レンタル店で借りて観た映画『家なき子 希望の歌声』の感想です。フランスの児童文学「家なき子」の実写化作品。11歳の少年レミが主人公。レミは、田舎の農村で優しい母親と牛とひっそり暮らしていたのですが、母親の夫、バルブランが出稼ぎしていたパリから戻ってきて、パリで拾ってきた子どもだったことを知らされます。バルブランは何かお金になるとレミを拾ってきたけれど、何の足しにもなっていないと、レミを孤児院に連れて行こうとした途中の街中で、偶然出会った旅回りの老芸人のヴィタリスに売り飛ばします。ヴィタリスはレミを引き取り、犬のカピ、猿のジョクリールと一緒に旅をしながら、レミの歌の才能を見出します。レミの歌声を聴いたヴィタリスは、こんなに心も歌も美しい素晴らしい歌声を聴いたことがないと告げ、レミに読み書きを教えたり、レミの師となり、旅をともにして行きます。旅を続けて行く間に、ヴィタリスとの絆を深めつつ、自らの才能と生きる力を身に着けて行くレミが頼もしく描かれて行きます。相当苛酷な試練を体験して行くレミの波乱万丈の人生が描かれていますが、レミ少年を信じてくれる人がいるということ、レミ少年を大切にしてくれる人がいるというだけで、血の繋がり以外の目に見えない絆を信じて、子供は成長していくのかもしれないなあと思いました。どんな境遇であっても、絆の存在や人の優しさ、夢を持つことの大切さなどを伝えていた映画だったなあとも思いました。ヴィタリスと旅をしている道中の美しい風景やヴィタリスがヴァイオリンで奏でていたチゴイネルワイゼンの美しい音色、レミ少年の美しい歌声が印象に残った映画でした。
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