀の色絵を巧みに施している。