
終戦記念日を迎えるたびに15年前に他界した父を思い出しています。大戦に2度も招集され満州からの引き揚げ者でもあった父と母、その波乱万丈な人生と必死に生き抜いた後ろ姿は私達子供の目標でもありました。
その父が残してくれた床の間の直筆の「万事意如」という一言を感慨深く観ています。父が若い頃、貧しそうな一人の老人に施しをした際、お礼に即興で書いてもらった書の中の一言がこれだったのです。一言が父の人生を後押ししてくれたでしょうし、引き継がれ息子はその重さを改めて噛み締めています。万事すべてが思ったように運ぶという恐ろしくも実に有り難い四字熟語なのです。86歳まで生涯現役として作家活動を続けた父が決して語らなかった戦争の真実、人生の中で唯一、意に反する振り返りたくない過去だったのでしょう。
戦後70年、このままではこの国は進む道を間違えてしまうのでは?と一抹の不安を覚えます。政治家に丸投げして批評や批判を唱える卑劣者ではなく国民一人一人がリスクを負って未来に立ち向う勇気!?「万事意如」と祈る前に、まずどうしたいのか?という意志を示さねばならない時期に来ているようですね。
その父が残してくれた床の間の直筆の「万事意如」という一言を感慨深く観ています。父が若い頃、貧しそうな一人の老人に施しをした際、お礼に即興で書いてもらった書の中の一言がこれだったのです。一言が父の人生を後押ししてくれたでしょうし、引き継がれ息子はその重さを改めて噛み締めています。万事すべてが思ったように運ぶという恐ろしくも実に有り難い四字熟語なのです。86歳まで生涯現役として作家活動を続けた父が決して語らなかった戦争の真実、人生の中で唯一、意に反する振り返りたくない過去だったのでしょう。
戦後70年、このままではこの国は進む道を間違えてしまうのでは?と一抹の不安を覚えます。政治家に丸投げして批評や批判を唱える卑劣者ではなく国民一人一人がリスクを負って未来に立ち向う勇気!?「万事意如」と祈る前に、まずどうしたいのか?という意志を示さねばならない時期に来ているようですね。