魚図小柄 古金工

魚図小柄 古金工
少なくとも桃山時代、ちょっと遡れば室町末期に、既にこのような漁の結果を示すような図柄が描かれている。自然風景ではなく、このような構成とされるのはなぜだろう、興味深いところである。クシコと呼ばれる乾燥したナマコの図柄も頗る多い。海鼠の図柄は見たこともないのだが、クシコが多い。クシコは将軍家にも献上されたり、中国にも輸出された産物である。魚が産業を成すものとして捉えられたのであろうか。

魚図小柄 古金工
少なくとも桃山時代、ちょっと遡れば室町末期に、既にこのような漁の結果を示すような図柄が描かれている。自然風景ではなく、このような構成とされるのはなぜだろう、興味深いところである。クシコと呼ばれる乾燥したナマコの図柄も頗る多い。海鼠の図柄は見たこともないのだが、クシコが多い。クシコは将軍家にも献上されたり、中国にも輸出された産物である。魚が産業を成すものとして捉えられたのであろうか。