思えば、孤独は美しい。 糸井重里 著 ほぼ日
図書館で見かけてちょとだけ読んだ本。糸井重里氏が1年に書いたすべての原稿とツイートから、こころに残ることばを集めて1年に1冊編む本、「小さいことば」シリーズの最新作の第11作目。本の紹介文に「糸井重里がずっと抱えているテーマである、ひとり、孤独、さびしさといったことがいつもにまして、フォーカスされている本になりました。」と記載されています。この本に載っているのは、いろいろな言葉からイメージされるそれぞれが繋がらない内容があちらこちらに散らばってるという感じを受けるエッセイです。相当前に一度だけ日日新聞というタイトルの本を読んだことがありました。その本はあまりおもしろくなかったなあということしか覚えていませんでした。その当時に比べたら歳を重ねたので、昔読んだときよりは、作者が意図する内容が少しだけ理解できるようになったかなあと思います。素通りしながらさっと読んだだけですが、言葉から連想するいろいろな状況や考え方は人気コラムニストならではの一風変わっていそうですが、誰かがどこかで考えていそうなことなのかもしれません。いろいろな内容が書かれていたエッセイですが、気になった箇所の感想を書いてみました。この本の17pにさみしさについて、「さみしさが、すべての生きものの生きる動機であるような気がする。」と記載されていました。この本では、いろいろな場合に感じるさみしさが取り上げられていますが、永六輔さんが作詞された名曲「上を向いて歩こう」について語られている箇所がありました。「上を向いて歩きながら歌ったことがないから歌ってみた。そうすると、この歌はちっとも明るくない歌で、涙がにじんでくるような悲しくさみしい歌だった。この歌にかくされた希望は、歌っていることそのものだ。」というような内容でした。なるほどなあと思いました。絶望の果てのさみしさをよく知りながらもこの歌を歌える人は強い人だと思います。辛いことがあっても悲しいことがあっても必死に生きようと頑張っているその姿はその人しかわからない、誰にも負けない美しさがあるという真実が隠されていると捉えることができる歌なのではないかと私は思いました。
図書館で見かけてちょとだけ読んだ本。糸井重里氏が1年に書いたすべての原稿とツイートから、こころに残ることばを集めて1年に1冊編む本、「小さいことば」シリーズの最新作の第11作目。本の紹介文に「糸井重里がずっと抱えているテーマである、ひとり、孤独、さびしさといったことがいつもにまして、フォーカスされている本になりました。」と記載されています。この本に載っているのは、いろいろな言葉からイメージされるそれぞれが繋がらない内容があちらこちらに散らばってるという感じを受けるエッセイです。相当前に一度だけ日日新聞というタイトルの本を読んだことがありました。その本はあまりおもしろくなかったなあということしか覚えていませんでした。その当時に比べたら歳を重ねたので、昔読んだときよりは、作者が意図する内容が少しだけ理解できるようになったかなあと思います。素通りしながらさっと読んだだけですが、言葉から連想するいろいろな状況や考え方は人気コラムニストならではの一風変わっていそうですが、誰かがどこかで考えていそうなことなのかもしれません。いろいろな内容が書かれていたエッセイですが、気になった箇所の感想を書いてみました。この本の17pにさみしさについて、「さみしさが、すべての生きものの生きる動機であるような気がする。」と記載されていました。この本では、いろいろな場合に感じるさみしさが取り上げられていますが、永六輔さんが作詞された名曲「上を向いて歩こう」について語られている箇所がありました。「上を向いて歩きながら歌ったことがないから歌ってみた。そうすると、この歌はちっとも明るくない歌で、涙がにじんでくるような悲しくさみしい歌だった。この歌にかくされた希望は、歌っていることそのものだ。」というような内容でした。なるほどなあと思いました。絶望の果てのさみしさをよく知りながらもこの歌を歌える人は強い人だと思います。辛いことがあっても悲しいことがあっても必死に生きようと頑張っているその姿はその人しかわからない、誰にも負けない美しさがあるという真実が隠されていると捉えることができる歌なのではないかと私は思いました。