TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

夏じじい

2007年10月17日 | 読書日記
夏じじい 小林里々子著 講談社
高校2年生の菜津緒は兄の司法試験の勉強のため、
四国の片田舎に預けられることになる。
そこで待っていたのは80歳の杉一槍というおじいさんだった。
四国の自然あふれる田舎での一槍おじいさんとの不可思議な共同生活が始まる。
バイクに乗ったり、畑仕事をしたり、
魚釣りをしたり、蛍を見たりと田舎ののんびりとした生活。
一槍おじいさんと喫茶店愛の愛子さん、
一槍おじいさんの仲良しの浦木さんという
ほのぼのした人々との触れ合いを通して
受け入れなければならない生と死の現実や
一槍おじいさんの生きてきた過去と向き合う。
逃避できない過去と現実。
高校生の菜津緒がこの田舎の生活を通して
感じていく心の微妙な変化を表現した文学的な小説だった。
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「ここだけの話」が「ここだけ」なワケがない。―口グセから相手のホンネを読む本

2007年10月16日 | 読書日記
「ここだけの話」が「ここだけ」なワケがない。―口グセから相手のホンネを読む本 
下関マグロ著 幻冬舎文庫
ちょっとした口癖の奥に潜む深層心理を
おもしろおかしく記載したような本だった。
ここだけの話なんですけれどはここだけのはずがないとか、
どちらに行かれるのですかのちょっとそこまでのちょっとは
実は言いたくないことだとか、
会話の途中でよくご存知ですねと出てくるときは
あなたの話はもう聞きたくないのサインとか
なるほど当てはまることもあるかなあと思った。
けれど、そうかなあ、そうかなあと
反論したくなりそうな事柄のほうが多かった。
エッセーとしてそんなこともあるのかなあぐらいの
軽い気分で読んだらいい本だ。
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黒川紀章氏の建造物

2007年10月15日 | ひとりごと
10月12日に建築家の黒川紀章氏が急逝。
大阪万博の東芝館や心斎橋にあったソニータワーや
吹田の国立民族学博物館や国立文楽劇場などの
大阪でもたくさん目の辺りにしていたた建造物が
黒川さんの設計だったのだと改めて知った。
子供の頃、万博に行って宇宙船のような概観をした東芝館は
今も強烈なインパクトとして心に残っている。
東芝館の中で見た映画がどんな映画だったかは忘れてしまったのに
映画を見終わってからドームのようになっていた
パビリオンの上の屋根の部分があいて
すごいなあと子供心に感動したのは今も鮮明に覚えている。
ああいった発想は当時のパビリオンでも斬新だったのではないかと思う。
最近は東京都知事の選挙や参議院選挙で世間を変に騒がしていたけれど
黒川氏は亡くなっても建造物はこれからも生き続ける。
芸術の仕事は作った人がそこにいなくなっても
いつも人々の心に生き続けていく大きな仕事であるのだ。
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ICOCAカード

2007年10月14日 | ひとりごと
JR西日本のICOCAカードは便利だ。
最初に500円支払わなくてはならないのだけれど・・・・・
この前奈良に行ったときも奈良交通バスでも使えたし、
最近は提携している電車やバスも多い。
サヴォイのスーパーやキオスクでもICOCAカードが使える。


JRで長いこと通勤していたのでそのときのICOCAの通勤定期を
今もICOCAカードとして利用している。
チャージを時々しながらの利用である。
ICOCAの表面には通勤定期のときの駅名が
薄く印字されているのが見えている。
転勤に伴い、地下鉄で通勤しないといけなくなったので
今は、磁気の通勤定期を使っている。
JRは通勤定期を購入するときはクレジットカードでもOKだった。
朝の6時30分からみどりの窓口がある駅ならどこでも購入できた。
地下鉄は現金しかだめだ。
最寄駅の売り場は朝は10時からしか売らない。
おまけに日曜は休みだ。
地下鉄のどこの駅でも定期券は売っていないのですごく不便だ。
磁気の定期券なので改札で通さないといけないのでしんきくさい。
もちろん、ピタパとかいうクレジットカードを備えた定期券もあるが
クレジットカードを改札機に通すなんて
コンピュータのことがわからない素人にはこわくて使いにくい。
ICOCAはICカードなので改札機に触れるだけでよかった。
寒いときとかは手袋をはめたまま、定期券入れのまま触れるだけでよかった。
地下鉄は磁気の定期券なのでいちいち定期券入れから出さないといけない。
地下鉄で通勤しないといけなくなった当初は時代の逆行のような気がした。
それに地下鉄は階段の高さが低く、
階段の数も多いのと
階段に模様が書いてあるので
両目の視力が極端に違う者にとったら踏み外しそうになる。
駅の階段も敷地が狭いからか電車を降りたら
まるで遠いところまでいじわるしているように歩かされる。
わざわざ余分に歩かないとたどり着けないような階段や出口が
変なところにあってすごくむだな作り方だと思う。
地下鉄が嫌いなのに地下鉄に乗らないと
いけないという毎日の苦痛。
それから逃れるには地下鉄で通勤しないようなところに
転勤するしか策がない。
それまでに少しでも毎日通勤する大阪市営の地下鉄が
もう少し進化して欲しいと思う。
せめてICOCAカードのようなものがあればと思う。
いちばん無理な話だった。
変わるはずがない・・・・・。
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温かい心で生きてる人はやっぱり強い!

2007年10月11日 | 読書日記
「温かい心で生きてる人はやっぱり強い!」内海実著 KAWADE夢新書
「きちんと生きてる人がやっぱり強い!」の続編のような本。
勝ち組、負け組という発想や勝ち組と思っている人々の中に潜む
人を蔑む感情を笑い飛ばしてくれそうな勇気づけられる本だった。
「人の痛みがわかる人は人に愛される」
「他者も自分も信じられる人は人に認められる」
などの章ごとに分けられている。
章ごとの最後に「イマイチの人は・・・・」というふうに
いくつかを箇条書きに記載されていてまとめられている。
世の中で目立つ人々ばかりが偉いのではないとか、
人は見た目が9割という本も流行っていたが、
実はそうではないこともあるとか、
内向型の人も考える力があるとか
フムフムそうだっだとか
読んでいてこうスパッと言ってもらえて
嬉しくなる本だった。
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ヤマザキパンの値上げ

2007年10月10日 | ひとりごと
朝のニュースでヤマザキパンが値上げすると言っていた。
原材料の小麦粉などの値上げで約8パーセントの値上げだそうだ。
近所のスーパーは10件くらいあるのでどんなものも
大手のスーパーよりは比較的安く売っている。
ヤマザキパンの超芳醇は安いときは78円とかで売っていた。
12月から値上げということらしいので
もうそのような安値で売らなくなるのだろう。
最近はトイレットペーパーやカップ麺、お菓子類とかの相次ぐ値上げで
給料は下がる一方だし、我ら庶民にとっては大打撃である。


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浦島ハーバーホテル

2007年10月09日 | 旅日記
連休を利用して串本に2泊3日で旅行。
今回も常宿の浦島ハーバーホテルに宿泊した。
浦島ハーバーホテルは橋杭岩や大島や串本大橋が
どの部屋からも見えるほったらかしといてくれる
リーズナブルなお気に入りの宿だ。
温泉も泉質がよく、露天風呂はあつい湯とぬるい湯があって
ぬるい湯からは橋杭岩や大島や串本大橋が見える。
望橋の湯という桶風呂もある。
最近は2階と3階の各客室が改装されてきれいになっている。
食事は朝夕バイキングで夕食はてんぷらが特においしい。
まぐろといかのおさしみとまぐろなどのお寿司もある。
和歌山ラーメンもある。
朝食はおかゆやパンもあるし、卵焼きとポテトサラダがおいしかった。
串本では丁度秋祭りで獅子舞や餅撒きもあった。
今回は家族と釣りを楽しんだ。
串本漁港の近くで投げ釣りで鯛やキスが釣れた。
小振りの鯛が多かった。

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サンバレー那須高原

2007年10月06日 | 旅日記
サンバレー那須高原に宿泊した。今回は3回目の宿泊だった。
来るたびに施設が広く、大きくなっているような気がする。
今回は本館に宿泊。那須塩原駅からホテルのシャトルバスに乗せてもらいバス代をうかすことができた。
着くとウエルカム・ドリンクが何種類か用意されていていちごワインやカルピス、コーヒー、ジュースなど好きなだけ飲めるようになっていた。
部屋には案内なしで各自で行くことになっているらしく、
このかまわない感、ほおっておいてくれる感がいごごちがいい。
本館のアクア・ビーナスという大きなお風呂以外にもホテルの敷地内に建つホテルの中にあるお風呂に入れるのだが、そこに行くのにはほんの少し遠いけれどフロントに頼むとすぐにバスを出してもらえる。
フォレストヴィラというホテルとオリエンタルホテルのお風呂に入らせてもらう。
フォレストヴィラのお風呂は泉種のちがう温泉の浴槽が何個かあった。
オリエンタルホテルのお風呂は檜風呂だった。
どちらのお風呂も人が少なく、ゆったりと入れた。
最初にここに入るほうがお勧めだ。
アクア・ビーナスのお風呂にも洗い場があるけど広すぎて風通しがよくて寒いときがあるからだ。
それと、アクア・ビーナスはものすごく広くて大きいから浴槽が一杯あるから移動している間に体が冷えてしまう。
アクア・ビーナスと本館のお風呂は二つの温泉が混ざった寝湯が気持ちよかった。
フルーツ風呂にはたくさんのりんごやオレンジが入れてあったけれど誰かにかじられたあとがあるりんごが何個か浮いていた。
5時30分よりバイキングの夕食。
かにやしゃぶしゃぶのお肉やステーキ、てんぷらなどをおいしくいただいた。
那須高原に来る機会があると今度は違う他のホテルに泊まろうと思うのだけれど、
旅行社のパンフレットを眺めているとやっぱり今回もサンバレーに泊まろうかとなってしまう魅力がどこかにあるのだろうと思う。
各年齢層に慕われているホテルではないのかなあと思う。


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奥日光湯元

2007年10月06日 | 旅日記
休暇村日光湯元に宿泊した。
何年か前にも宿泊して日光湯葉御膳とかいうのをいただいて
引きあげ湯葉が大変おいしかったので
今回も湯葉会席とかいうのにしてもらったのだが、
今回の料理には残念ながらついていなかった。
生湯葉と豆乳のお鍋がおいしかったけれど、
前回のほうがポイントが高かったかな。
屋根のない乳白色の露天風呂では雨が降っていたからタオルを頭に載せて入った。
最近の休暇村は露天風呂があるところが多くなったけれど
日光湯元の休暇村は他の観光旅館ぐらいの立派なお風呂で快適だった。
休暇村に2日や3日くらい連泊してゆっくりされる
関東近郊から来られた方々が多かったのには驚いた。
先月も来たんですとか、ここが好きで毎年、来ているんですとか、
ご年配の方々の憩いの場所になっているようだ。
確かに東京から東武鉄道と路線バスで3時間半の近さだ。
温泉もいいし、空気もおいしいし、
こんなに身近に自然を感じることができるし、絶好の癒しの場所だ。
少し、奥まったところに行けば、人にあまり会わないことも多いところだ。
大阪の近くにこんなところがないのでうらやましい。
また機会があればいつか来てみたいと今回も思った。
今度は夏の季節もいいかなあ。


湯めぐり手形で無料で近くの旅館のお風呂も入れた。
奥日光小西ホテルのお風呂に入れてもらった。
15年ほど前に昨年亡くなった叔父と一緒に泊まったホテルで懐かしかった。
露天風呂は当時のままの趣で昔のように湯船に木の葉が浮いていた。
湯元付近をもっと散策したかったけれど、降りしきる強い雨のため断念した。


写真は休暇村に着く前に途中下車して立ち寄った湯滝。
湯元の湯ノ湖から流れ出た水が湯滝へ、中禅寺湖へと流れて行く。
この時も激しい雨だったので、湯滝の量も普段より多いように思えた。

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草木湖の側にある富弘美術館

2007年10月05日 | 旅日記
富弘美術館に行ってきた。
わたらせ渓谷鉄道で神戸(ごうど)で降りてバスで往復500円。
星野富弘さんのふるさとのこの地に建つ美術館の近くの木々は少し紅葉していた。
中学校の教師のときに事故で首から下の体の自由を失い、
筆を口に加えて絵や文字を描く星野富弘さんの水彩画を展示していた。
花の詩画集がたくさん展示されていたが、
優しい色使いとほんわかした優しい字体で
絵を見、詩を読む人々の心をいつのまにか優しい気持ちにさせてくれる。
さりげない言葉や行いに対して、生きていることに対しての
素直な感謝の気持ちが語られていて
生きていることのすばらしさを改めて考えることができた。
以前、書籍で読んだことがあったけれど、
こんなにたくさんの絵や詩を直に見たら
本当に花や日常生活に関する観察力、人間に対する洞察力は
大変繊細で鋭い画家であると実感した。
この後、童謡ふるさと館に行きたかったけれど、
バスと電車の時刻の関係で神戸駅に戻り、
駅の側の列車レストラン清流でお昼のまいたけの入ったおそばの昼食をとる。
丁度、食べ終わった頃に1日に1回運転されているトロッコ列車がホームに
入ってきたので乗車した。
たくさんの旅行者の人々が神戸駅で降りられたので車内はすいていた。
神戸駅を発車してからまもなく長いトンネルに入った。
草木トンネル5.242キロメートルもあるとわたらせ渓谷鉄道のパンフレットに
書いてあった。
窓のないトロッコ車両はトンネルに入ると風が強くて少し寒いくらいだった。
わたらせ川に沿って走るわたらせ渓谷鉄道は車窓からの眺めが
大変素晴らしかった。紅葉の時期ならもっときれいだろうと想像力を膨らませる。
天気も曇りだったから晴れたらもっときれかっただろうと思う。
トロッコ列車に揺られること45分で通銅駅に到着。
次の見学先の足尾銅山に向かった。





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