酔漢のくだまき

半落語的エッセイ未満。
難しい事は抜き。
単に「くだまき」なのでございます。

生物してみた。

2012-10-11 08:18:40 | もっとくだまきな話
「くまさん」を、これまで「くだまき」にいたしますと。落語の世界になるわけです。
ですが、今年はそうでもなくて、今年だけで二度程語っております。

カモシカ・クマが列車に相次ぎ接触 JR仙山線
 JR仙山線で10日夜、山形発仙台行きの上り普通列車(4両)がカモシカに接触し、運転再開後に今度はクマに接触する事故があった。乗客60人にけがはなかった。この列車の仙台到着は同日午後11時50分ごろで、定刻より3時間43分遅れた。
 接触の影響で、仙山線は上下4本が運休、上下4本が遅れ、計約1000人が影響を受けた。JR東日本仙台支社は「お客さまにご迷惑をお掛けした。同じ列車が立て続けに動物と接触するケースは非常に珍しい」としている。
 最初のカモシカとの接触は10日午後7時ごろ、山形市の高瀬-山寺間で起きた。JR仙台支社によると、カモシカは接触後、そのまま立ち去ったという。列車はその場で車両点検を行い、接触から約10分後に運転を再開した。
 列車は続いて、午後7時45分ごろ、仙台市青葉区の作並-熊ケ根間で、今度はクマとぶつかった。クマは車両下で死んでいた。列車が運転を再開したのは午後11時10分ごろで、乗客はこの間、車内で待機し続けた。
2012年06月11日月曜日


仙台中心部近くにクマ2頭 けが人なし
2012.7.29 14:33 産経ニュース
 29日早朝、仙台市青葉区片平の広瀬川の河川敷や付近の公園にクマが2頭いるとの110番が複数あった。最初の通報から約4時間後の午前9時40分ごろ、河川敷の木に登っていた1頭を、宮城県警の出動要請を受けた地元猟友会の会員が射殺。けが人はなかった。
 現場はJR仙台駅から南西約1キロの仙台市中心部近くで、周辺には住宅や小学校、東北大のキャンパスがある。
 仙台市によると、射殺されたのは雄のツキノワグマで体長1・19メートル、体重41キロ。2頭のうち親グマとみられる1頭は見つかっておらず、県警が注意を呼び掛けている。
 河川敷で釣りをしていた近くに住む大崎誠さん(61)は「クマは見ていないが、銃声が2発聞こえ、何だろうと思った。昔からここで釣りをしているが、クマが出たのは初めて」と驚いていた。


そして、冒頭の写真は、高校同級生から頂戴いたしました。
「まだ、掲示板にあったヨ」というものです。

と、地図を見ますと。
評定河原橋の付近と御霊屋橋の付近。
評定河原球場ってまだ残されているんですね。
中学時代、この球場の隣のテニスコートが練習場でした。

このあたりですよね。
それにしましても、こんな都会の真中で熊ですから。

宮城県内でこの7月~9月までの目撃件数は、169件。
青葉区は、59件。太白区は53件。
殆どが、大倉周辺です。ですが、国見であるとか米ケ袋(上記、御霊屋橋付近)などの記録もあります。
熊もいて、人口もふえているので目撃情報も多い青葉区。
仙台は政令指定都市としては、おそらく熊の目撃情報は日本一ではないかと推察できます。
(札幌市を考えましたが、目撃情報は昨年年間で117件。ヒグマです。現在も同じ位の推移です)
それだけ、自然が多くあって(半端じゃないけど・・)野生動物もそれだけ生存しているわけです。

酔漢が熊と面と向かったのは、現在の栗原市、旧花山村。
国立少年自然の家の敷地内。
熊との距離は100mありませんでした。
熊は、酔漢に気づく様子はありません。
幸い、酔漢が尾根の中腹、熊はその上におった訳です。
山を登るのは熊が早くて、下るのは人が早いわけです。
もう一目散に尾根を下りました。



そんなかんやを思い出しまして。

全国的に熊に限らず、野生動物の人里からの目撃情報が多い昨今。
それにしても、彼等の移動距離は半端じゃありません。
そのたくましさは流石としか言葉が出ません。


岐阜県のHP抜粋
熊に注意してください!!(情報提供にご協力を!) 
「クマよけ鈴」や「ラジオ」を携行しましょう!
注意
 山に入る場合にはこの目撃情報(クママップ)を参考するとともに、岐阜県内の山にはどこでもツキノワグマが生息しているということを意識し、次のことにご留意のうえ、クマの被害に遭わないよう十分に注意を払ってください。
クマと出会わないために
•山菜やキノコ採りを目的に、安易に山に入らないようにしましょう。
•鈴、笛など音のするものを身につけ、人間の存在を知らせましょう。
•単独行動はさけ、2人以上で行動しましょう。
•新しい糞や足跡を見つけたときは、すぐに引き返しましょう。
•山へ入ったときは、残飯を必ず持ち帰るようにしましょう(味を覚えさせない)。
もしクマに出会ってしまったら
•遠くにいるクマを発見した場合は、あわてずそっと立ち去ってください。
•小グマに出会った場合、近くに親グマがいる可能性が高く危険です。速やかに立ち去ってください。
•至近距離でクマと出会った場合は、持ち物を静かに地面に置いて注意をそらし、ゆっくりと後ずさりしながらクマから離れてください。(*クマと目を合わせることは、攻撃の合図になるため危険です。)
•背中を見せて逃げると、クマは本能的に襲ってくるので危険です。
•クマが興奮するので、大声で叫んだり、物を投げたりしないでください。
•クマが接近し攻撃してきたら、人間の弱点である顔面・のど・後頭部・腹部を守れる姿勢をとってください。
人がクマに襲われている現場に遭遇したら
•人間の力ではクマを撃退することは困難です。二次被害の原因となりますので、自力での救助は行わず、警察署や市町村役場に通報し、対応を依頼してください。
クマを集落周辺に寄せ付けないためには
•生ゴミを田畑に捨てないようにしましょう。
•墓地の供物は必ず持ち帰りましょう
•クマを誘因する恐れのある果樹の実を残さず採取しましょう。(カキ、クリなど)
•集落周辺にヤブ払い、有刺鉄線、電気柵などを設置しましょう。
※  人家周辺等でクマの目撃等をされた場合には、お近くの市町村役場又は県振興局(事務所)環境課へご連絡ください


熊に取っても受難の年なんだろうなぁ。
今年はどんぐりも不作のようですので。
いつも思うのですが、日本には一体何頭の「月の輪熊」がいるんだろう。
人への危害は致し方ないのかもしれませんが、「日本オオカミ」や「日本カワウソ」のようにはならないような事も必要かなとも思います。
共存。うまくできないものかと・・・。少し考えてみました。





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6 コメント

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Idon’t know the color of sea , but there’s no reason. (ある友人)
2012-10-11 18:47:29
毎回毎回、書き込む気はないんですけどね(笑)。興味が共通しているんでつい・・・。
私が小学生の頃、今は住宅地になっている利府の辺りで虫取りをする時は、熊よけを持っていけと言われました。私は友だちとトランジスタラジオを持って行きました。そのせいか熊に出会う事はなかったけど、案外、身近に感じている動物でした。どんぐりですが昨年は全国的に豊作でした。そのために今年は多くの若い熊が生き残った可能性もあり、若いがゆえに人を怖れないのかもしれません。いずれにせよ本当のところは分かりません。
あまり知られていませんが、今日本ではスズメが激減しています。関東では身近な鳥であるオナガも、仙台ではここ十年ほぼ見かけなくなりました。一方でかつてはいなかったアマサギがよく見られます。タイワンリスの進出は有名ですが、地面の底では日本固有のアズマモグラが西日本で駆逐され、大陸からのモグラに押されています。塩釜と利府にまたがる加瀬沼は今やブラックバスだらけです。
自然現象もあるし、人為的なものもありますが、知恵があると自負し、万物の霊長だとする「人間」が、
何でも知り、何でも解決できると考えていた時代はとっくの昔に終わったのだという気がします。
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こんばんは (見張り員)
2012-10-11 22:25:47
今年はまた、各地で熊情報が多いですよね。
それだけ生態系に狂いが生じているのでしょうか。山梨のちょっとした町でも熊の目撃情報がありましたからねえ。

私の今は亡き大叔父が、戦後その山梨の村で開業医をしていた時往診の帰り、山道を自転車でかけ下っていたら反対の道を何かがドドドッと山頂へ駆けあがってゆく・・・「??」と思いつつも帰宅して間もなく「先生~来とくんなって!くまが出た」と知らせが。
あの道のずっと上にあった民家が襲われ一家数名が熊によって惨殺されたそうです。

そんな惨事が起きませんよう祈るばかりですね。
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Unknown (TORI)
2012-10-12 09:59:56
このチラシ、実家マンションの掲示板に貼ってありました。「気をつけろ」と言われても、こんな町の真ん中で何を気をつければいいのやら..という感じですが(^^;

自然が豊かとはいえ、動物たちの棲家があちこち削られてしまった現在、熊にとっては受難の時代なのでしょう。子供の頃は、あんな場所に出てくるなんてありませんでしたから。
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ある友人君へ (酔漢です)
2012-10-15 18:13:51
僕らが学生だった頃、宮城教育大学に「伊沢鉱生」先生がおられました。京都大学霊長類学研究所に居りながら、宮教へ赴任。日本ザルの研究第一人者です。
この先生と話をした際、同じ事を言ってました。
餌付けをした猿の群ほどボスザルを作りたがる。
先生の言葉が重く聞こえます。
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見張り員さんへ (酔漢です)
2012-10-15 18:17:18
そうですね。惨劇は防がなければなりません。
人を襲うという行為は熊に取っても必至の状況なのかと考えます。
熊がパニックにならず過ごせる環境も必要なのかもしれません。
ですが、近所の熊は緊張します。
熊の足跡の側での野営はことさら・・・・。
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TORIさんへ (酔漢です)
2012-10-15 18:20:05
車がいっぱい通りますし、夜間も相当明るいし。
どう気を付けるのか。とこちらが問いたいです。
例えば、僕らの母校に通う道すがら、ラジオをつけっぱなし。というわけにもいきませんし。
住みかを奪ったのはやはり僕らの責任なのかもしれません。
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