300人中260番
逆立ちしたら
東大確実?だっちゃ!
テレビ版「青葉繁れる」のオープニング。
みなさんおらいのはなしば聞いてけさいん
で始まる歌詞でしたが、酔漢もこの部分しか知りません。
手を尽くしましたが、ネットでもかかりませんでした。
(御存知の方がおりますれば、お知らせ下さい)
この番組は、酔漢小学校6年生時。
主人公「稔」役を、森田健作さんが演じておりました。
ですが、テレビ版はほとんど記憶がございません。
深夜に近かった放映時間帯だったのかと、思いますが。
引き戸の玄関を開ける。
高足下駄のアップ。
空を見上げる、稔の顔。アップ。
稔の歩く姿。
映画「青葉繁れる」の一番最初のシーン。
そして、原作同様のナレーション。
稔の家から学校まで、歩いて5分とかからないのだが、彼は10分も20分もかけて歩くのが癖になっていた。
何故か!
彼の通う県立の男子校の傍には同じ県立の女子高があり、長く歩けば歩いた分だけ多くの女子高生とすれ違えることが出来るからだ。
仙台向山高校の図書館。(当時の)土曜日の午後。映画部恒例の上映会。
岡本喜八監督作品「青葉繁れる」
「おい、酔漢。ちょっと手伝ってけねぇすか?」
「何ばすんのっしゃ?」
「映写機ば、図書館さぁ運ぶの手伝ってけねぇ?」
「いかす。んでその代り、映画ただで見せてけねぇすか?」
「しゃねぇなや」
ところが、映像は出るものの、肝心の音でません。
「んで、俺、弁士でもやっか?」
「何、酔漢、できんのか?」
「何言ってんのっしゃ!この映画、18回も見てんだべ。今日入れっと19回だ!」
ですので、最初のシーンは酔漢の弁士ぶりでありました。
街並みが懐かしい。
今見ますと、これが一番の印象です。
仙台一高も昔の校舎のままですし、仙石線はクモハが走り、ボックスシートの奴です。
この電車内のシーンがあります。
ハナ肇演じる、一高校長「チョロ松」と、十朱幸代演じる「多香子姉さん」がその仙石線ボックスシートで隣り合って座っているところに、稔他、例の連中が、偶然居合わせる。
外の風景が少しばかり写っておりますが、田圃の様子から「陸前高砂」「福田町」から「苦竹」にかけてのようです。
「稔」「ジャナリ」「デコ」「俊介」が、名掛丁で七夕飾りを倒すシーン。
酔漢が小学校に通っていた頃のアーケードです。
どうやら、青春映画の様相ではありますが、内容を知っているだけに、昔の街並みばかりに目が行ってしまいます。
映画は現代に置き換えての脚本でした。
戦後の匂いのする原作とその背景こそ違いますが、私服になっている仙台一高です。その中にあって稔のバンカラ風の恰好。これは、現役時代の丹治さんを彷彿させるものです。
仙石線ホームに高足下駄の音が聞こえてきますと、これは間違いもなく丹治さん登場!の音です。
主人公、稔も同様。
彼は一高の校庭をその音を響かせながら、歩いているわけです。
こんな事を考えながら、映画を見ました。
原作の面白さは、戦後すぐの時代背景にあるような気がいたします。
「今はあちらさん(アメリカ)の教育になったからっしゃ」
というところが出てまいります。
二女高との合同の演劇。英語劇です。進駐軍の将校が招待されるという設定です。
稔たちの与えられた台詞は一行。
「ルックアポンナデス!」=Look up on your deth!
これは映画でも描かれているシーンですが、
彼らは舞台の本番中、何を取り狂ったか「くたばっちまえ!」と日本語で叫びます。
客席から聞こえてくるある老人の叫び「流石一高生。我が後輩じゃのう!」
これで、芝居はめちゃくちゃになってしまいます。
南部軒は、大学時代までは時たま店を出しておりました。
青葉通りのラーメン屋台でした。
一度は寄りたかった。暖簾をくぐる度胸がなく、今にして思えば残念に思います。
「ここの言葉はまぬけの言葉だ」
「なしてっしゃ?」
「『ありがとうございます』を『ありがとうござりす』だろ『ま』がないじゃないか」
稔は妙に納得した・・・・。
「んだ。仙台弁には『ま』がなかったのか!」
酔漢も納得していたのでした。
これは、原作者「井上ひさし」さんの感性なのでしょうね。
この映画、本の話を語りますと、(書いておりますと)どこから、どう語っていいのか。
このストーリーと共に、酔漢の青春もあったのでした。
成績順のクラス編成。
主人公一派は常に六組。
酔漢と主人公との共通点はここだけの様。
高校時代、6クラスあった母校ですが、酔漢自身3年間、6組は間違いありません。
300人中260番
逆立ちしたら・・・
逆立ちのできない酔漢でした。
逆立ちしたら
東大確実?だっちゃ!
テレビ版「青葉繁れる」のオープニング。
みなさんおらいのはなしば聞いてけさいん
で始まる歌詞でしたが、酔漢もこの部分しか知りません。
手を尽くしましたが、ネットでもかかりませんでした。
(御存知の方がおりますれば、お知らせ下さい)
この番組は、酔漢小学校6年生時。
主人公「稔」役を、森田健作さんが演じておりました。
ですが、テレビ版はほとんど記憶がございません。
深夜に近かった放映時間帯だったのかと、思いますが。
引き戸の玄関を開ける。
高足下駄のアップ。
空を見上げる、稔の顔。アップ。
稔の歩く姿。
映画「青葉繁れる」の一番最初のシーン。
そして、原作同様のナレーション。
稔の家から学校まで、歩いて5分とかからないのだが、彼は10分も20分もかけて歩くのが癖になっていた。
何故か!
彼の通う県立の男子校の傍には同じ県立の女子高があり、長く歩けば歩いた分だけ多くの女子高生とすれ違えることが出来るからだ。
仙台向山高校の図書館。(当時の)土曜日の午後。映画部恒例の上映会。
岡本喜八監督作品「青葉繁れる」
「おい、酔漢。ちょっと手伝ってけねぇすか?」
「何ばすんのっしゃ?」
「映写機ば、図書館さぁ運ぶの手伝ってけねぇ?」
「いかす。んでその代り、映画ただで見せてけねぇすか?」
「しゃねぇなや」
ところが、映像は出るものの、肝心の音でません。
「んで、俺、弁士でもやっか?」
「何、酔漢、できんのか?」
「何言ってんのっしゃ!この映画、18回も見てんだべ。今日入れっと19回だ!」
ですので、最初のシーンは酔漢の弁士ぶりでありました。
街並みが懐かしい。
今見ますと、これが一番の印象です。
仙台一高も昔の校舎のままですし、仙石線はクモハが走り、ボックスシートの奴です。
この電車内のシーンがあります。
ハナ肇演じる、一高校長「チョロ松」と、十朱幸代演じる「多香子姉さん」がその仙石線ボックスシートで隣り合って座っているところに、稔他、例の連中が、偶然居合わせる。
外の風景が少しばかり写っておりますが、田圃の様子から「陸前高砂」「福田町」から「苦竹」にかけてのようです。
「稔」「ジャナリ」「デコ」「俊介」が、名掛丁で七夕飾りを倒すシーン。
酔漢が小学校に通っていた頃のアーケードです。
どうやら、青春映画の様相ではありますが、内容を知っているだけに、昔の街並みばかりに目が行ってしまいます。
映画は現代に置き換えての脚本でした。
戦後の匂いのする原作とその背景こそ違いますが、私服になっている仙台一高です。その中にあって稔のバンカラ風の恰好。これは、現役時代の丹治さんを彷彿させるものです。
仙石線ホームに高足下駄の音が聞こえてきますと、これは間違いもなく丹治さん登場!の音です。
主人公、稔も同様。
彼は一高の校庭をその音を響かせながら、歩いているわけです。
こんな事を考えながら、映画を見ました。
原作の面白さは、戦後すぐの時代背景にあるような気がいたします。
「今はあちらさん(アメリカ)の教育になったからっしゃ」
というところが出てまいります。
二女高との合同の演劇。英語劇です。進駐軍の将校が招待されるという設定です。
稔たちの与えられた台詞は一行。
「ルックアポンナデス!」=Look up on your deth!
これは映画でも描かれているシーンですが、
彼らは舞台の本番中、何を取り狂ったか「くたばっちまえ!」と日本語で叫びます。
客席から聞こえてくるある老人の叫び「流石一高生。我が後輩じゃのう!」
これで、芝居はめちゃくちゃになってしまいます。
南部軒は、大学時代までは時たま店を出しておりました。
青葉通りのラーメン屋台でした。
一度は寄りたかった。暖簾をくぐる度胸がなく、今にして思えば残念に思います。
「ここの言葉はまぬけの言葉だ」
「なしてっしゃ?」
「『ありがとうございます』を『ありがとうござりす』だろ『ま』がないじゃないか」
稔は妙に納得した・・・・。
「んだ。仙台弁には『ま』がなかったのか!」
酔漢も納得していたのでした。
これは、原作者「井上ひさし」さんの感性なのでしょうね。
この映画、本の話を語りますと、(書いておりますと)どこから、どう語っていいのか。
このストーリーと共に、酔漢の青春もあったのでした。
成績順のクラス編成。
主人公一派は常に六組。
酔漢と主人公との共通点はここだけの様。
高校時代、6クラスあった母校ですが、酔漢自身3年間、6組は間違いありません。
300人中260番
逆立ちしたら・・・
逆立ちのできない酔漢でした。
そんな昔の情景を見たいものです。
テレビドラマで記憶があるのは森田健作さんが青葉城でのシーンです。
何を話していたのか??記憶はありません。
スタジオのセットでの風景ですから、非常に違和感があったのでした。
井上ひさしさんが原作なんですね。
その映画観たいですね~
金曜日の夜8時からの放送で、わたしは「太陽にほえろ」を見ていました。ジーパン(松田優作)の頃ですね。殉職はこの年の8月です。(笑)「青葉繁れる」は竹下景子が出ていたようですね。
それとやはり、仙台の街並みが懐かしいです。
仙台一高周辺のお店屋さんがそのまま出ていたり、松島五大堂も昔のままで登場してます。
丹波義隆さん、草刈正雄さん、秋吉久美子さんらも若々しくて・・・。
機会がありますれば、是非ご覧ください。
でしたら「太陽にほえろ」を見てます。
それでも、何度か見た記憶がありました。
主題歌は、印象に残っております。
テレビバージョンは、「やっていた」ということしか知りませんでした。
稔役が千葉県知事閣下だったのですね。
映画はそれこそ何度となく見てます。
稔、俊介、ひろ子・・・
ジャナリもデコもたん瘤も、みんなイメージどおりのキャスティングでした。
ついでながら申し上げれば、
チョロ松がハナ肇、
軽石が草野大悟、
俊介の姉さんは十朱幸代、
稔の親父が名古屋章、
原作には登場しない教育委員は岸田森でしたね。
原作を忠実に映画化することには無理がありますので、
当然のことながら登場人物とエピソードを取捨選択せねばなりません。
それも無理なく行なわれ、しかも原作の雰囲気がよく出されていたと思います。
そういえばクロンシュタットさん、この映画は観たのかなぁ。
川内高校は、
行方不明になった俊介を捜して稔とデコとジャナリが
疲れ果てて仲の瀬橋を西公園に向って道路を登って来る時(西道路が出来る前の話です)、
逆光で体育館が写るだけでした。
気を悪くしないでくださいね。
言うまでもなきことながら、
『青葉繁れる』は我が座右の書です。
喜劇で人を笑わせるテクニックは、
文庫版に載っている長部日出雄さんの解説で勉強しました。
ドイツに留学した時、船便で送らずに持っていったのは、
『青葉繁れる』と北杜夫の『どくとるマンボウ青春記』です。
二度目と三度目にドイツに行ったとき、
持っていった日本語の本も、この二冊でした。
「ルカポンアデス?」
「非ピリン系の新薬かなぁ?」
「あなだの・・・死を・・・ごらんなさい・・・っつうごどすか?」
「こんな簡単な命令文がわかりませんの?くたばっちまえ!
ぶっ殺してやる!!
覚悟しやがれ!!!
というのが、この
ルック・アポン・ユァ・デス
の意味ですよ」。
狐の斎藤バッパ、
あれやってた役者さん、誰だったでしょうか・・・」
まだ、ご存命であったと記憶してます。
「黒沢明監督」の作品に多く出演しておられました。「どですかでん」「赤ひげ」など。
舞台でもご活躍されておられました。
「岸田森」さんの教育委員役は台詞が一つでしたが、存在感ある演技でした。
「デコ」役の「伊藤敏孝」さんはどうしても「八甲田山」や「日本海海戦」のイメージが強いです。いずれもすぐに死んでしまう役でした。
「名画座」で上映されたとき、客席は満員。
仙台ですから、これも思い出です。
中学校の頃?にテレビで映画を見た記憶があります。ドラマがあったのは知りませんでした。
仙台が舞台であること。また、当時住んでいた町の駅が画面に映り、興奮した覚えがあります。
いや~、懐かしいなぁ~!
もう一度、しっかり見たい映画です。
こちらこそ、宜しくお願いいたします。
先月、観ました。ストーリーより、周りの風景にばかり目が行きました。福田町の田園。仙石線の車内。広瀬川の河原。
あの頃の仙台が懐かしくなりました。
最近はあまり聴かない仙台弁(塩釜弁?)が新鮮です。お気に入に登録させてもらいました。
実は、私仙台一高のOBでして25回卒。
今年の大納涼大会では、丹治さんの勇姿も拝見しました。
仙台は狭いもので、このブログの話を愚妻といたしたところ、丹治さんと五橋中で同窓だったということでしてビックリです。中学生当時よりドイツ語の辞書を片時も離さずたずさえたという、有名人だとか。
あとひとつ疑問が。昭和47~48年ごろ、東北大教養部のドイツ語で丹治先生という教官がいらっしゃたんですが、もしかして当ブログに登場の丹治さんと関係あるんでしょうか?
井上ひさしが直木賞受賞した年だったか一高に受賞報告がてら講演に来た事や、2年生の夏休みに青葉繁れるの映画ロケで茶畑に来た時のことなど思いだします。控え室で秋吉久美子があぐらかいてタバコふかしててちょっと幻滅だった。
宜しくお願い申し上げます。
さて、東北大学「丹治先生」ですが、ここにコメントを下さいます「丹治道彦」さんのお父様「丹治寿太郎」先生です。
そして、私の父の旧制塩竈中学の先輩でもありました。
親子で「独文」の先生でもあるのでした。
奥様が丹治さんの中学同窓であれば、酔漢の一年先輩にもなりますね。
先週土曜日、中学同窓会と私どもの学年の同期会が開催されました。
奥様、丹治さんの学年ですと、生徒会長の「あらさん」他、ご出席されておられました。
仙台一高の納涼祭に丹治さんが出席していたのは知っておりましたが、このブログに登場しております、浦霞の「さうら君」やコメントを頂戴しました「うの君」など、多くの友人も出ております。
また、「くだまき」へいらしてください。
考えますれば・・奥様と同じ給食を食べていた酔漢でございました。
「校内放送」が面白かったんですよ。