徳ちゃん繁昌リポート

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【現役奮闘記】バイヤー経験が将来を変えた?

2013年07月07日 | ひと安み
1984年3月18日、江崎グリコの江崎社長が自宅に押し入った2人組の男に連れ去られました。犯人は江崎社長を人質に大金を要求。その後、監禁されていた江崎社長は自力で脱出しましたが、犯人はグリコ製品に青酸を入れたとして同社を脅迫し始めたのでした。これが世に言う「グリコ森永事件」。やがてその矛先は丸大食品、森永製菓、ハウス食品などにも向けられましたが85年8月になぜか一方的に犯行の終結宣言?そして時効を迎えた何とも不可解な事件でした。

商品部バイヤーは5年程でしたが大卒すぐの20歳代後半に誰も経験しない貴重な体験をしたものです。それからのサラリーマン人生やビジネスの転換にも大きな勇気とパワーを与えたのは確かで、大げさに言うと進むべき道を変えるある種の自信にもつながったのでした。この経験がなければ恐らく無謀と思える脱サラなど考えもしなかったことでしょうね。
いろんな人達との出会いや関わりの中で処世術を覚え、憧れの大都会へも出張、最新の情報と幅広い視野を広げ、無から有を生み出す発想力を磨き、組織や大勢に伝える能力と動かす原動力、そして商売上の数字を組み立てるノウハウなどを習得させていただきました。まさに経営コンサルタントの土台づくりであったのかも知れません。若さ故の赤恥や失敗など数えきれないほどしましたがめげずに次なる修行、店長時代にと向うのでした。

最近も千葉県でコンビニのパンに縫い針という恐ろしい事件が起きましたが、当時も「かい人21面相」の青酸入りの報道でどこのスーパーも菓子売場どころかあらゆる売場の商品に薬物や異物混入のチェックの目が向けられたのでした。バイイングの商談もほどほどに店の監視や検査に駆り出され、山ほどの仕事を抱えどうしたものかと!?右往左往していましたね。

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