秋草に兎図目貫 蝦夷
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/0e/bb0337186a6f7c53cbead2a9337fe338.jpg)
秋草に兎図目貫 蝦夷
蝦夷金具と分類される作がある。古くは古金工の作で、写真のような古式の彫口になるものを蝦夷の人が好んで用いたことからこのように呼ばれ、後に蝦夷地へと輸出された歴史がある。さらに江戸後期、蝦夷好みの作として異風なところが好まれ、逆に江戸の好事家のもとへと持ち込まれたのである。擦り剥がしによって不鮮明になった景色。金色絵が明瞭な、鮮やかな出来よりはるかに面白い。ぼかしに通じる技法のひとつである。
下の、海に生きる人々を描いた目貫も蝦夷と極められている。先に紹介した牡丹図目貫も、蝦夷好みと言い得る。このような作風が蝦夷人に好まれたようだ。
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秋草に兎図目貫 蝦夷
蝦夷金具と分類される作がある。古くは古金工の作で、写真のような古式の彫口になるものを蝦夷の人が好んで用いたことからこのように呼ばれ、後に蝦夷地へと輸出された歴史がある。さらに江戸後期、蝦夷好みの作として異風なところが好まれ、逆に江戸の好事家のもとへと持ち込まれたのである。擦り剥がしによって不鮮明になった景色。金色絵が明瞭な、鮮やかな出来よりはるかに面白い。ぼかしに通じる技法のひとつである。
下の、海に生きる人々を描いた目貫も蝦夷と極められている。先に紹介した牡丹図目貫も、蝦夷好みと言い得る。このような作風が蝦夷人に好まれたようだ。
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