TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

おじいちゃんは水のにおいがした

2007年10月18日 | 読書日記
おじいちゃんは水のにおいがした 今森光彦著 偕成社
滋賀県の琵琶湖の西部の新旭町に住む
80歳を越えた三五郎さんは
琵琶湖に注ぎ込むきれいな川のほとりで60年以上も
家族が食べる分だけ魚を捕る漁をされている。
水の恵を知りつくしておられるからこそ、
自ずから自然を守り続けられるのだ。
美しい水辺の町の暮らしぶりの1年を
琵琶湖を愛する写真家である著者の目で追っている。
町の到るところから湧き出している湧き水を
利用してのかばたでの人間と魚との共生の知恵にも目を見張るものがある。
日本の美しい水辺の原風景がまだ、この地域には残っているのは
嬉しいことだと思う。

コメント
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