酔漢のくだまき

半落語的エッセイ未満。
難しい事は抜き。
単に「くだまき」なのでございます。

夏休みに・・赤坂で七ヶ浜 

2008-08-15 09:57:54 | もっとくだまきな話
都内で会議。
「赤坂で一杯」と言う事に。
「酔漢さん、飲めるんですよね」
「あ!こいつ。そんなもんじゃない。そして、酒にやったら詳しい」
と先輩の弁。
「そうですよね。酒の担当やられて結構長いですものね」
酔漢、コメントのしようもなく、黙って居酒屋まで。
「さぁ、ここ。安いし、お薦め。ところで酔漢さんこの、のれん読めます?」
ふと、のれんを見ますと・・
「『亦楽』『えきらく』だすぺ。有朋遠方来不亦楽乎『トモアリエンポウヨリキタル マタ タノシカラズヤ』だっちゃ」
「ここに連れてきて、パーフェクトな解答はなかったですよ」
「んだって、地元の小学校の名前さぁあっからっしゃ」

「七ヶ浜町立亦楽小学校」
この小学校が尋常小学校のとき、父が疎開で神奈川から来ました。
(そのお話を始めますと、「少年時代」という映画そのものになってしまいます)

ここから先は呑みながらの会話

「そんな学校あるんですか」
「町立第一小学校とかじゃなくて?」
「どんな訳でこんな名前ついたかしゃねぇけんどっしゃ。小学校さぁ『楽しい』って意味こめているなんて、全国広しといえどここしかねぇんでねぇかって思うのっしゃ」
「考えれば『粋』な名前じゃないですか。『亦楽』かぁ。この飲み屋と同じ意味なんですね。『居酒屋』と『小学校』と接点があるのかぁ・・・」

小学校創立時、この名前を付けた先生の想いが伝わります。
「学校さぁこねぇすか?楽しいところだっちゃ。友達もいっぺぇいっちゃ」

「酔漢さん、どうしました?明後日の方向いて・・」
「有朋遠方来不亦楽乎」
「宮城の友人達と飲む機会があっと、この言葉さぁ思い出すのっしゃ」

「七ヶ浜町立亦楽小学校」
やはり名前がいいですよね。

それと、この小学校の校庭の松の木は、見事です。
右に枝が直角に近く曲がっております。道路脇にすぐ見えます。
天然盆栽です。そしてかなり大きい。
知られていないのが不思議です。(写真がなくてスミマセン)

そう言えば、北京オリンピックの開会式にもこの言葉が使われておりました。
今一度
「有朋遠方来不亦楽乎」


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10 コメント

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Unknown (ひー)
2008-08-15 12:08:16
しばしお待ちくだされ・・・
今から写真撮りに行ってきます。
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撮ってきました。 (ひー)
2008-08-15 17:38:29
すぐ、車飛ばして行って来ました。
記事UPしましたよ。TBしておきます。
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居酒屋亦楽 (酔漢です )
2008-08-16 01:07:15
ひー様へ
「居酒屋亦楽」なんとHPがありました。赤坂だったらもっと他で呑みたいものですが、先立つものがありませんものですから・・・・
(おだって検索したらあったっちゃ)
TBありがとうございます。
先ほど、ひー様のブログにおじゃまいたしました。
本当にうれしくて、言葉にならない「コメント」になっております。
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亦楽 (おばらあつひろ)
2008-08-16 10:11:35
その言葉、ガクセー時代の恩師も好んでおりました。遠方より友来たる、と。

その恩師も、昨年(ちょうどこの時期に)亡くなりました。学び舎で過ごした日々、楽しからずや…と岩手の片田舎より偲んでおります。
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何よりです (ひー)
2008-08-16 20:05:51
(居酒屋 亦楽 赤坂)で検索したら、酔漢さんの記事がトップに出てきました。
西麻布とかにあるんですね~
ネットは面白いですね~
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えきらく (ぱるえ)
2008-08-16 22:16:46
おばんです
ひーさんのところからやって来ました

子どもが通っている学校です。
松の木の存在は全然知りませんでした。
ひーさんの写真を見ても???状態です。
こんな立派な木があったんですね~
今度注意してじっくり見てみようと思います。

校名の亦楽について…
長女が低学年のときに、学校から説明を受けたおぼえがあると言っていました。
ちょっと年齢的には理解できなかったようです。
わが家にとってもいい機会になりました。
子どもたちは自分の学校の名前の由来を、興味深く聞いてくれましたよ
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いろんな思いに (酔漢です )
2008-08-17 00:03:40
おばらあつひろ様へ
短い詩に、多くの言葉や意味が複雑に絡み合っておりますね。
取り様は人それぞれ、自分の感じが大事ですよね。遠方より来る。
どれだけの時間を費やしたことでしょう。。
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つくづく (酔漢です )
2008-08-17 00:09:23
ひー様へ
世の中狭いのか広いのやら・・・
あの会議は上司の代理出席でした。
あの日に「亦楽」の、のれんをくぐらなければ、「亦楽小学校」も思い出さなかったのかもしれません。
本当に不思議な縁を感じます。
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七ヶ浜へは・・ (酔漢です)
2008-08-17 00:16:22
ばるえ様
花渕浜へまいりますと、酔漢ではなく、本当の姓があちこちに?ございます。
(すみません、あまり詮索しないで下さいネ)
祖父の生家がございます。
祖母の生家は吉田浜。
ですから、本当に故郷なのかもしれません。

子供の頃から、多くの思い出のあるところでございます。

また、遊びに来てけらいん。

よろしくお願いいたします。
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不亦楽乎 (丹治)
2008-08-18 12:12:49
繰返しになりますが、酔漢さんが来てくれた晩は本当に愉快に過せました(まだ来てけらいん)。
八月十五日は高校同窓会の納涼大会ですが、応援団の後輩と昼間っから飲んでました。
昨日は昨日で、高三の時の同級生でやはり山好き酒好き温泉好きの男と飲みました。なお彼は今晩帰京の予定ですが、出発前にまた一杯やることになっております。
小生たまたま地元に残っておりますが、多くの友人が県外に出てしまってから、論語の「有朋自遠方来、不亦楽乎」の意味が分るようになりました。孔子様が説かれる所とはちょっと違う気がすることはするのですが・・・
それにしても亦楽小学校。「学校」ならば論語の同じ箇所でも「学而」「時習」といった名前をつけそうなもんですが(某旧制高校の寮に学而寮、時習寮というのがあります)、「亦タ楽シ」とは素敵な名前ですね。「粋」というのとも違いますが、ゴチゴチの真面目さで「勉強するんだ」というのではなくて、大らかさ、のびやかさが感じられます。
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