主治医に紹介状と予約までお願いし総合病院にやってきた。仕事オフの盆休みに胃や大腸を始め身体の精密検査をするためだ。実はコロナの院内感染が怖く躊躇っていたが、患者はきっと少ない筈?妻のひと言で優柔不断な夫は勇気をもらう、仕事以外は妻の手のひらで踊らされている世間一般のオヤジである。
強めの鎮静剤で眠ったままの内視鏡検査、健康診断は夫婦でもう20年以上続けている。大腸は3~4年置き、それ以外は毎年、血液検査は3ヶ月毎、女性特有疾患の検査も妻は欠かさない。少し前までは一緒に出掛けていたが今はそれぞれ病院に予約入れて検診、互いのスケジュールで送迎したりされたり、いい時間潰しになっている。
いつも驚くほどの患者の多さだが妻の予想が的中、ソーシャルディスタンスが保たれた待合室はまるでホテルのロビーのよう。先週は胃の内視鏡とCTスキャンの肺にスキャナーで内臓検査など、今日は大腸の内視鏡検査ということで早朝から下剤と腸洗浄剤を飲み続け腸は空っぽ状態。偶にはこれもいいものだとダイエットの本音が見え隠れする。叩けば埃も出る身体、俎板の鯉じゃないが開き直りベッドに横になるつもりだ。