酔漢のくだまき

半落語的エッセイ未満。
難しい事は抜き。
単に「くだまき」なのでございます。

今年もフェスティバルのご案内「塩竈ブックエイド」

2011-10-04 09:27:17 | ああ宮城県な話
昨年「塩竈アートウィークス2010」の紹介をいたしました。
中学同級生「中村晴子」さんの写真展が開催されたからでした。
彼女への思い出を、語った「くだまき」でございました。
そして、昨日メールを一通拝受。酔漢仕事中ではございました。
「おっ!『ふみちゃん』でねぇか。まだ、ひさしぶりだごだ?」
と、その内容を拝読しておりました。

「ふみちゃん」は、中学の後輩。丁度僕らが卒業した後の一年生の学年です。
塩竈市の出身。今はご自身で出版会社をやっておられます。
その彼からです。
「今度、塩竈で古本のイベントを開催いたします。日時は10月23日・24日の二日間。場所は昔の公民館です」
「昔の『公民館』って・・・あそこすか!まだあったのすか?」
塩竈一小の丁度下。蒲鉾のような恰好をした講堂がある建物。
酔漢が幼少の頃、ここが予防注射の会場でございましたので、子供心に「注射をする大きな建物」という印象があるのです。
今でも、あの舞台と共に蘇りますのは「消毒液の匂い」なのでした。
HPを読んでいただくのがよろしいかとも考えましたが、一部「くだまき」にてご紹介いたします。

【一箱本送り隊】は、
自宅が、図書館が、書店が地震や津波で失われた被災地で、
本を読めない生活を強いられているたくさんの人たち、
子どもたちのために本を届けるためのプロジェクトです。

3月11日の東日本大震災により、
東北地方をはじめ広範な地区で想像を絶する災害が発生しました。
地震と津波、また福島原発の事故による避難生活を強いられた方々が
数多くいらっしゃいます。命の確保、生活の確保が優先されるのは当然ですが、
私たちはパンのみにて生きるものではありません。心にも栄養が必要です。

私たち【一箱本送り隊】は、
「不忍ブックストリートの一箱古本市」からはじまった
全国のブックイベントの参加者たちをネットワークした有志団体です。
「本好き」だからこそ、
「本を読みたい」人の気持ちになって被災地に本を送ります。
(上記、HPより抜粋)

「酔漢さん。被災地では食料や衣類が最も優先させるべきものだと思ってますが、これからは、精神的な部分での支援が絶対に必要になります。本はその手助けになるんです」
先ほどもお話いたしましたが、本人も塩竈市のご出身。
都内にいて、被災地への思いはいかばかりだったか。
彼とは何度もメールのやり取りをしておりました。
「自分で被災地へ何ができるのか」
彼が出した答えでもあったのです。
果たして五月。
彼と仙台で話をする機会に恵まれました。
「この活動を通じて、自分がしなくてはならない事。そしてすべき事が分かりました」
仙台、塩竈、多賀城の被災地を自身の目で確かめた彼の言葉でした。
「塩竈でイベントが出来たら・・・」
彼は、その頃から準備していたのだろう。
昨日のメールからそう思いました。

「『塩竈フォトフェスティバル』とのコラボなんです。平間さんと一緒にやります」
「塩竈フォトフェスティバル」って?
平間君(失礼します。どうも「ひらま写真館のやろっこ」になってしまう酔漢です。ご容赦下さい)と一緒なのかとHPを拝見いたしました。

塩竈フォトフェスティバル
塩寵フォトフェスティバルは、2008年3月、塩竃市出身の写真家・平間至氏を中心に、第一線で活躍する写真関係者を塩寵に招き、市民とともに、さまざまな切り口から写真に親しむイベントとしてスタートしました。第1回開催の反響は非常に大きく、2009年10月に第2弾を開催。県内ばかりでなく、北海道から九州まで16日間で約9000名を動員しました。

震災後、企画は白紙状態に戻りましたが、現地の皆さんや過去の来場者の方々から開催を望む数多くの声が寄せられ、2011年秋に第3弾の開催が決定しました。震災から7ヶ月。被災から復興へと向かう塩竃から全国に「写真のまち」の魅力を発信します。
(上記HPより抜粋)

詳細は上記HPをご覧ください。

重ね重ね思いますのは、「去年の晴子、今年のふみちゃん。学年を超えておらほの母校の先輩後輩が塩竈で繋がっている」
この事実なのでした。
酔漢、何とか、彼のイベントが成功のうちに終わってもらいたい。
こう思ってやみません。

詳細を少しここでご紹介いたします。

★10月22日(土) 

会場:ふれあいエスプ塩竈
JR 東北本線塩釜駅前(徒歩1 分)駐車場あり TEL: 022-367-2010
入場無料(ワークショップを除く)

11:00~16:00 空中庭園(雨天時は3F) 
一箱古本市
2005年に東京の谷中・根津・千駄木ではじまった一般参加の古本イベント。仙台をはじめ、全国各地で開催されています。店主さん募集!段ボール一箱分のお手持ちの本に値段を付けて、販売してみませんか? 一日だけの「本屋さんごっこ」を楽しみましょう。
出店料:500円  
申し込みはこちらから。(9/15の0時から申し込み開始です。)

古本バザー
一箱本送り隊や各地のブックイベント団体が集めた本を、均一価格で販売します。売上金は、一部の経費を除いて、東北の震災復興支援のために活動するグループに寄付させていただきます。

参考書・問題集の無料配布(提供:千葉県柏市 麗澤中学校・高等学校)

13:00~15:00 3F創作室
ワークショップ「思い出の本をつくる」 
講師:岡田とも子(アトリエ葉)  
地震後に家のなかで見つかった写真や手紙、メモなどを貼り付けて、自分だけの思い出の一冊をつくりませんか? 簡素な製本作業なので、お子さんでも参加できます。
材料代:500円
申し込みはこちらから。(9/15の0時から申し込み開始です。)

〔一箱古本市、ワークショップの予約方法〕
応募フォームから送信、
あるいはビルド・フルーガス(塩釜市港町2-3-11 TEL 080-3198-4818)店頭でお申し込みください。


★10月23日(日) 

会場:塩竈市公民館本町分室
JR 仙石線本塩釜駅/西塩釜駅(徒歩8 分)
塩竈市公民館本町分室(駐車場なし TEL: 022-362-2555)
*注意 会場には駐車場がありません。「ふれあいエスプ塩竈」(徒歩12 分)、
もしくは本塩釜駅周辺の駐車場をご利用ください。
入場無料

12:30~13:30 大講堂
ライブペインティング「音楽と絵の即興コラボレーション。塩竈にて」
ピアノ:三浦陽子  絵:牧野伊三夫

14:00~16:00 大講堂
サイレント映画 活弁付上映会
上映作品 『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』小津安二郎監督 1932年 
35ミリで上映
活弁:坂本頼光  ピアノ伴奏:柳下美恵
子どもたちがはじめて出会った「大人」の世界を巨匠小津安二郎監督が描いたコメディ映画の傑作。活弁付きで上映します! 子どもにも大人にも楽しんでいただけます。映画の前には、パラパラまんがやゾーエトロプなど、「映画のはじまり」がわかるワークショップもあります! どうぞ、お楽しみに。

12:00~17:00 大講堂
古本バザー
益子珈琲隊カフェスペース(お菓子:Atelier Poran)

※)開始時間は都合により少しずれる場合がございます

一箱本送り隊 塩竈ブックエイド
こころにもパワー!本とたっぷり遊ぶ二日間。


皆様へ。
今年もまた、このお願いです。
お時間がございましたら、是非おでかけ下さい。
本や映像と楽しめる二日間です。

そして、その前日には仙台でプレイベントが開催されます。

考えるテーブル 震災のあとで〈表現する〉こと
こちらも是非。
宮城が誇る漫画家「いがらしみきお」さんがいらっしゃいます。
上記HPへアクセスしてください。

ふみちゃんからの電話。その後半。
「酔漢さん、塩竈のお鮨屋さんを一件紹介していただけませんか?少しばかり人数が入って、塩竈を感じることの出来る・・・」
「場所、公民館なんだすぺ?んで、あそこがいいんでねぇか?」
と、一件のお鮨屋さんを紹介しました。
イベントの話からお寿司の話になってしまいました。

全国から、わくわくする本、うっとりする本が届きました。
いつでも私たちに希望を与えてくれる、たくさんの本に会いに来てください。
一箱古本市、古本バザー、映画上映、ライブペインティング、カフェなど、
本好きの仲間が集まって一緒に楽しむ二日間です。
(上記、塩竈ブックエイドHPより抜粋)


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2 コメント

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好いイベントですね! (すず)
2011-10-04 11:46:31
 私も支援物資として、お名前もお顔も判らない皆さんから集められ送られた本を、ダンボールに一箱頂きました。新刊ミステリーあり、表紙のない文庫あり、どれもとても嬉しく読ませて頂きました。

このイベントも、きっと多くの被災地民にたくさんの喜びが与えられると思います。主催者&スタッフの皆さんのご健闘を祈っています。

いがらしみきおさんのポスター、よくもまぁと思うくらい、「あの日の空気」が感じられます。『ぼのぼの』ほか何冊か漫画を持ってますけど、絵を描かれる人ってほんと凄いですね。
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すず様へ (酔漢です)
2011-10-04 19:09:13
昨年も塩竈ふれあいエスプへのイベントを紹介いたしました。
これも、御縁かなと思います。
彼の運動が少しずつ広がっている感触があります。故郷で活動できるっていいですね。
と彼が話しておりました。
是非、成功させていただきたい。こう思いました。
いがらしみきおさんのポスターは、深いメッセージが込められているように感じました。
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