本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、昨年から、「宮城語?」のお話を続けております。きっかけは「ニンテンドーDSソフト『ご当地検定』」からの問題だったのですが、そのお答えを多くの方々からいただきました。まずはその「気になる?結果」のお知らせです。
①「れーさまあめ」解答「夕立」
これは、二通りの解釈がございました。ご紹介いたしますと「『れーさま』は『おらいさ』が訛った」というものでした。「おらいさぁ雨ふってっしゃ」と言う事のようです。夕立は極めて局地的な雨ですから。
酔漢にも経験があります。名取の田んぼで雨に降られました。どしゃぶりでした。けれども、農道を挟んで向こう側の田んぼは晴れているのです。
「なんだや、おらいさぁばかり雨ふって」となるわけです。これを縮めて
「れーさまあめ」になったということです。
もうひとつは「れーさま」が「雷様」が訛ったとするものです。
「かみなり」を「らい」と呼んで「らいさまあめ」→「れぇーさまあめ」となったとするものです。千賀浦阿呆陀羅麻呂様より頂戴いたしました情報です。同氏によれば積乱雲が近づくと「れぇーさま来たっちゃ」と言っていたようです。
「んでも酔漢の周りさぁ使ってた奴はいねがったおんな」
②「いぼむし」解答「かまきり」
これは、県北のあたりで使われていたらしいです。でもどうして「いぼむし」かは理由がわかりませんでした。この「いぼむし」で酔漢が思い出しましたのは「かなげちょ」でした。「とかげ」をそう言っておりましたが、酔漢この言葉はつい最近まで「共通語」だと思っておりました。広辞苑(引くところがおれも阿呆だっちゃ)には載っておりません。家内が「んなわけないでしょ!」と言っております。
③「ざんぞかたる」解答「陰口を言う」
「なぁに、あいづやぁ、ざんぞばりかたってんだおんなや」ほんの使用例です。
これには、まいった。酔漢の母も「しゃねぇおん」と言っておりました。
ですが、これにも、貴重な情報をいただきました。
「ざんぞ」ではなくて「ざんそ」→「讒訴」(讒言して訴えること。かげぐち。かけごと。 岩波書店 広辞苑 第四版 1075項 より)と言う事でした。
「ざんそ」が宮城語では「ざんぞ」と訛ったわけでした。
以上「ご当地検定」の裏づけでした。
やはり、どこかしら、理由があるのでした。
そりゃ、ゲームやクイズですから他の言葉を話される方々への解説がなくては、成り立たないわけでして、いたしかたのない処でしょうか。
最初の話に戻りますが、どうにもこうにも解説不可能な言葉があるわけです。
「しゃますねぇ」
「いづい」
「ジャス」(どうしてこう訛ったのか、いつ頃からこの言葉が使われたのか、知りたい酔漢でございます)
「いしけんちー」(「じゃんけんぽん」です。これは各地でいろいろあります)
こうなってまいりますと、「井上ひさし先生」が、高校時代にまとめ上げたと伝説のある「仙台弁辞典(辞書?)」を読みたくなってしまいます。(もっとも、あちら方面→ご想像におまかせいたしますが。の言葉が大半を占めていたと言う事で文化祭の出品は出来なかったそうですが。今じゃあR-15かな)
一高図書館の隅に埋もれていたりしておりませんか?丹治氏是非ご捜索を!
宮城県は広い。発掘していけば「気仙語」「塩竈語」「古川語」「白石語」etc
あるのでしょうね(「語」という表現は適切ではありませんが敢えて使わせていただきました。本来なら「言葉」または「訛り」なんでしょうね)
関西人のようにどこに行っても「関西弁」(大阪の友人のよれば「関西弁」と「大阪弁」は違うと言っておりましたが)で話すというわけにはいかないのでしょうが、使わなくては「廃れる言葉」もあるわけです。
「酔漢のばっぱでがす」
酔漢の結婚式。祖母の挨拶です。この言葉が忘れられない酔漢でした。
さて、昨年から、「宮城語?」のお話を続けております。きっかけは「ニンテンドーDSソフト『ご当地検定』」からの問題だったのですが、そのお答えを多くの方々からいただきました。まずはその「気になる?結果」のお知らせです。
①「れーさまあめ」解答「夕立」
これは、二通りの解釈がございました。ご紹介いたしますと「『れーさま』は『おらいさ』が訛った」というものでした。「おらいさぁ雨ふってっしゃ」と言う事のようです。夕立は極めて局地的な雨ですから。
酔漢にも経験があります。名取の田んぼで雨に降られました。どしゃぶりでした。けれども、農道を挟んで向こう側の田んぼは晴れているのです。
「なんだや、おらいさぁばかり雨ふって」となるわけです。これを縮めて
「れーさまあめ」になったということです。
もうひとつは「れーさま」が「雷様」が訛ったとするものです。
「かみなり」を「らい」と呼んで「らいさまあめ」→「れぇーさまあめ」となったとするものです。千賀浦阿呆陀羅麻呂様より頂戴いたしました情報です。同氏によれば積乱雲が近づくと「れぇーさま来たっちゃ」と言っていたようです。
「んでも酔漢の周りさぁ使ってた奴はいねがったおんな」
②「いぼむし」解答「かまきり」
これは、県北のあたりで使われていたらしいです。でもどうして「いぼむし」かは理由がわかりませんでした。この「いぼむし」で酔漢が思い出しましたのは「かなげちょ」でした。「とかげ」をそう言っておりましたが、酔漢この言葉はつい最近まで「共通語」だと思っておりました。広辞苑(引くところがおれも阿呆だっちゃ)には載っておりません。家内が「んなわけないでしょ!」と言っております。
③「ざんぞかたる」解答「陰口を言う」
「なぁに、あいづやぁ、ざんぞばりかたってんだおんなや」ほんの使用例です。
これには、まいった。酔漢の母も「しゃねぇおん」と言っておりました。
ですが、これにも、貴重な情報をいただきました。
「ざんぞ」ではなくて「ざんそ」→「讒訴」(讒言して訴えること。かげぐち。かけごと。 岩波書店 広辞苑 第四版 1075項 より)と言う事でした。
「ざんそ」が宮城語では「ざんぞ」と訛ったわけでした。
以上「ご当地検定」の裏づけでした。
やはり、どこかしら、理由があるのでした。
そりゃ、ゲームやクイズですから他の言葉を話される方々への解説がなくては、成り立たないわけでして、いたしかたのない処でしょうか。
最初の話に戻りますが、どうにもこうにも解説不可能な言葉があるわけです。
「しゃますねぇ」
「いづい」
「ジャス」(どうしてこう訛ったのか、いつ頃からこの言葉が使われたのか、知りたい酔漢でございます)
「いしけんちー」(「じゃんけんぽん」です。これは各地でいろいろあります)
こうなってまいりますと、「井上ひさし先生」が、高校時代にまとめ上げたと伝説のある「仙台弁辞典(辞書?)」を読みたくなってしまいます。(もっとも、あちら方面→ご想像におまかせいたしますが。の言葉が大半を占めていたと言う事で文化祭の出品は出来なかったそうですが。今じゃあR-15かな)
一高図書館の隅に埋もれていたりしておりませんか?丹治氏是非ご捜索を!
宮城県は広い。発掘していけば「気仙語」「塩竈語」「古川語」「白石語」etc
あるのでしょうね(「語」という表現は適切ではありませんが敢えて使わせていただきました。本来なら「言葉」または「訛り」なんでしょうね)
関西人のようにどこに行っても「関西弁」(大阪の友人のよれば「関西弁」と「大阪弁」は違うと言っておりましたが)で話すというわけにはいかないのでしょうが、使わなくては「廃れる言葉」もあるわけです。
「酔漢のばっぱでがす」
酔漢の結婚式。祖母の挨拶です。この言葉が忘れられない酔漢でした。
「がっか」って呼び方は「ママ」より聞こえは悪いかもしれませんが、身相応な感じがしました。
「このやろっこさぁ泣いてばりいんだおん」
「んで『がっか』探してけっから」
と、案内に連れて行ってもらいました。
店内放送後、母と再会。
すず様のコメントを拝読いたしました。(2度目ですよね)昔を思い出した酔漢でございます。