
「私は無駄にこの世に生れてきたのではない。また人間として生れてきたからには無駄にこの世を過ごしたくはない。私がこの世に生れてきたのは、私でなければできない仕事が何か一つこの世にあるからなのだ。」
現代のモチペーターの『相田みつを』、在家のまま道元禅師の正法眼蔵を学びその人生の根底には曹洞宗の教えが深く刻まれている。名言や格言、詩など優しくも力強い言葉に励まされた人も多い筈、どこの家の片隅にも書道や絵画、暖簾などに一つ二つはあるだろう。(1924.5/20~1991.12/17享年67歳)
日々の積み重ねが自ずと人生の答え導くもの、桜にいくら肥料与えてもサクランボにはなり得ない。「それが社会的に高いか低いか、そんなことは問題ではない。その仕事が何であるかを見つけ、そのために精一杯の魂を打ち込んでゆくところに、人間として生れてきた意義と生きてゆく喜びがあるのだ。」