キャリアコンサルティング協議会技能検定部長 庄子芳宏先生の
セミナーから引用しました。
表題はロジャーズが 晩年に語ったという言葉です。カウンセラーにとって最も大切なことを1つだけあげるならばそれは「presence(目の前にいる)」であるということです。「全ての理論や、技巧を超越して クライエントという一人の人間の前に ひたすらその話を聴くだけのために一人の人間として存在すること」
シンプルではありますが 実に味わい深い言葉です。
その他興味く感じた先生のコメントは
・講演の名手はスピーカーとして磨かれるため、カウンセラーとしては技量が落ちる
・本当の共感は難しい(実現はほとんど不可能であり努力目標)、むしろ違和感(共感できない部分)を大切にした方が良い
違和感を伝えることは時に、本当に傾聴して理解したという伝え返しとして相手に受け取られ、真の自己一致につながる
・ピアカウンセリング(仲間内で行うトレーニング)はライブ(架空のモデルではなく実際の悩み)で行った方が勉強になる
・シンクロ(呼吸や姿勢、話す速度等を相手に合わせる、真似すること)はクライエントとの距離を縮める
等です。