酔漢のくだまき

半落語的エッセイ未満。
難しい事は抜き。
単に「くだまき」なのでございます。

昨日の夕刊から・・「釜」と「竈」

2011-06-17 11:15:33 | ああ宮城県な話
昨年の今頃。丁度夏休みの計画を立てるこの時期。藤沢駅のコーナーには宮城への旅ポスターが多く張り出されておりました。
「日本。美まし国。伊達」「宮城 寿司街道」「仙台・松島・蔵王2泊3日。秋保温泉へ」などなど・・・・。
ところが、やはりあの震災以降、こう言ったポスターは貼られていません。
「少し寂しいな」と、通勤の帰りに思ったりもします。

宮城県の方は、読まれることの少ない「読売新聞夕刊」です。
昨日、「塩釜」と題して記事が書かれておりました。

その記事のご紹介の前に。
「塩釜」と「塩竈」ですが、「竈」と「釜」では意味が違ってまいります。
現在では表記は「どちらでもよい」とされておりますので、問題にはいたしませんが、酔漢のこだわりはございまして「塩竈」であってもらいたいのです。
すみません、これは「酔漢のこだわり」でございます。
実は「知っていて敢えて(書くのが面倒だからは、正当な理由になると思うのですが)釜の表記を使用するのはまだ良し」とするのですが、この記事を書いた記者は誤解のまま「塩釜」としております。

地名に残るとおり、塩づくりを教えた神様でもある。松社の御釜神社には、古来、塩を作ってきた四つの釜が安置されている。(上記、記事抜粋)

地名は「釜」ではなく「竈」です。上記、塩作りを教えた神様として「塩土老翁神」ですが、この神様は塩竈神社に祭られております。

塩竈か塩釜か。小学校の時、先生が話してくれました。今は教えてないのかなぁ。

さて、ここまでは「酔漢のこだわり」です。
しかして、記事の内容は故郷の様子を知るのによい機会となりました。

仲卸市場が少しづつですが、開店する店舗が増えていること。
「すし哲」親方「白幡」さんのインタビューも。
「誰も恨みっこなし。小さくても明かりをともすことが大事」
しばらくご無沙汰しているなぁ。親方ごめんなさい。
今度寄ります。

しかしながら、まだ復興が遠いことも事実。
多門山からの写真を掲載しておりますが、記者は吉田浜、代ケ崎とつづく道を通ったはず。
あの惨状を伝えることが主旨ではない記事とは承知してはいるが、その様子をどのように感じたのでしょう。

写真の「馬放島」は海水浴や潮干狩りを楽しんだ場所でした。
その風景を懐かしみながら、故郷を復興を節に祈る(これしかないのですが)酔漢でした。


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5 コメント

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塩竈 (ひー )
2011-06-17 23:39:10
お客様のパスポートを代理申請した時でした。
基本は住民票に従い、記入しなければなりません。

住民票は竈です。
私はあえて係りの人に聞きました。
どちらを書けばいいですか?
すると、呆気なくどちらでもいいですよ。

ちょっとガッカリしました。
塩竈を愛する人はこだわりを持ってる字ですからね。

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Unknown (Unknown)
2011-06-18 08:19:38
子供は小学校で「竈」の意味を習い書く練習をしました。
高校入試の願書に「竈」と記入しなければならないのですが、子供はすらすら書いたのに親の私は「???」
願書の中で「竈」の字だけが異様に大きくなり、子供から「しっかりしろ~めくせっちゃ~」と言われてしまいました。
普段から書いていればいいんだわ、とあの時思ったのに、やっぱり「釜」を書いてしまいます。

関係ありませんが、塩竈神社の地層は「アンザン岩」で出来ているから「安産の神様」と中学校の理科の先生に教えられた事だけは30年たった今も覚えています。
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Unknown (ゴエモン)
2011-06-18 08:20:47
すみません。名前なしで投稿してしまいました。
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ひー様へ (酔漢です)
2011-06-21 17:16:04
そうなんですよね。やはり「塩竈」でないと。
下記リンク先ブログに「塩竈で暮らす」がありますが、冒頭に「塩釜」ではなく「塩竈」です。とございます。
漢字の意味が全く違ってまいりますが、読売の記者が間違っているのですから、全国的に誤解のまま知識としている方が多いのかと。
これ塩竈市は運動してもいいんじゃないかな。って思いました。
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ゴエモン様へ (酔漢です)
2011-06-21 17:17:58
安山岩ですか。
知りませんでした。
突き出た古い地質の上に一森はありますよね。
小松崎のむき出し地層は何の深成岩だったか記憶が・・・。
やはり「竈」ですよね。
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